• このトピックには1,219件の返信、16人の参加者があり、最後に夕月かかりて(愛知)により4時間、 27分前に更新されました。
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    う・・・漬物! 

    ぷくぷく様
    う・・・漬物!ウケました。( ´艸`)
    漬物屋に、”う”と書かれた漬物の袋がずらりと並んでいるのが
    目に浮かんで。(^_^)v

    でも、次の書き込みをみて、オロオロ。。。
    8枚分、削除・・・さくじょって?!
    か、悲しすぎ~( ;∀;)
    また、最初の一文字から・・・

    でも大丈夫!ぷくぷく様には、すぐに文字の神様が降臨しますよ!
    楽しみに待ってますね!!!

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    おおたわけです

    次の妄想を着々と書いており、用紙8枚分まできてこれから大詰めという時に
    データを消してしまいました。
    自分で、何をしたのか分からず なんでぇ状態です(;_;)
    ほんと おおたわけです(>_<)
    また1からです(^_^;)
    黙っておれず、来てしまいました(;_;)
    すみません 失礼しました(^_^;)

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    照れますぅ

    妖怪千年おばばさん様、再チャレンジ待ってます(^_^)
    シャボン玉が見えました。キラキラしていて(^^♪
    一つのテーマで、人それぞれの物語が出来る。
    人はみな同じではないから、同じ考えが無いのも当たり前、
    だからこそ楽しいのではと思います(^_^)
    そう言った事をNHK掲示板に書いたこと有ったなぁと(^_^)
    私はただのう漬物です・・・うつけ者です・・・こんなこと考えてばったりです(*^_^*)
    悩みの種も植えて、アシ沼の水を与えて、芽が出ると、素敵な花が咲きます(^_^)
    お互いに楽しみましょう(^O^)/

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    ぷくぷく様の作品、大好きですよ!

    ぷくぷく様、読んでくださって嬉しいです。
    実は、今回のふきちゃんは、想定外の結末になってしまいまして。(;^_^A
    当初の設定は、漫画版で再チャレンジしようかと。。。

    ぷくぷく様の作品は、私には書けない魅力たっぷりです。
    きれいなシャボン玉が、次々湧き出すみたいな楽しさがあって。
    正直、羨ましいです。(^_^)v

    私のは、どうしても、固く、重くなりがちで。
    コメデイにしたいのに、なかなかで。
    それが一番の、悩みの種。(;^_^A

    カラッと笑える作品、いつか、書きたいな~。

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    マスターさん

    このマスターさん・・・
    文字ミスあり
    この場所って書いて、全て消したと思っていましたが
    〔場所〕だけ消して〔この〕が残ってしまいました。
    マスターさん、申し訳ございません(;_;)

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    お恥ずかしい限り

    妖怪千年おばばさん様のふきさんのお話読ませて頂きました(^_^)
    その前のお話もそうですが、本当に上品でかつ大人だと思いました(^_^)
    言葉も丁寧で情緒があって、読み終わった後、ふきさんの切なさ、強さが伝わりました。
    このマスターさんが作って下さった掲示板に昨年、出会い、早々に若君とふきさんの場面と
    ふきさんが鐘ヶ江に戻ってからの事を妄想して書かせて頂きました。
    元来おチャラけた性格の上、学が無く、ボキャブラリー不足の為にちゃんとした言葉、表現も出来なくて、結果おチャラけた話になってしまいました。まぁ、他の妄想作品もみんなそうなのですが(^_^;)
    妖怪千年おばばさん様や他の妄想作家の方々のお話を読むにつけ、自分は子供(子供たちに失礼ですね)だと思い、お恥ずかしい限りです。
    私が背伸びしてもムリな事は承知しています、なので、文章も今までと変わりない形式になるでしょう。
    すみませんが、これからも、お付き合い下さいませ(^_^)
    宜しくお願い申し上げます(*^_^*)

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    文塚

    忠清は、ふきの部屋に入ると、
    すぐに人払いをした。
    身の回りの世話をしている
    おなごたちは、
    何やら意味ありげな笑みを残し、
    下がって行った。

    「頭を上げられよ。」

     「はい。」

    ふきは、一瞬、忠清に顔を向けたが、
    すぐに、視線をそらし、
    扇で顔をかくしてしまった。

     “まるで、清らかな
      せせらぎのようなたたずまい。”

    美しい忠清の姿を、
    見つめていたいと思いながらも、
    恥ずかしさが先に立つ。

    「いかがなされた。
     御気分でも悪うされましたか?」

     「いえ、そのような事は。
      ただ、嬉しくて。」

    ふきは、やっと訪れた忠清の、
    優しい言葉に涙ぐんでしまった。

    頬を染めて、うつむいているふきに、
    忠清は、戸惑いを隠せない。

    忠清は、改めて気づかされた。
    打てば響くような
    唯との語らいに、
    すっかり馴染んでしまった己を。

    「ふき殿には、
     心より詫びねばならぬ。」

    ふきは、扇で口元をかくしたまま、
    いぶかしげなまなざしを、
    忠清にむけた。

    思えば、忠清がふきと向き合うのは、
    今宵が二度目。
    一度目は、城に呼んだ際の対面であり、
    小平太も同席していた。
    二人きりで言葉を交わすのは、
    初めての事。

    ふきは、急に心細くなった。
    喜びにときめいていたのもつかの間、
    胸がざわつく。
    やっとの事で、言葉を絞り出した。

     「若君様こそ、お体は・・・
      矢傷は如何?」

    「大事ない。
     案じていてくれたのか。」

     「それはもう。
      夜も日も、ご無事を
      お祈りいたしておりました。
      差し上げた御文にも
      そのように。」

    「そうであったの。
     かたじけない。
     実はの。
     小垣の寺での事だが・・・」

    どのように切り出すか、
    忠清は考えあぐねていたが、
    ありのままを伝える事にした。

    ”長居は、ふき殿の為にも
     ならぬであろう。”

     「あの夜は、
      申し訳ございませんでした。
      御寝所に向かう途中、
      気を失のうてしまいまして。」

    「それは、もう良い。
     あの夜は、歌など吟じて
     過ごしたゆえ。」

     「まあ、お詩を。
      では、あの晩は、
      お付きの方々とお過ごしに。」

     「それがの、ふき殿の代わりを
      務めた者がおっての。
      わしは、ふき殿とばかり
      思い込んでおったのだが。」

    忠清の顔に、ふと、笑みが浮かぶ。

    ふきは、驚いた。
    それ以上は、
    聞いてはならぬ事の様に思えた。

     「そ、それは、
      まことにござりまするか?
      どなたかが、私の代わりを。
      な、なれば、私はその方に
      お礼を申さねばなりませぬ。」

    「礼を?
     なにゆえに?」

     「その方のお蔭で、こうして、
      お城にお招き
      頂いたのですから。」

     「城に。そうか。
      そうじゃの。
      そうなのだが、
      それがの・・・」

    若君の声が上ずる。

     “若君様は、なにやら、
      お困りのご様子。”

    先ほど垣間見た、
    忠清の笑みが浮かぶ。

      ”別の方を、
       私と思うておられたと。
       あ、それでは、私は・・・。”

    やっと、事態を悟ったふきは、
    あまりの恥ずかしさに、
    全身が火の様に熱くなった。

      “なにをうぬぼれて
       いたのだろう。
       若君様は、
       お人違いをされたのだ。
       お呼びになりたかったのは、
       別のお方。
       なのに、私は、
       お目にかかれぬ日々の
       つらさを御文に
       したためたりして。“

    身の置き所がない。
    いっその事、部屋を
    飛び出してしまいたかった。
    が、父の言葉を思い出し、
    かろうじて踏みとどまった。

     “老いても、武士の誇りは、
      変わらず我に有り”

      “このように情けない身なれど、
       私も武士の娘。
       引き際は、心得ねば。‘’

     「か、鐘ヶ江の父には、
      私から事の次第を伝えますゆえ。
      若君様からのお心使いは、
      くれぐれも御無用に。」

    「それでは、わしの気がすまぬ。
     ふき殿が来られて、
     奥も久方ぶりに、晴れやかであった
     と聞いておる。」

      「はい。皆様には
       良うして頂きました。
       歌合わせや、手毬作り。
       珍しい絵巻物や、古の物語なども、
       読み合わせ、貴重な書物を、
       写させて頂きました。
       みな、ふきの宝物にございます。」

    「わしがおらぬ間、
     奥の者らが立ち騒がずにおられたのは、
     ふき殿のお蔭やもしれぬ。」

     「父は、小垣のかつての領主。
      この城に何事かあれば、
      真っ先に駆け付けまする。
      それも、皆様、ようご存知のはず。」

    「そうであったの。
     ふき殿、わしは・・・」

    ふきは、扇を閉じて、顔をあげると、
    初めて、忠清の目を真っ直ぐに見た。

     「忠清様。
      もう、何もおっしゃいますな。
      だた一つ、お願いが。
      差し上げた御文、
      まだ、お持ちであれば、
      お返し頂きとう存じます。」

    忠清は、暫く何事かを考えていたが、
    やがて、一言だけ返した。

     「承知した。」

    忠清は、ふきを見直さざるを得ない。
    誰を責めるでもなく、
    身を引く事を決めた様だ。
    おなごの身なれど、潔い。
    流石に、鐘ヶ江の娘だけの事はある。

    鐘ヶ江一族の行く末の為に、
    言い含められて、小垣の寺に
    参ったのであろうが、
    一度対面しただけの自分を、
    慕ってくれたのは、確かな事だった。

    毎日届く、山のような文は、
    正直、困りものであったのだが、
    それすらも、ふき殿は、一瞬にして、
    察っしたのだ。

    「心の鋭さを、包み隠した、
     おなごであられたのか。」

    ふきの居間を後にして、忠清は一人、
    誰にともなくつぶやいた。

    それから、間もなく、
    ふきは黒羽城を後にした。
    まだ、年若い奥女中の中には、
    目頭を押さえながら、
    見送るものもいた。

    鐘ヶ江の館に着くと、
    ふきは、父と対面した。

     「父上様、只今、戻りました。
      お心に添えず、
      申し訳ございませぬ。
      お詫び申し上げます。
      ただ、この身を哀れと、
      思し召されるならば、、
      これから申し上げる事、
      お許し下さいます様に。」

    傷心の娘をどのように迎えるか、
    思い悩み、すっかり老け込んだ
    元領主は、思いの外、
    気落ちしていない様子に安堵しつつ、
    娘の願いに耳を傾けた。

