相賀一成アシガール続編SPではあの織田信長が羽木領に侵攻してきます。
この時、織田家の武将として登場するのが相賀一成です。

信長は上洛するにあたり、伊勢攻略を美濃攻略に次ぐ重要課題と考えていたとされています。
この伊勢攻略を任された織田家の家臣は滝川一益ですが、この一益に伊勢を任せ、自らは美濃攻略に専念したようです。

上記の史実から考えて、ドラマで羽木領に侵攻してきた織田軍の中に信長本人はいなかったと思います。
羽木領が北勢にあったとすると、この人物・滝川一益がドラマ中の相賀一成と重なるんです。
名前もちょっとだけ似てるし…(^^;

永禄3年、一益は後の伊勢侵攻に備えて尾張西の伊勢長島への備えを信長に進言したといいます。
この時すでに伊勢攻略を命じられていた、と考えることにしました。
少々強引な考えですが…
長島のすぐ西にあるのが北勢。
本願寺門徒が支配する長島に今は手出しできないので、長島を迂回し、まずは強敵のいない北勢から手をつけた…と考えてみました。

相賀一成と重なる…と書いた滝川一益ですが、確かな出自は不明です。
父親が甲賀出身らしいということで、一益は甲賀忍者だったという説もあるようです。
忍者ファンの方々にはちょっと面白い話ですね。
伊勢方面にも土地勘があり、そこの攻略を任されたと。

いつから信長に仕えたかも不明。
いつのまにか織田家中に紛れ込み、いつのまにか信長に重用されていたという謎の多い人物。
まあ、秀吉も似たようなもんですが…

情報収集能力に長けていて話もうまく(たぶん…)、敵の調略が得意技。
もちろん一流の軍略家でもあります。
唯に高山のお笑い親子と言われた高山家当主の宗鶴などいちころかと…(^^;

ところで、相賀一成がもし忍者だったとしたら…(ドラマではあまりそれらしくないけど…)
櫓の上で月に消えた唯と若君の忍術?はさぞや羨ましかったことでしょうね。
ところで、この時に一成が発した言葉は字幕によると、

「余はまことに…月に?」

「余」は自分を指す一人称だと思いますが…
このセリフはいったいどういう意味なんでしょうか?