    半年後、ふきは、
    山里の小さな尼寺で、髪を下した。
    その庭の、
    清らかなせせらぎの脇には、
    文塚が造られた。
    忠清にあてた文は、
    すべてそこに納められている。

    ふきはしばらく、
    そのせせらぎに見入っていた。

    その尼寺には、時折、近隣の女たちが
    身の上話をしにやってくる。
    何も語らず、
    本堂に祭られた観世音菩薩に
    手を合わせて行く者もいた。
    尼となったふきは、その寺で、
    小さな手毬を作り、
    訪れる人々に渡した。

    いつしか、その尼寺は、
    手毬寺と呼ばれるようになり、
    一人、二人と、作り方を習いに
    来るようになった。
    村の子供たちと手毬で遊びながら、
    ふきは、穏やかな幸せを
    かみしめる。

    鐘ヶ江の父は、今では黒羽城で、
    先代の大殿の戦記を整える
    お役に付いたらしい。

     “忠清様、ふきは、この尼寺より、
     ご無事をお祈りいたしまする。”

    月明かりの下、ふきは、
    黒羽城で過ごした日々を書き綴った。

      ・・・・・・・・

    さらに時を経て、平成のある日の事、
    一人の出版社の社員が、
    手毬寺を訪れた。
    汗をふきつつ、
    寺の住職となにやら話し込む。
    やがて、その社員は、
    スマホを手に取ると、報告を始めた。

    「社長、住職の許可が取れました。
     第一回、ライトノベル新人賞
     受賞式は、手毬寺で決定です。
     趣のある文塚も有りますし。
     今回は“恋文”がテーマですからね。
     これ以上の場所は・・・
     社長、聞いてますか?社長?」

    スマホのストラップの小さな手毬が、
    木漏れ日の中で揺れていた。

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    返信
    その後のふきちゃんの物語

    てんころりん様
    ぷくぷく様
    ”美しい”、”上品”という、おばばにとっては、むせび泣きしそうなお言葉を頂き、恐縮です。
    実は、おばばの師匠の師匠の信条だったそうです。”美しくあれ、品よくあれ”
    (ちなみに、文章を書く方面の師匠ではありません。。。^_^;)

    さて、お褒めの言葉を賜りまして、身の程知らずの私、また書いてみました。
    今回は、ふきちゃんのその後がテーマです。
    唯のライバルではありますが、憎めないキャラで、結構好きです。
    ふきちゃんをちょっと見直してしまう若君もいたりして、
    唯的には突っ込みを入れたくなる雰囲気も醸してます。
    クールな若君がお好きな方からは、”違う~!”と言われそうですが、お許しを。

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    返信
    楽しいです。

    てんころりんさん様
    妖怪千年おばばさん様
    皆様
    映像変換で楽しんでいただいたようで、嬉しゅうございます(^_^)
    どうしても青系の宝石を登場させたくて、検索して見付け、言葉もピッタリ(^_^)
    てんころりんさん様も検索なさったのですね(^_^)
    楽しい日にしたくて色々考えました(^_^)
    戻る装置は、妄想なので突飛な装置になりました(^_^)
    内田様がもし見たら、それは無理でしょうって仰るでしょね(^_^)
    熊も八次郎も登場させたのは、実は、あの場所に現れるまでの熊の事を今また、執筆中なので、そのための登場でした(^_^)
    妄想は楽しい(^_^)
    妖怪千年おばばさん様の妄想を拝見していて、上品な感じがしていました(^_^)
    お人柄が出ているのではと思います(^_^)
    てんころりんさん様が書かれていましたように原作からの物語とか(^_^)
    美しいという表現・・・まさにです(^_^)
    先生には失礼ですが、いまだに未読者です。だから勝手放題妄想放題で書けるのかもしれません。
    その妄想の中で原作とリンクするものもあったとのコメントを読ませて頂いた時は自分でも驚きました(*^_^*)
    若君の嘘についてですが、気のせいかも知れませんが、
    「一度」と「と申したら」の間にちょっとだけ間があった様な気がします。
    もしかして、「一度だけ」と言いそうなったのかなって(^_^;)
    唯の後ろに速川家の三人を見た様な・・・って(^_^;)
    あの場面は切ないですね。前にも書いた唯の瞳の光と若君の暗い瞳を強調している場面ですね(^_^;)
    何度見ても切ない(;_;)

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    返信
    確かに!

    てんころりん様
    書き込みありがとうございます!
    確かに、”嘘”は、若君らしくないですね。
    ”もののふならば、本当の事を”と、尊に迫った若君ならば、
    本当の事を唯に話して、説得した上で、
    唯を平成に戻してほしかったと私も思います。
    尊も、若君ならば、唯を説得して戻してくれるのではと思って、
    ”若君に聞いて”と、唯への手紙に書いて若君に託したのではないかと。
    そのお答えになるかどうかは分からないのですが、
    また短編、書いてみますね。

    では、”梅の小枝”の若君が吹いた曲を、私自身でネタバレします。
    管理人様、お許しを。。。
    2016年の大ヒットアニメ、新海監督の”君の名は”。てんころりん様、大正解です。
    平成の女子高生が、クラスメートと見に行くとすると、これかなと。
    吉田城で、唯の名前を聞く場面に、タイトルがリンクしますし。
    曲名は、惜しい!
    私がイメージしたのは、挿入歌の”スパークル”でした。
    サビの歌詞が、唯のムーンウオークを見つめる若君の心境そのものの様に思えて。
    抜粋しますね。

      愛し方さえも 君の匂いがした
      歩き方さえも その笑い声がした
      いつか消えてなくなる 君のすべてを
      この眼に焼き付けておくことは
      もう権利なんかじゃない 義務だと思うんだ

    この時の若君は、唯を平成に帰したら、もう二度と会えないと思っている場面なので。
    この曲を選びました。
    あくまで、創作上の資料としての書き込みなので、
    別の映画の挿入歌の歌詞を、ここに書いた事、皆様、お許し下さいね。

    この曲の歌詞は、全体を通してみても、
    忠清、唯、どちらの気持ちにも通じますし、、
    タイムスリップの、男女の恋愛、しかも年齢が10代の設定であれば、
    変わらないテーマかなと思います。

    石に入れたのは、”唯の写真”で、
    永禄にあるはずの無いものを、庭師の頭や石工に見せない為に、
    あえて、錦の布(”ふくさ”の様な)で”唯の写真”を包んだ事にしました。

    ぷくぷく様、ネタバレ遅くなってごめんなさいね。
    次回作、楽しみにしてますよ~!

    私も、また書いてみます。(^_^)v

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    若君の「後2度使える」嘘が悩ましい件

    妖怪千年おばばさん、つい書いてしまってお許し下さいね。気になりますよね。
    実は私「嘘」に批判的な考えを持っています。
    それは迂闊に書けないので悩ましいのです。
    公式掲示板・22頁_No.17390, 17393, 17394
    「若君の嘘、どう解釈する?」①~③は、公式掲示板の最後の時期に、配慮を重ねて書きました。
    書かずには居れなかったからです。
    よろしかったら読んでみて下さいませ。

    原作は昨年末に読みました。
    若君が現代で「良い家族で唯は幸せ」と言う所があり、帰った方が唯は幸せと考え、両親や尊に恩義を感じて約束を重んじたことが、ドラマより丁寧に描かれていました。
    ドラマにはありませんが「後2度」は嘘だったと分かって、唯は「若君ひどい」と泣いています。それは当然なのでホッとしました。
    原作も踏まえてもう一度書いてみたいと思いますが、容易に出来なくて‥。ρ(・・、)
    創作の邪魔はしたくないのですが、すみません。

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    遅れ馳せですが‥ ②

    妖怪千年おばばさん、梅の小枝・前_後編、読ませて頂きました。原作から想像を膨らませた物語なんですね、美しい文章でとても素敵でした。

    唯「コーユートコハ、スルドインダヨナ」??
    最後まで「唯之助=ふく」と気付かなかった小平太殿ですからね。

    唯がムーンウォークを披露する時、若君が笛で吹いた曲は『君の名は』の♪前前前世♪とか?
    私の耳は♪ピッピッピッ.ピ… と、勝手に聞いてました?。
    男女の体が入れ替わる話は、私もぷくぷくさんと同じで大林宣彦監督の「転校生」や、韓国ドラマ「シークレットガーデン」を思い出します。タイムスリップもあり、若君が尊と一緒にDVDを観たなら『君の名は』かなと‥。
    実は1回チラッと観ただけなのです。

    唯が望んだ「梅の花見」の約束を叶えてやれなかった若君は、自ら梅が枝と月を描き、眺める2人の姿と共に石工に彫らせ、過去から唯に届けてきたんですね。( 。゚Д゚。)
    現代の研究者には双体道祖神に見えたり、梅の挿し木は老木になっており、発想が流石です!
    石細工の仕掛けの中に唯の写真は忍ばせてあったのでしょうか。
    唯には、若君の想いが たちどころに届いたのですね!(*T^T)

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    遅れ馳せですが‥ ①

    ぷくぷくさん、無題28~30とラスト、読ませて頂きました。SP以降の無題のシリーズ、一先ず完結ですね!!
    乾杯!! ? ワインにします??

    宝石?アパタイト、知らなかったので検索して、若君のテーマカラー、着物の青であり、唯のワールドフラワーの青でもあるなぁと‥。
    現代の家族と簡単には会えなくても「絆」の御守りとして、唯の胸にいつも輝いているでしょうね。( 。゚Д゚。)

    旅立の日はSPの旅立のシーンを思い出させます。キラキラのレイ、吉乃様と阿湖姫のベール、ケーキカット、??‥。速川家の気遣いに溢れ、爺が尊に「姉上(唯)を守る」と‥ ( 。゚Д゚。)

    2人用の起動スイッチに、運ぶのは2人と思わせる仕掛け『かむべえくん』は、もしかして機械を騙すから「かんべん」→「かむべえ」とか。f(^^;
    風船みたいな透明の球体に7人が入り、唯と若君がベルトで固定する。ホ~ゥ!
    SF映画っぽい映像が見えました!

    無事に戦国に到着しホッと?しました。
    八次郎は、本編で長沢城から戻った羽木の間者・三郎兵衛の弟でしたね。
    (自信がなかったので、当ブログの検索システムを使って確認。バッチリ出ました!)
    放りっぱなしにせず、ラストに回収し、ぷくぷくさんの優しいお人柄を感じました。
    宗熊くんも呼んであげたかったですし‥。
    尽きることのない想像力は、次回はどこへ羽ばたくのでしょう?

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    夜分に失礼します

    ぷくぷくさん、妖怪千年おばばさん、感想の書き込み遅れま~す。
    私ここ数日、掲示板にゆっくり来れない状況で、
    ストーリーは進んでるし、気になってます。
    必ずまたってことで( `・ω・´)ノ ヨロシクー

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    重箱の隅、大歓迎です!

    ムーンウオーク様
    乙、ありがとうございます!
    重箱の隅、どんどんつついてくださいませ。ありがたや~(^_^)v
    確かに、黒羽城です!
    羽黒山が、ちらりと浮かんでしまい・・・笑
    早速、訂正いたしました~汗
    ココハナ、行ってらっしゃいませ!
    それにしても、原作拝読し、ビックリです!
    これは、かなりの大名設定!
    石垣に掘割!
    関東圏では、松本城を、真っ先に思い浮かべました。
    いやいや、黒い城と言えば、西にも名城が。
    おばばは、ちと、これより城探訪に行って参りまする。m(__)m

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    重箱の隅を楊枝でほじくる

    すみません おばば様
    「黒羽城」ですよねー

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    妖怪千年おばば様

    大作、ありがとうございます。
    乙でございました。
    バタバタしておりましてこちらになかなか来れず 遅いレスで
    申し訳ございません。
    秀逸な文章、敬服致しました。情景が目に浮かぶ様……
    アシガールは伏線はあちらこちらにあるものの、こと細かく説明する事なく、
    読者の想像をかき立てる部分がまた 良いですよねー
    森本梢子先生 あっさりサクサク進めちゃうからね
    ではココハナ10月号をお迎えに行って来ます(島根は1~2日遅れで入荷するんですよー)

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    梅の小枝 後編

    時は永禄三年。
    前年の高山との戦に勝利し、
    めでたく迎えた新年の宴も
    終わった頃の事。
    忠清は、居間で一人、
    物思いにふけっていた。
    ふと何か思い立ち、
    それを紙に描きつけるが、
    すぐにまた、思案顔で黙り込む。

     「若君様、
      庭師の頭が参りました。」

    「さようか。」

    文机に向かっていた忠清が、
    筆を止めて、こちらを向いた。

     “お目が赤い。
      昨夜もお休みになって
      おられぬご様子。
      いったい、何をお描きなのか。“

    気がかりではあったが、源三郎は、
    あえて尋ねようとはしなかった。
    忠清は、
    描き上げた一枚の紙をかざし、
    しばし眺めた後、
    やっと、外廊下に出て、
    庭師と対面した。

    「ぬしは、腕の立つ石工を、
     存じておろうか?」

    庭師の頭は、押し頂く様に、
    若君の自筆の絵図を受けとると、
    懐から取り出した筒に入れ、
    持ち帰った。

    それからしばらくして、
    忠清はまた、あの庭師を呼んだ。

    庭師の頭は、石工を連れ、
    庭の隅に畏まっていた。
    忠清は、二人の前に
    かがみ込むようにして、
    言葉を交わした。
    その横顔には、笑みが浮かんでいる。
    石工は、ただただ恐縮している様だ。

    庭師は、やがて立ち上がり、
    梅の枝を見定め始めた。

    若君は、その間も
    石工と話し込んでいる。

      「この枝が、
       よろしゅうございましょう。」

    庭師の声に、
    忠清が振り返り、頷く。
    頭は、枝を切り取り、
    大切に紙に包むと、石工と共に
    下がって行った。

    それから、一月ほどが過ぎた。

    朝早くやってきた小平太が、
    若君に言い含めるように、
    婚礼までの段取りを述べ始めた。

    本日、阿湖姫と対面し、明後日が婚礼。

    背を向けて、
    何かに見入っている忠清に、
    しびれを切らした小平太が、
    声をかけた。

     「若君様!聞いておられまするか?」

    「まこと、せわしない事じゃ。」

    忠清は、振り返りもせず言葉を返す。

    「小平太、阿湖姫は、
     こちらに到着されたばかり。
     本日は、お体を休めて頂きたい。
     対面は、明日にと、
     お伝えして参れ。」

     「明日に・・・と?」

    「殿と、母上にも、よしなにな。」

     「は、は!」

    小平太が下がると、忠清は、
    ほころび始めた梅の木の下で、
    唯の写真を眺めながら、ささやいた。

    「唯、約束の花見じゃ。」

    そして忠清は、
    すぐに源三郎を呼んだ。

    「遠乗りに参る。吹雪に鞍を頼む。」

    供を申し出る源三郎を残し、
    忠清は、一人、立木山に向かった。

    吹雪と共に、風を切る。
    凛とした空気に触れ、忠清の頬が
    うっすらと赤く染まって行く。
    陽が、西に傾き始めた頃、
    やっと立木山の麓に着いた。

    山頂に続く細い道の脇で、
    あの庭師の頭と石工が待っていた。
    その、すぐ横に、
    小さな石垣が組まれている。
    土が盛られたその上に、
    梅の小枝が挿し込まれていた。

    その横には
    小さな滑石が置かれている。
    淡く彫り込まれているのは、
    空を眺めるような一組の男女の姿。

    忠清は、その石にそっと触れた。
    石の後ろ側には、
    浅い窪みが彫られている。
    忠清は、懐から錦の包みを取り出すと
    その窪みに入れた。

    「では、頼む。」

    石工は、深く頭を下げた後、
    もう一つの滑石を嵌め込んだ。
    そして、二つの石のわずかな隙間を、
    磨き込んでいく。

    「見事なものじゃ。
     まるで、一つの石に見える。」

    後から嵌め込んだ石には、
    忠清が描いた絵が彫り込まれていた。
    庭師の頭と石工に
    ねぎらいの言葉をかけた後、
    忠清はその石を両手で包み込んだ。
    ふと、唯の笑い声が
    聞こえたような気がした。

    “唯、確かにお前は永禄で、私と共に
    この鹿の原を駆け抜けたのだ。”

    忠清は、颯に再びまたがると、
    黒羽城に戻って行った。
    梅の小枝に寄り添うように立つ
    小さな石を、何度も何度も
    振り返りながら。

    忠清を乗せた吹雪もまた、
    決して先を急ごうとはしなかった。

            ・・・・・・・・・・・

    平成に戻ってからの姉は、
    同じDVDばかり、
    繰り返し見ていた。
    ある曲が流れると、
    必ずその歌詞を口ずさむ。

    そして、その度にひどく落ち込む。

    僕は、そんな姉の姿に耐え切れず、
    ある日、とうとう、
    そのDVDを隠した。

    姉は飛んできて、僕を問い詰めた。

    逆に僕は、姉に尋ねた。
    出来るだけ、冷静に。

     「なぜ、あの曲にこだわるの?」

    姉は、ぽつんと言った。

    「若君の告白だと思ったのに、
     お別れのメッセージだった。」

     「そう思うの?本当に?
      若君が伝えたいのは、
      そんなんじゃない。
      お姉ちゃんが、平成で
      幸せに暮らしてる、
      その事実が、若君の生きる力に
      なるって事なんじゃないの?」

    「尊」

    次の日から、姉は、
    学校に行くようになった。
    あの曲を聴くためのイヤホンは、
    もう付けていない。

    僕はほっとした。
    これで、またやっと
    次の発明に取り組める。
    僕の平和は保たれるはずだった。

    そう、あの台風さえ来なければ。。。

    あの日、姉はものすごい勢いで、
    走って帰ってきた。
    社会科の木村先生から、
    とんでもないものを貰ってきたのだ。

    それは、まさしく、
    姉の部屋から忽然と消えた、
    “金メダルを齧っている”
    姉の写真だった。

    姉は、木村先生から、
    その写真を見つけた郷土史家を
    紹介して貰い、
    小垣市の古戦場を見に行った。

     「ここって、鹿の原ですよね。」

    「そうです。
     ここは、大分前から、大規模な
     宅地開発計画がありましてね。
     ただ、バブルがはじけた後、長い間、
     進まずにいたんですよ。
     ところが、また急に
     再開発計画が持ち上がって。
     そこで、私たちに、
     事前調査名目で発掘調査の
     許可が下りたって訳です。
     この写真がみつかったのは、
     あの立木山の麓ですよ。」

     「立木山」

    唯にとっては、
    忘れもしない場所だった。

    「見事な梅の木が、
     一本有りましてな。」

    唯は、一生懸命記憶をたどったが、
    若君と駆け抜けた立木山の麓に、
    梅の木があったかどうかは
    思い出せない。

    唯は、その木の幹に掌を当てた。
    足元に、小さな石のかけらが
    落ちていた。

    「ああ、それは、ここにあった
     祠のような石のかけらでしょう。
     それは、私に頂けますかな?
     修復の担当者に渡しますから。
     随分、古いものでね。
     400年以上は前のでしょう。
     どうも、双体道祖神の様
     なんですが。」

     「何ですか?
      その、双体道祖神って。」
                 
    「男女一組の姿が彫られた、
     旅の守り神ですな。
     道祖神は、足の神様として
     祭られる事もあります。
     どうも、先日の台風で倒れて、
     壊れた様で。」

     「足の神様」

    「ああそうだ、これですよ。ほら。
     石の両側に彫りものがあるんです。
     こういうのは、本当に珍しくてね。
     裏側の方は、このスマホの写真でも
     見て取れるでしょう?
     実はね、これにはもっと
     面白い仕掛けがある様で。
     石の中に、何か入っていた
     痕跡があるんです。
     多分、お経か、お札か、写仏って
     とこでしょうかね。
     写真は、その倒れた石の下で
     見つけ・・・」

    差し出されたスマホの画面に
    釘付けになっていた唯には、
    郷土史家の声が、もう耳に入らない。

      梅の枝にかかる月

    若君の居間で見上げた空の、
    姿そのまま。

    涙が溢れ出し、止まらない。
    唯は、郷土史家に
    やっとの思いで礼を言うと、
    梅の木の幹を抱きしめた。
    ただひたすら、
    忠清に会いたかった。

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    返信
    ついに完結 おめでとうございます!

    ぷくぷく(群馬)様
    長編大作、まさに駆け抜けた感じでしょうか。
    成之様が、実は誠実なお人柄だったのが、とても嬉しかったです。
    阿湖姫と、いつまでも仲良く睦まじくいて頂きたいですよね。
    じいのお茶目キャラが光ってますね。
    早川家の懐の深さに脱帽です!
    戦国の皆様、無事に戻れてよかった~。
    殿も嬉しそうで何よりでした!

    では、私も後編を。

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    無題ラスト

    つづき

    ナレ:緑合に戻った三人は殿の元に。
    殿:「戻られたか」
    成:「ご心配をおかけいたしましたが、松丸の殿にお許しを」
    殿:「さようか。   疲れたであろう。 奥で休まれよ」
    ナレ:阿湖姫は久の元へ行き挨拶をした。成之と源三郎は事の仔細を話した。自分達の経験は話さず
      若君を連れ戻しに来た相賀を一度は追い払う事が出来たが、直ぐに戻ってくる勢いである事を
      伝えた。そして援軍を黒羽へ向かわせることの許しを請いた。
    殿:「その様な事態とな。  承知した。  では直ぐに身支度をの」
    源:「ははぁ」
    ナレ:先に源三郎が部屋を出て行った。
    成:「父上」
    殿:「ん?」
    成:「私が父に申しました私の仔細全てを阿湖殿の父上に」
    殿:「その様な事まで」
    ナレ:驚いていたが、それでも許してくれた松丸の殿に感謝した。成之も久に会い直ぐに立つ
      準備を始めると。
    久:「成之」
    成:「はい」
    久:「忠清殿をお守りするのですよ」
    成:「必ずや」
    久:「阿湖殿の事は案ずるでない」
    成:「はい」
    ナレ:成之は久に深々と頭を下げた。

    ナレ:その夜、庭で佇む若君の側に唯が、
    唯:「若君、どうしました?」
    若:「ん」
    ナレ:唯は若君の腕に抱き着き、
    唯:「こうして、一緒に居られることが私の望みでした。若君様と初めて会ったあの時から」
    若:「唯」
    唯:「若君、私、後悔してませんから」
    若:「唯」
    唯:「さっきから、唯唯って、他に何かないんですかぁ」
    若:「えっ、どうしたのじゃ? 腹を立てたのであれば、すまぬ、この通り」
    ナレ:唯に頭を下げると、唯は若君に抱き着いた。
    唯:「おやすみなさい。 今夜はお袋様と休みます。   今夜はって  明日は いや~ん」
    ナレ:一人盛り上がり部屋に中へ。その後ろ姿に、
    若:「お前は、誠に、面白い  ふっ」
    ナレ:若君も月を見上げ、
    若:「父上、母上、尊   ありがとうじゃの」
    ナレ:三人の姿を思い浮かべ、深々と頭を下げた。
      黒羽城では五日ほど何も起こらず静かに過ごせた。唯は吉乃の指導の元、ブ~ブ~言い
      ながら動いていた。あれが有ればとか言う唯に吉乃は『不便もまた楽しい物ですよ』と。
      その言葉に反論できない唯。その不便の世界に自ら足を踏み入れたのだからと思うから。
      縁側で休んでいる若君に、口だけだったのではと小平太が言ったが、若君が心配していた
      通り、相賀達が攻めてきた。その中に宗鶴の姿。
    唯:「あの親熊。  でも、熊の姿が見えない」
    若:「そうじゃの」
    唯:「熊の身に何かあったのかなぁ。  大丈夫かなぁ」
    若:「ん」
    ナレ:宗熊を心配しながら、援軍が到着するまで敵が羽木の領地に入らないように、小平太に
      託したまぼ兵くんで足止めしていた。唯はでんでん丸を構えた。
    若:「唯、それをわしに」
    唯:「いえ、私が」
    若:「お前はわしを守ると申しておった」
    唯:「はい。  だからです」
    若:「だが、わしはそなたと約束をした。  これからはわしがお前を守るとな」
    唯:「そうでしたけど。  でも、この状況ですよ。  人も居ないし」
    若:「であろうが」
    ナレ:若君は唯の腰にある起動装置を抜いて、
    若:「未来の尊が、お前の事を大切に思うておる」
    唯:「まぁ」
    若:「だが尊の想いよりわしが唯、お前を想うておる」
    唯:「若君様ったらぁ、やだもぉ」
    若:「唯」
    唯:「あっ、ごめんなさい」
    若:「案ずるが、わしはひとりであれば飛べるのではないかと」
    唯:「えっ?」
    若:「分かっておろうの?」
    唯:「ぜ~んぜん分かりませ~ん」
    若:「唯!」
    ナレ:若君は唯を強く抱きしめた。
    唯:「若君様」
    ナレ:若君の深い想いが分かっている唯は若君を抱きしめ泣いた。
    唯:「忘れたんですか?」
    若:「ん?」
    唯:「お父さんとお母さんに言ったじゃないですか、二人で命を全うするって」
    若:「そうであったが」
    ナレ:唯は涙を拭い、胸元のペンダントを握り締め、
    唯:「こんな戦になんか負けられませんよ!  絶対生き延びてやる! そうでしょ、若君様!」
    若:「唯。   ん?」
    ナレ:どこから見ていたかは分からないが少し離れた所でじいが、一人勝どきを挙げた。
      そこへまぼ兵くんを操作していた小平太が戻って来た。
    小:「若君!」
    若:「小平太、如何した?」
    ナレ:小平太は若君達を連れて行った、そこに八次郎と宗熊の姿が。

    無題 完

    ありがとうございました(^_^)

      

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    無題ラスト

    美:「行っちゃったわね」
    覚:「行っちゃったな」
    ナレ:二人がつぶやくように言った。
    尊:「大丈夫、大丈夫」
    ナレ:自分に言い聞かせるように言った。そして母屋に戻った。畳まれた布団を見て、
    美:「本当に、みんな、居たのよね」
    覚:「あぁ、夢じゃない。現実にな」
    美:「楽しかったぁ」
    覚:「そうだな」
    美:「この部屋って、こんなに広かったかしら」
    ナレ:そう言ったお母さんの頬に涙が。
    美:「あらっ、何で、涙が。  おかしいわね」
    覚:「少しもおかしくないよ。  それだけ充実していたってことじゃないか」
    美:「そうね」
    ナレ:尊が片付けられている所を見て、
    尊:「此処にクラッカーが残ってたはずだけど」
    覚:「あぁ、それなら信茂様が持って行った」
    尊:「そうなんだ。 随分気に入ってたから。もう一度って言ってたくらいだもんね」
    美:「そうそう、信近様と小平太様に止められてたわね」
    覚:「五本いっぺんに持ったからね。ほんと可愛い人とだよ」
    尊:「そうだったね。 挨拶した時、信茂様がお姉ちゃんをわしらが守るって言ってくれた」
    覚:「そうだったのか。  本当に良い人ばかりだったなぁ」
    美:「じゃ、若君が淹れてくれた珈琲飲みましょ。  冷めちゃったけど」
    ナレ:デザートのケーキを食べる時に若君が珈琲を淹れてくれた。その時お父さんもお母さんも
      尊も何故か飲めなかった。三人は同じ気持ちだった。きっとこれが最後だと考えていたから。
      三人はウッドデッキに並び座り月に向かって、
    覚:「いただきます」

    ナレ:永禄では、櫓の前で放心状態の家臣と相賀。すると消えていたはずの唯たちが現れた。
      驚いた家臣たちは逃げ惑う。唯と若君はベルトを外し、後ろを見た。
    唯:「良かったぁ。  尊 ありがとう!」
    ナレ:全員がその場にいた。
    相:「なっ何じゃ  あのなりは   なっ何じゃ!」
    ナレ:次の言葉も出ない相賀。数人の家臣は逃げてしまった。球体の中から出て来たじいが、
    じい:「相賀殿、!  ただいま戻りましたぞぉ!   はっはっはっ」
    相:「何   何じゃ  どういう事じゃ!」
    ナレ:すると、じいがクラッカーを二つ出し構えた。
    唯:「じい」
    ナレ:じいはニヤリ。みんなは耳を塞いだ。相賀達は何事と思っていると、
    じい:「いざ!」
    ナレ:紐を抜いた。パンの音と紙が出て来た。数人は撃たれたと思い身を屈めたが、何事もない。
      不思議がっていると、じいがゆっくり歩みを進め、見た事もない姿に相賀も訳が分からず
    相:「今宵は!  引き下がるが! 直ぐに!  戻って参る!  覚悟しておけ!」
    ナレ:相賀は残っていた家臣よりも早くその場から退散した。その姿にじいは高らかに笑った。
    唯:「こういう時は、一昨日来やがれぇっていうんですよ」
    じい:「さようか。  おとといきやがれぇ!  はははは」
    ナレ:櫓を降り、屋敷の中へ。
    吉:「唯」
    唯:「はい?」
    吉:「唯の、そなたのお蔭じゃ、この通り」
    ナレ:唯の前で手を付き頭を下げた。
    唯:「お袋様」
    信:「そうじゃ、 わしらがこうして生きておるのも唯、お前が居ったればこそである。
       そして、尊殿がわしらを助けてくれた」
    若:「わしらは、お前に尊に守られた命を無駄にせぬよう生きて参る。じいもじゃぞ」
    じい:「わしは、そなた達より長らえて生きていくぞ。  これを飲んでおれば長生きする
        のでな。  はっはっはっ」
    ナレ:じいはお父さんの持たせてくれたボトルのお茶を飲もうとしたが蓋の部分を外して
      使うまでは聞いていなかったので、唯に差し出した。早めに飲み切った方が良いは後で
      教えればいいかと思いながら受けとった。開け方、それがコップ代わりになる事、注ぎ方
      を教えた。じいは自分で注ぎ一口飲み、
    じい:「これであと百年は生きる」
    唯:「いくら何でも」
    吉:「唯」
    唯:「はぁ」
    ナレ:あの勢いでは直ぐに相賀達が攻め入るかもしれないと若君が言った事で、これからの事を
      相談した。一先ず、成之と阿湖姫は源三郎を伴い緑合へ戻る事にした。吉乃は成之に
      三之助と孫四郎に父、母は無事であると伝えて欲しいと頼んだ。
    成:「承知いたしました」
    吉:「お頼み申します」
    成:「はい。   して、忠清」
    若:「はい?」
    成:「我ら援軍が戻るまではどうされる?」
    若:「しばしは、まぼ兵くんで敵を食い止める事は出来よう」
    成:「だが、それがいつまで持つのであろうか?」
    ナレ:二人が話している時に唯の腰のでんでん丸についているプラスチックのタグに気付いた。
    唯:「こんな物あったってけ?」
    ナレ:外して読んだ。そこにはでんでん丸の威力が格段に上がっていると。百メートル四方まで
      電流が届くと。
    唯:「スゴ!」
    若:「如何した?」
    唯:「このでんでん丸もあれば、しばらくは大丈夫ですよ」
    ナレ:説明した。
    若:「さようか。  未来の尊のお蔭だな」
    唯:「はい!」
    ナレ:阿湖姫は自分も残り共に戦うと言ったが、
    成:「阿湖、そたなの気持ちは良う分かっておる。  だが、私はそなたを」
    阿:「成之様。  では唯も?」
    唯:「阿湖姫、私は足軽です。  大事ございませぬ、 ふふっ」
    阿:「唯」
    若:「唯、 そなた」
    ナレ:若君が言いかけると唯は、
    唯:「私は約束を守る女ですよ」
    若:「唯」
    唯:「阿湖姫は戻られて下さい。  戦が終わったら、また、おしゃべりしましょ」
    阿:「唯。  分かりました」
    ナレ:阿湖姫は此処で無理強いしても困らせるだけと考え戻る事にした。翌朝早くに三人は
      緑合へ馬を走らせた。

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    想像&創造

    月文字さん様
    皆様
    へっ?って思われる様な発明を尊に丸投げしてしまいました(^_^;)
    この発明?にも愛着を持っていただきありがとうございます(^O^)/
    いよいよ、無題ラストです。
    めっちゃ長いのですが、お許しください(;_;)

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    ついに出た!
    尊の新アイテム

    想像力からの創造力ですね。
    新アイテムを生み出すとは、ぷくぷくさんスゴイ。
    みんなが入った後の唯のセリフ、最高ですね。
    尊君のアイテムって、デザインは どこかスマートじゃないんですよね。
    そこに愛着が湧く。

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    返信
    無題㉚

    ナレ:中に入ると唯も見た事のない透明の球体がそこに。
    唯:「尊、何これ?」
    尊:「全員が戻れるようにするために考えた物なんだ。この中に皆さんが入って移動」
    唯:「このヒモは何?」
    ナレ:球体の外側にベルトの様な物が2ヶ所に付いていた。
    尊:「これは、お姉ちゃんと若君に付けてもらうんだ」
    美:「付けるって、この風船みたいのを二人が背負うって事?」
    唯:「無理無理!」
    尊:「背負わなくて、くっついていればいいんだ」
    唯:「どうゆうこと?」
    尊:「ジャンジャジャ~ン!   名付けて かむべえくん」
    唯:「へっ?   かむべえって、勘兵衛さんみたい」
    尊:「ん?」
    唯:「何でもない」
    覚:「で?」
    尊:「起動装置は二人用。でも、全員が戻るには、機械に二人だと思わせる様にカムフラージュ」
    美:「カムフラージュって言ったって、相手は機械よ。機械にはと思うけどねぇ」
    尊:「確かにそうだけど、未来の僕が心配している事を僕が助けたいと思ったんだ」
    美:「そうよねぇ」
    ナレ:若君もみんなも速川家の会話を黙って聞いていた。
    覚:「お前の気持も分かるが、でも、これで騙せるのかなぁ。  唯ならともかく」
    唯:「どうゆう事よ」
    覚:「冗談だよ」
    唯:「もぉ。   で、本当に騙せるの?」
    尊:「ん。   素材も吟味したし、僕の計算上ではね」
    唯:「ふ~ん。  でも、何でこの形?」
    尊:「水族館の帰りの電車の広告にアトラクションの写真があって、テレビで見たこと有る
       でしょ、こういう形の中に入って水面を進むのを」
    唯:「うん」
    尊:「それを真似てみたんだ。  初めは手をつないでとか、みんなをヒモで縛るとか考えた
       けど、何処かで離れてしまうかもと考えていて、そんな時あの写真。で、これを作った
       んだ。中の酸素は30分持つように設定してある。今までのデータだと3分だけど、
       人数の事もあるから5分は見ておけば」
    唯:「ほんと? 大丈夫?」
    尊:「うん」
    唯:「う~ん」
    若:「唯、 尊を信じようではないか」
    唯:「まぁ。   他に方法は無いんだもんね」
    若:「皆も良いであろうの」
    ナレ:みんなも尊に賭けた。言葉を掛けながら中へ。
    信:「父上殿の飯は美味うございました」
    覚:「はい。  も」
    ナレ:もっと食べてもらいたかったと言いそうになり言葉を止めた。それが分かった信近は、
    信:「父上殿の料理は全て覚えておるぞ。 母上殿、尊殿、まことに世話になった。ことに
       父上の事では世話を掛けたのぉ」
    美:「いえいえ、楽しかったですよ」
    じい:「そうじゃろぉ。  わしも楽しゅう想いをたんとな。  感謝しておる」
    覚:「こちらこそ」
    吉:「教えを請い楽しゅうございました」
    覚:「誰かさんよりよっぽど教えがいが有り、僕も楽しかったですよ」
    唯:「それって私の事?」
    覚:「そうは言ってない」
    唯:「もぉ、それが言ってるって事よ。  あっ、もしかして、お袋様のもっとビシビシ
       やる様にって言ったんじゃないの」
    覚:「言葉は変えたけどな」
    唯:「やっぱり」
    美:「吉乃様に言われる前に唯が動けばいいのよ」
    唯:「そうだけどぉ」
    尊:「がんばって、お姉ちゃん」
    唯:「尊。    分かった、ほんのちょっと頑張ってみる」
    覚:「ちょっとでも頑張る気があれば大丈夫だな。  ははっ」
    唯:「お父さん」
    美:「成之様」
    成:「如何した、母上殿」
    美:「本人は可愛い妹なんて言ってますけど、可愛くない事した時、若君は大目に見る
       でしょうから、成之様がピシャリと言って下さいね」
    成:「母上殿、忠清を差し置いて私は」
    若:「兄上、お頼み申す」
    成:「忠清。  ふっ」
    唯:「お母さん、ピシャリとかビシビシとか、私はお袋様で十分なの、変なこと言わないで
       よねぇ。  もぉ」
    美:「ごめんごめん   ふっ」
    唯:「もぉ  ふふっ」
    ナレ:阿湖姫、小平太も源三郎も、若君に教えてもらった握手を三人として、礼を言い中へ。
      じいは握手の後、尊に抱き着き、
    じい:「尊」
    尊:「はい?」
    じい:「ありがとうだな」
    ナレ:そう言った後、じいは耳元で「姉上の事は案ずるな、わしらが守るのでな」とひそひそと。
    尊:「はい」
    ナレ:みんなが入った後、唯と若君はベルト装着。
    唯:「やっぱ、ダサい」
    美:「ゆ~い」
    唯:「は~い。  尊を信じる」
    尊:「うん」
    唯:「全員で絶対戻る!」
    じい:「そうじゃ!」
    ナレ:唯は起動装置を受け取り、尊は中の成之にまぼ兵くんを渡し、唯の腰にでんでん丸を。
    美:「でも、どうして、唯は足軽の格好なの?」
    唯:「これが私の勝負服だから」
    覚:「そうか。  ははっ」
    美:「身体に気を付けて。  無茶しないでね。  皆さんも」
    唯:「うん」
    美:「心配だけど。  でも、若君や、皆さんが居るから、安心ね」
    唯:「うん。   じゃ、お父さん、お母さん、尊、本当にありがとう。  元気でね」
    若:「父上、母上、尊、世話になりもぉした」
    ナレ:若君がお辞儀をすると球体の中のみんなもお辞儀をした。
    唯:「じゃ」
    ナレ:唯が起動装置を作動。そして三人の前から消えた。三人は手を組み無事を祈った。

    無題ラストへつづく

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    無題㉙

    ナレ:旅立ちの日
      土曜なのでお母さんは診察室へ。程なく戻って来た。
    覚:「どうした?」
    美:「芳江さんが、これを皆さんにって」
    ナレ:箱を開け唯は中の物と目が合い驚いた。横から若君が覗き込み、
    若:「芳江殿の作のむじなしゅうくりいむではないか」
    唯:「むじな?」
    ナレ:芳江が作ったシュークリームを若君が食べた事と、この形の理由を話した。
    唯:「そうだったんだ。 お菓子作りが趣味だもんね。 クッキーとかはあったけど
       シュークリームは初めてかも。  じゃ、作業の前に」
    ナレ:唯が手を出す前に、何じゃと言ってじいが先に取り大きな口を開け頬張った。
    じい:「むじなは美味いのぉ」
    唯:「その言い方やめてよね。  シュークリームよ」
    じい:「すまぬ。  美味いぞ」
    ナレ:みんなも手に取り頬張り美味いと言っていた。
    美:「芳江さんに美味しかったって言っておくわね」
    唯:「みんなの分も、ありがとうって伝えて」
    美:「分かったわ。  じゃ、みんな作業頑張ってね」
    ナレ:お母さんは診察室へ戻った。折り紙を細長く切り、ノリやテープで繋げていた。
    じい:「あの折、二人が首にかけておったのは、これだったのじゃな」
    唯:「そうですよ。  沢山作って、戦国に持って行ったら」
    じい:「そうじゃの。  また土産が出来たの」
    唯:「また?」
    ナレ:じいはボトルにお父さんの淹れたお茶を持って帰る事を話した。作業の途中、唯は時計を
      見て、
    唯:「お父さん、お願い。 乗せて行ってくれる?」
    覚:「何処に?」
    唯:「車の中で話す。  じゃ、行ってきます」
    ナレ:用事を済ませ戻って来た唯はそのまま自分の部屋に籠った。じい達はお父さんが洗濯して
      くれていた着物に着替えた。
    若:「父上、唯はどうしたのじゃ?」
    覚:「さぁ」
    ナレ:理由は聞いていたが知らない振りをした。お母さんの仕事が終わり戻って来てパーティー
      開始。みんなにクラッカーを配った。
    成:「唯、これは何じゃ?」
    唯:「この紐を引っ張るんです。でも、人には向けず、上に向けて、いざって言ったら
       引っ張って、いいですね」
    ナレ:訳が分からないままみんなは頷いたが、若君は身構えた。
    小:「若君様、如何なさいました?」
    ナレ:若君が音の事を言うのが分かった唯は首を振って見せた。驚くのが面白いから黙って
      いてと唯が言っているのが読み取れた若君は、
    若:「何ほどでもない」
    ナレ:そう言った若君に唯は微笑んで見せた。お父さんとお母さんと尊はその笑顔が悪魔の微笑み
      と思った。でも、お父さんたちも音の事は言わなかった。その様を見ていて若君は思った。
    若:心の声(やはり、皆、似ておるのだな)
    唯:「せ~の  いざ!」
    ナレ:もの凄い音。
    尊:「やっぱり、この人数だと凄いね」
    ナレ:みんなは驚いて、あの日の若君の様に手元のクラッカーを不思議そうに見ていた。
    じい:「愉快じゃのぉ」
    ナレ:そう喜びながら出てきたテープを腕にグルグル巻いて楽しんでいた。
    小:「何故、あのような音が出たのでござるか?」
    唯:「難しい事は聞かないの。  で、次は、お父さん」
    ナレ:唯の合図でお父さんが成之と阿湖姫の前と、吉乃と信近の前に箱を置いた。そしてその場
      から居なくなっていた唯がレースの布を持ってきた。パーティーの始まる前に二人には
      ワンピースに着替えてと頼んでいた。カチューシャにレースの布を縫い付けた物を二人の
      髪に付けた。
    唯:「これから二組の結婚式を執り行います。  婚儀です」
    じい:「さようかぁ」
    若:「唯、その布は?」
    ナレ:唯が説明しようとした時に阿湖姫が、
    阿:「あの折、どれすとやらに付いておったの」
    唯:「そうです。  ベール。  現代の婚礼衣装です」
    ナレ:お父さんとお母さんがナイフを渡して切る仕草を見せた。
    唯:「ケーキ入刀!  さっ、どうぞ!」
    ナレ:二組は言われた通りにした。
    唯:「結婚おめでとう!」
    ナレ:四人は照れていた。するとじいが、
    じい:「これらは食せるのか?」
    唯:「じいったらぁ」
    じい:「おかしなことを申したであろうか?」
    覚:「そんな事ないですよ。  料理の後に食べましょう」
    ナレ:お父さんは頑張ってローストビーフを昨日から仕込んでいた。それをドーンとテーブルの
      中央に置いて、みんなに切り分けた。他にも色々な料理が、勿論レンコンの挟み揚げも。
    信:「父上殿の飯は美味いので、わしの腹に肉が付いた様じゃ」
    覚:「太っちゃいました?  皆さんには色んな物を食べてもらいたくて作っちゃって」
    若:「父上、信近はたいそう喜んでおるのだからの」
    信:「若君の申す通りですぞ。 これだけの物を食する事が出来てまことに嬉しく存じます」
    ナレ:信近の言葉にみんなが笑顔で頷いた。料理も食べ終わり、ケーキを食べていると自然に
      無言になり静か。じいはみんなの気持ちを察し、場を明るくしようと、
    じい:「むじな」
    唯:「またぁ、  もぉその呼び名、やめてもらえませんか?  で、 なんすか?」
    じい:「わしはあの桃色のすえっととやらが気に入ったのでな、あの召し物で戻りたいのだが、
        どうじゃ?」
    唯:「あれで   ですか?」
    じい:「そうじゃ」
    唯:「でもぉ」
    覚:「敵が見た事もない服で現れたら驚いて逃げるかも」
    美:「そうね。  それも有りかも」
    信:「良いではござらぬか。 わしもあの動きやすい物が気に入りましたのでな」
    若:「それも良いのかもしれぬの」
    唯:「そうだね。  良いんじゃない」
    信:「では我らも」
    ナレ:じい達4人はスウェット姿に。
    唯:「お袋様と阿湖姫はどうしますか?  若君も兄上さんも」
    ナレ:吉乃と阿湖姫は持って行くことにすると。成之と若君は相談して、
    若:「戻ると直ぐに戦わねばならぬ、尊が構わぬと申すのであれば、我らもこのなりでと
       思うのだが」
    尊:「良いですよ。  刀はベルト通しに通せばいいし」
    若:「忝い」
    ナレ:四人はベルト通しが無いのでお父さんのネクタイを持ってきて腰に巻きそこに刀を差す事に
      した。その姿を見た唯は大笑い。
    唯:「何か変」
    美:「唯」
    唯:「ごめん」
    ナレ:きちんとしなくてはと吉乃の言葉でみんなが片付けを。風呂敷やリュックに荷物を積め、
      じいは紙の飾りとお父さんの用意してくれたボトルを掛け、シャチのぬいぐるみを背負った。
      その姿を見てまた唯は大笑い。笑われたじいも大笑い。
    唯:「上は普通でも、その恰好に草鞋は」
    若:「そうであろうが、父上、尊の靴を履いて行くわけにはいかぬのでな」
    唯:「そうですね。 修理できないしね」
    源:「この草鞋はこの世の藁を父上殿が調達してくれ、作る事が出来ましたが、永禄の藁より
       も柔らかく存じます」
    ナレ:お父さんはみんなが来てから暫くして、履いてきた草鞋で戻るのはと考え、米農家の友人に
      頼んで集めた。その時、友人に集める理由を聞かれ、カツオのたたきで藁を使うのだと
      説明した。料理上手の事は知っているので何も不思議がらず渡してくれた。勿論カツオの
      たたきも作り、みんなに食べさせた。吉乃の指導で阿湖姫も作った。勿論お父さんも
      作り方を教えてもらっていた。唯に作ってどうするのかと聞かれたお父さんは、飾って置い
      て、みんなの事を思い出すのだと。そう言われてお父さんの気持ちが分かった唯はそれ以上
      何も言わなかった。
      
      そして、支度を終えて、みんなで実験室へ。

    つづく

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    おはようございます。

    妖怪千年おばばさん様
    ご馳走様です。メガ盛りとは食べきれるかな(・・?
    麺2、3本残すかも(^_^;)
    アマビエ達磨、高崎で検索して出たので同じ物か分かりませんが可愛いかった(^O^)/
    宝石は若君の青を探して見付けた物です。言葉も唯に合っている様に感じて採用(^_^)
    前編、唯の心の声が聞こえてきました(^_^)
    殿様の無茶振り(^_^;)
    唯の名前そう言えば名乗ってなかったですね、林勝馬とはめでたいし強そうですね(^_^)
    男女入れ替わりだと〔転校生〕が浮かびました。むか~し見ただけなので内容はほとんど覚えていませんので、それがタイムスリップがあったかどうか記憶が~(・・?
    違いましたね(^_^;)
    後編もよろしくお願いします(^_^)
    では、皆様、わたくしも(^_^)

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    原作漫画、1~14巻、完読しました!

    月文字様
     羽木の月、ではなく、萩の月、召し上がって下さったんですね。
     ありがとうございます。私も”寸止め”でドキドキでした。笑

    こやつも阿呆じゃ様
     寸止めの後、そうなんですね。楽しく妄想しました!
     アシガール限定妄想作家、まさに、究極のアシラバですね。
     私は、実は、ちょこちょこ別のも書いてます。←この浮気者!と、じいの突っ込み

    てんころりん(東京)様
     花火の早川家の情景は、長すぎるかと、カットした部分ですが、
     思い切って投稿してよかったです。感想有難うございます。
     ”後二度使える”の嘘、”悩ましい”お気持ち、是非、書き込みお願いします。
     今後の作品の参考にさせて頂きたいです。

    ぷくぷく(群馬)様
     太田焼きそば、メガ盛りごちそういたします!
     実は昔、家族で太田市の大光院(別名;子育て呑竜)に行った事があり。
     そう言えば、先日、某書店の店頭に、高崎だるまの老舗が作成した、
     ”アマビエだるま”が販売されてました。ピンク色で、可愛らしいです。
     ネットにも挙がっているようなので、もし、ご興味があれば、見て下さいね。
     続編も読ませて頂きました。アパタイト、珍しい宝石をご存じなんですね。
     宝石言葉ですか?知らなかった。母と子の素敵なシーンですね。
     どんな方法で、皆さま戦国に戻られるのか、とっても楽しみです。

    ムーンウオーク(島根)様
     原作を読んで、ハンドルネームの由来がやっとわかりました。←遅すぎじゃ!とじいの突っ込み
     お名前から察するに、唯のムーンウォークの場面が、きっと大好きでいらっしゃるかと。
     実は、おばば、原作漫画版の”唯の写真の謎”にせまる為、その前編として、
     その場面に、おばばの妄想を入れたものを、これから投稿いたします。
     原作ファンの方の、”違う~!”という突っ込みが聞こえてきそうですが、
     先にお詫び申し上げまする~。できる事ならば、お許しを!

    皆様
     やっと原作読みまして、まだ熟読していないので、すべて解決とはいきませんが、
     原作漫画版、”唯の写真の謎”に再チャレンジしたいと思います。
     まずは、その前段階の部分を投稿いたしますね。
     長いですが、お付き合いくださいませ。m(__)m

     

     

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    無題㉘

    ナレ:唯の部屋で三人が過ごす最後の晩。片付けるのではないが、少し埃の付いたメダルと
      トロフィーを拭いていた。
    阿:「この綺麗な板が気になっておったのだが」
    唯:「メダルです。走る大会で優勝、一番になって貰った物です。走るのは得意なんで」
    阿:「あの折、唯に手を引かれ走ったが、わたくしはあの様に速う走る事が出来たとは、
       己でも驚いたのじゃ」
    吉:「姫様?」
    ナレ:吉乃に隠す事でも無いと、高山の者に追われ逃げていた時の事だと話した。そして、唯は
      阿湖姫の首にメダルを掛けた。
    阿:「思いのほか重い物じゃの」
    吉:「その大会とやらの重みでございましょう」
    唯:「お袋様、カッコイイ事、言いますね」
    吉:「褒めておるのか?」
    唯:「はい」
    ナレ:阿湖姫はメダルを返して、休む支度をしているとノックが。
    唯:「はい」
    美:「ちょっと良い?」
    ナレ:ドアの向こうでお母さんが声を掛けた。
    唯:「いいよ」
    ナレ:お母さんは部屋に入り、
    美:「綺麗に片付いてるわねぇ」
    唯:「もぉ。  で、どうしたの?」
    ナレ:その時、吉乃が、
    吉:「姫様、水を飲みとうございます。お付き合い願いまするか?」
    阿:「あっ、はい。  お供いたします」
    ナレ:二人は部屋を出て行った。
    美:「吉乃様は人の心が読めるのかしらね。 気遣いの出来る女性って格好いいわねぇ」
    唯:「そうだね。  で、何?」
    ナレ:お母さんは勉強机の椅子に座り、
    美:「唯が机に向かって勉強してるのを見たのって、若君に言われたあの時くらいね」
    唯:「もぉ。  で?」
    ナレ:お母さんは細長い箱を唯に渡した。
    唯:「何?」
    ナレ:蓋を開けるとそこにはペンダントが。
    唯:「綺麗な青だね」
    美:「アパタイトよ」
    唯:「若君が着ている着物の色に似てる」
    美:「そうなの」
    唯:「で?  あっ、この宝石見たこと有る」
    美:「私が姑にもらった指輪よ」
    唯:「そうだった。 大事な日にしか付けないから、付けてるとこもあまり見なかったけど。
       でも、どうしてペンダント?」
    ナレ:お母さんは唯の首に掛けた。
    美:「姑から頂いて、次は尊のお嫁さんにあげることにしていたのよ」
    唯:「それなのに?」
    美:「この石の宝石言葉が」
    唯:「宝石言葉?」
    美:「花言葉の宝石バージョンよ」
    唯:「へぇ、宝石にもあるんだ、そうゆうの」
    美:「ふ~」
    唯:「どうしたの?   あっ、分かった。 お母さん、そういう事も知らない私に、もっと
       阿湖姫みたいに女の子らしく育てればよかったかしらって思ったんじゃないの?」
    美:「唯も人の心が読めるようになったのね。 成長したわね」
    唯:「もぉ。  でも、もし私が女の子らしかったら、きっと若君に出会う事も無かったんだし、
       育て方間違ってなかったんじゃないの」
    美:「物は言いようね。  まっ、それもそうね。  私達も若君や吉乃様達に会う事が
       出来たのも、今の唯だからなんだもんね」
    唯:「まぁ、そうゆう事。  で、話を戻すけど、どうして私に?」
    美:「その宝石言葉は、絆を強める、繋げるって言うのよ。義母さんがね、ダイヤモンドの様な
       高価な物ではないけれど、色も素敵だし、言葉に惹かれて購入したって。あなた、
       そして子供たち、その子供たちと絆を強め繋げて欲しいと私に言って渡してくれたのよ」
    唯:「そうだったんだ」
    美:「だから、唯に。尊のお嫁さんには私の指輪の中からあげるつもり」
    唯:「でも、おばあちゃんは尊の嫁にって考えてたんじゃないの。  それを私が」
    美:「喜んでくれるわよ。良くやったって言ってね。  唯の事すごく可愛がってたし。
       遠くで唯が無事でいられるようにのお守りって事で。指輪よりこっちの方がいいかなって。
       チェーンを長くすれば着物の中で外には出ないと思ったから長めに頼んだの。本当は
       この前の時に渡すつもりで頼んでいたんだけど、戻ってくるのが遅くなって。  
       でもぉ、渡せる日が来るとは思わなかったわ」
    唯:「そうなんだ。  ありがとう。  大切にするね」
    ナレ:唯はお母さんに抱き着いた。
    美:「抱き着く相手が違うわよ」
    ナレ:お母さんは目頭を押さえた。二人の事を考えて下へ降りてきた吉乃が、台所でせっせと
      作業するお父さんに、
    吉:「わたくしもお手伝いを?」
    覚:「大丈夫ですよ。  で、何でしょうか?」
    吉:「水を所望したいのですが?」
    阿:「わたくしも」
    覚:「水ですか。  じゃ、オレンジジュースは?」
    吉:「あのみかんの飲物でありまするか?」
    覚:「そうですよ」
    吉:「では、おれんじじゅうすとやらを。姫様?」
    阿:「では、わたくしも」
    ナレ:二人の前にジュースを置いた。お父さんはお母さんが唯の部屋に行った理由も
      分かっているので、席を外してくれたのだと二人の気遣いに感謝していた。

    つづく

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    今日も本当に暑いですね

    妖怪千年おばばさん様
    どういたしまして(^_^)
    焼きまんじゅうをご存知の上、太田焼きそばまでご存知とはもしや同郷では(^O^)
    太田焼きそばは、番組などで知っていましたが、実は、まだ食した事がござらぬ(^_^;)
    妖怪千年おばばさん様、ご馳走して下さい(^_-)-☆
    線香花火を楽しんでいる情景が浮かびました(やっぱり私もアシガール脳)
    線香花火の火花が楽し気に飛びそして火の玉が落ちた時に、ふと寂しさを感じました(;_;)
    まるで若君の気持ちを表現しているかのようで(;_;)
    大輪の花火も見せてあげたかったね(^_^)
    男は子供だなぁって思いますね(^_^;)
    恐るべしレンコンのはさみ揚げ効果(^_^)

    こやつも阿保じゃさん様
    許しを受けた後の事の二人の様子、幸せそうですね(^_^)
    お袋様が話す時に唯はニコニコしていたから、お袋様に呼ばれる前に若君に聞いてウキウキ
    していたんだって分かりました(^_^)
    寸止めはアシガールの専売特許かな(^_^)
    その先を想像するのも良いけど、私的にはアシガールは寸止めがキュンとするポイントだと
    思いますぅ(^O^)/

    てんころりんさん様
    私も色々書いていて、もしかして同じ様な事をまた書いてるかもしれません(^_^;)
    大きいこと言ってしまいますが、ゆっくりお時間の有る時にでもお読みください(^_^)
    皆様に楽しんでいただいている(でしょうか?)の無題では、もしかして「へっ?」って事にも
    なりかねないと、ちょい心配ですが、まぁ、妄想の世界の事だとお許しを願いとう存じます(^_^;)
    後4回です(^_^;)
    また後程(^_^)

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    ありがとうございます

    妖怪千年おばばさん、感想をありがとうございます!
    「妄想の中で、自然に動いている感じ」共感して頂いて、こちらこそ、うれしいです(^。^)
    だから、私は、アシガール限定妄想作家です。
    てんころりんさん、唯のお父さんとお母さんとの約束、気になりましたよね。
    若君が、約束が守れないことを何とも思わないなんて、ありえないし。
    描けなかったのは、きっと尺の関係だと思いますが…
    スッキリして頂けて、よかったです(^-^)

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    返信
    賑わってますね

    この部屋をアシガール掲示板と分けて作って頂いて、本当に良かったですね。
    読む方もじっくり読めるし、後からでも書き込めます。
    私は何回か繰り返し読む方なので、直ぐ他の話題が積み上がると急かされて、きつかったのです。
    前の投稿も見つけ易いし助かります。

    ぷくぷくさん、若君が戦国へ着て帰った洋服の話は、前に書かれてたんですね。ご免なさい。?
    SPの隙間シリーズ『11月24日~12月22日+α 』その6と7(2020/4/8_9)でしたね。
    ちょうど再放送決定の発表があって、アシガール板はてんやわんやの盛況で、私もわくわくフワフワ頭が一杯 ?? 後から読み直そうと思っていた投稿の1つでした。

    皆さん、アシガール板2713, 2742、本当は1000番台なんですよね。2000番台を作る時にno.1001~2000が1000番多く表示されました。
    この件、マスター管理人さんが、連絡板no.746, 748に書いてらっしゃいます。
    修正には長く掛かるかもしれません。
    *~~*~~*~~*~~*~~*
    ぷくぷくさんの物語、
    送別パーティーの準備が進んでますね。
    誰かが残るのかな?何回か分けて帰るのかな?
    旧起動スイッチも燃料入れれば使えるし…
    それとも尊に、凄い名案と新発明が…
    大人しく待ちます。( ̄b ̄) シー

    妖怪千年…さんの物語、
    若君が帰ったのは夏の終わり、速川家のあの広い庭で花火はピッタリ?。高山を撃退した若君の隠し球の一手になった!綺麗に繋がりましたね。
    若君の策「後2度使える」の嘘は、私にとって悩ましい問題です。
    公式掲示板には、2019年4/8と4/25に書いてますが、こちらでも書かせて貰おうと思う位なんです。

    こやつも…さんの物語、
    アシガールらしく寸止め… (*´艸`*)
    若君が「唯の父上、母上の許しをもらわず」と言ってますね。そうなんです。
    原作未読だった私が、連ドラ最終回で幸せ感一杯になれなかったのは、ドラマでは現代の家族が置き去りだったからです。
    プロポーズのシーンでも若君そのこと何にも言わないし・・ 若君の台詞補って貰って良かった~。
    スッキリしました~。

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    返信
    お任せしま〜す

    月文字さん、感想ありがとうございます!
    そっと…の先は、皆さんの妄想にお任せしました(๑>◡<๑)
    ちなみに、私の妄想は、涙を拭ってあげる、髪を撫でる…月文字さんが書いてくれたようなことでした。
    若君は、優しいから(//∇//)

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    返信
    こやつもさんの『お許し』のラスト

    “若君が、そっと……”
    え、、そっと何ですか?気になる!
    唯の涙を手で拭ってあげた、とか?
    髪をなでてあげた、とか?

    す、寸止めですとぉ?
    千年おばばさんから頂いた萩の月を食べてた手が止まりましたよ、口が開いたまま。
    これ読んで寸止めできたアシラバさんは、いるのだろうか。

    ごちそうさまです!(誰に言ってるんだか)

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    返信
    おはようございます。

    こやつも阿呆じゃ様
     感想ありがとうございます。
     そうなんですよね!私も同じです!
     ”妄想の中で、自然に動いてくれる感じ”
     ドラマの中で、木村先生もおっしゃってますが、
     ”目の前でお殿様が実際に戦ってる”様な。
     自分自身は、その動きを、文字で写し取っただけで。
     嬉しいです!共感出来て!

     こやつも阿呆じゃ様の作品も、ドラマで見てみたかったシーンですよね。
     唯の喜びが実感できて、ついつい、”おふくろ様”目線でジーンとしてしまいました。
     ”寸止め”まさにアシガールですね。(^_^)v

    ぷくぷく(群馬)様
    ほぼ会話のみでストーリーを展開させていく技。感服!。
    ドラマの台本を読ませて頂いているような。
    続編が楽しみです。(^_^)v

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    返信
    お許し

    源三郎が若君を呼びに来てから、どのくらいの時間が経ったのか、1人で待っていると、とても長く感じる。
    父上様からは、どんなお話が…
    若君は、部屋を出る前、不安げな私の頬をむにゅっと摘んで、笑顔になった。
    「案ずるな。きっと、良い話じゃ。」
    若君が根気強く、父上様にお願いをしてくれていることは、知っていた。
    だから、私は、少しでも若君にふさわしい女子になるため、書や作法をおふくろ様に教えてもらっている。
    それにしても、私が、戦国武将のご正室に…
    冷静になって考えると、身震いがする。
    怯むな!私らしくない!
    両手で顔をパンパンと叩いて、気合いを入れた。
    「っしゃー!」
    「何をしておるのじゃ?」
    いつの間にか、若君が、すぐそばに立っていた。笑いをこらえながら…
    「あはは…ちょっと気合いを…」
    見られちゃった、恥ずかしい!
    「唯。」
    私の前に座った若君の穏やかな落ち着いた声。
    「はい。」
    私は、姿勢を正した。
    「父上より、唯を正室にすること、お許しを頂いた。」
    「本当に?!」
    驚く私に、若君が静かに言った。
    「唯の父上、母上の許しをもらわず夫婦(めおと)になること、申し訳なく…なればこそ、わしは、必ず唯を守り、2人、戦乱の世を生き抜く。」
    「若君….」
    若君、やっぱり誠実だなぁ。
    そして、私が、若君の奥さんに…
    さっきまでの不安が吹き飛んで、奥さんとして、若君とずっと一緒にいられるうれしさが込み上げてきた。
    「はい…」
    思い切り笑顔になったはずが、なんでだろう、泣いてしまった。
    もう二度と会えないかもしれないと思ったことが、何度もあった。
    若君が、そっと…

    ******************
    12話、父上から結婚のお許しを頂いて、晴れやかな表情で廊下を歩いた若君が、その後、そのことを唯にどんな風に伝えたのか、妄想してみました。
    最後は、アシガールらしく寸止めに
    σ(^_^;)

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    目に浮かびました

    千年妖怪おばばさん、またまた素敵な作品
    (^。^)
    花火をする仲の良い家族の感じが、とても速川家ですね。
    あと1度と聞いて、鼓動が速くなる若君がリアルで、そのドキドキが伝わって来ました。
    私の作品への感想をありがとうございました。
    アシガールの登場人物は、魅力的でキャラクターがブレないので、妄想の中で、自然に動いてくれる感じがします。
    タイムスリップ医療物、そうなんですね?
    録画だけして、ちゃんと見たことがなくて(^^;)
    緊急事態宣言中の再放送ドラマ、タイムスリップ物が多かったですね。
    タイムスリップには、きっと、多くの人が惹かれる何かがあるのですね。
    ぷくぷくさんの超大作、こちらの世で、夢がいろいろ叶ってますね(^-^)v
    久しぶりに、私も1つ妄想を。

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    初投稿でかっとした花火の夜の情景です

    だが、このまま、戦の無いこの世でと思う気持ちが、
    我が身の内に芽生えた事は、否めない。

    また一月が、瞬く間に過ぎ、満月の夜が来た。

    永禄に帰れると思うと、やはり心が浮き立つ。
    どちらが本心なのかと己をいぶかしんむ。

    “最後の夕餉”を早めに済ませ、ほんの一時、“花火”なるものを楽しんだ。
    はぜる火が美しく舞った。
    皆が、線香花火を持ち、誰が一番長く小さな火の球を残せるか、競った。

    父上も、母上も、子供の様に歓声をあげる。

           「若君に、打ち上げ花火も、見せてあげたかったな」

     「打ち上げ花火?」

         「夜空にね、大輪の花が咲くのよ。」

       「どおおおーんって大きな音がしてさ。」

           「お姉ちゃんは、満腹してからじゃないと、見に行かないんですよ。
            音が、お腹に響くからって。」

       「そうそう、ホントに食いしん坊だよな。あいつ。」

    父上の言葉で、皆が笑う。

           「お風呂、見てくるわね。」

    母上が、勢いよく立ち上がった。
    すると、父上と尊が。なにやら意味ありげな眼でこちらを見る。

       「さあて、ここからが、男の花火大会だ!」

    爆竹と、ネズミ花火と、小さな打ち上げ花火。

    「祭りだ!祭りだ!」

    尊と父上が踊りだす。

    風呂場から、母上の声が聞こえた。

           「こらあ!ご近所迷惑よ!いい加減になさーい!まあったく。」

    その声には、途中から笑い声が混じっている。
    父上が、片目をつぶってささやいた。

      「大丈夫だよ。ご近所には、配ってあるから。例のレンコンのはさみあげ。」

    このように楽しく美しい夕暮れが、今までにあったであろうか。

    尊の実験室で、唯の脇差を受け取り、いよいよ、永禄へという間際、
    これが使えるのは、あと一度と尊から聞いた。
    父上も母上も初耳のようだ。
    動揺する母上をみて、思わず言葉が突いて出た。

     「唯は必ず、お返し申す」

    懐に忍ばせた唯の写真が泣いている様に思った。
    しかし、それはそうでなかった。
    己の心の臓が、早鐘のように鳴ったのだ。

    戻れば唯と共にまたいられると、思い込んでいた。
    いつでも、試練は突然やって来る。

    策を練らねばならなかった。
    唯の泣き顔はみとうない。
    笑顔の唯を無事にこの里に返すにはどうしたら良いか。

    仕損じるわけにはいかなかった。

    そしてそれは成ったのだが・・・

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    てんころりん(東京)様
     若君が、絶対手放したくないはずの唯の写真をいつ、手放したかは、随分悩んだんです。
     (ものすごく悩んだ部分がもう一つありますが、それは、”後ほど”)
     でも、ご支持くださってありがとうございます。
     これは、ドラマ版の妄想編として、お許しいただけたらと。
     また、いつか、漫画版の妄想編にもチャレンジしてみますね。(^_^)v

    こやつも阿呆じゃ様
     私も早速、作品を読ませて頂きました。(^_^)v
     写真をなくして、ガックリ、しょんぼりする若君の姿や、
     唯にちょっぴりイジラレながら、写真を見せられるシーンが
     クスクス、ほのぼので、ラブコメは、こうでなくちゃ!と、思いました。
     実は、長らくこちらに書き込みを躊躇していたのは、
     まさに、”写真を埋める”シ-ンの件でして。
     某局の大ヒットしたタイムスリップ医療物語。
     (アシガールでも、平成の病室での若君のシーンで
      バックで流れた事のある音楽が使われていたアレです。)
     ”おもいびと”の写真を埋める・・・もろ被りなんです。
     パクリと言われる可能性大。
     でも、大切なものを埋めるという行為は、タイムカプセルや、
     子供たちの遊びでもよくありますし、(私自身も経験有)
     同じ”埋める”行為であっても、意味合いが全く違うので。
     某局のものは、埋めた主人公が、未来の恋人の様子を確かめるために
     自分で掘り出すのですが、私のものは”未来に託す”という事なので、
     投稿させて頂いた次第です。ホントに勇気がいりました。汗

    ぷくぷく(群馬)様
     焼きまんじゅう!ごちそうさまです。
     甘いお味噌の香ばしい香りがしてきました。
     お返しに、太田焼そばをどうぞ~。
     大長編、凄いパワーですね。見習いたいです。
     続編、楽しみにしてますね。(^_^)v

    月文字様
     嬉しいお言葉、有難うございます。m(__)m
     月文字・・・美しい~・・・どんな文字なのか、妄想しそう。
     素敵なお名前ですね。これからもよろしくお願いいたします。
     地元のお菓子ではありませんが、お近づきのしるしに”萩の月”をどうぞ~。
     作品、是非是非、読ませてくださいね。

    ムーンウオーク(島根)様
     漫画・アシガールでは梅の花のもとで写真を見るシーンがあるんですね?
     原作ファンの方々をがっかりさせてしまったでしょうか・・・汗
     ”違う~!!!”という皆様の突っ込みが聞こえてきそう・・・汗
     今回は、ドラマ版という事でお許しいただけますか?
     いつか、原作版にもチャレンジしてみます!
     やはり、きちんと原作をふまえないとですね。反省。
     NHK公式掲示板は私が訪問した時には、すでに閉じられていまして。。。
     戦国時代は、群雄割拠ですから、悲しい最期を遂げた方も沢山いらしたでしょう。
     アシガールがいつまでも支持されるのも、そんな歴史の背景があるかもしれませんね。

    りんごのりっ(大阪)様
     はじめまして!
     コメントありがとうございます。m(__)m
     砂かけ様・・・私は足元にも及びません。
     いつか、閻魔大王を篭絡して、地獄で苦しむ罪びとたちを皆、天国送りにして、
     鬼さんたちと、針山や血の池で歌ったり踊ったりという野望は持っておりますが・・・
              ↑
       砂かけもぶっとぶ野望じゃ。いい加減にせいと、じいに化けた”ぬらりひょん”の突っ込み
    良いですね、妖怪大百科!いつか見せていただきたいです!!

    皆様、ながくなってごめんチャイ。m(__)m


     
     
     

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    妖怪千年おばば様

    妄想ストーリー楽しく読ませていただきました。
    文才豊かな方々ばかりで、ほんとに凄いなぁと感心して読ませていただいてます。
    いろんなアナザーストーリーがあって、アシガールドラマを脳内再現して楽しんでいます。

    ムーンさん、鬼太郎百科とか持ってるけれど、ぜんぜんマイスターではないですよ?UFOって、セスナ機見間違えただけの、たわけ者ですので?

    千年妖怪おばば様のネーミング素敵ですね。砂かけ…のビジュアルが浮かんじゃいました?
    ちなみに砂かけ…は、イタズラ好きだけど、正しい事が好きで、鬼太郎の母親代わりをするくらい、優しい妖怪さんだそうです。

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    妖怪千年おばば様

    こちらの板は初めてですが 思い切っておばば様の作品を拝読させていただきました。
    流れる様な描写、素敵でした。自然にその場面が浮かびましたよ~~
    小平太と源三郎の立ち位置関係も よく把握していらっしゃる。
    両者幼き頃からの若君の近習であっても
    家柄のせいか小平太の方がやや上なんですよね
    (源三郎も千原じいの親族の様ですが)

    唯の金メダル写真と、黒羽城炎上は原作でもまだ回収されていないフラグです。
    今後解明されるのか 或いはスルーされるのか???

    唯の写真についてはいつも若君の懐にあり(他人に見られたら一大事)
    阿湖との縁談の際にも たしなめる小平太をほったらかして
    しみじみ見つめる若君と梅の花のシーンが 実に印象的でした(原作です。ごめんなさい)

    千年おばば様のご実家近辺にも 城と運命を共にされた若君がいたのですね
    NHK公式掲示板でも その様な投稿がありましたが あれはおばば様ではございませんか?

    余談ですがこちらの仲間には 大阪在住で妖怪大百科を持ち、妖怪マイスターで
    UFOや天体観測、絵本やアニメにも詳しい
    花丸年齢疑惑の  りんごのりっちゃん と言う優しい姐さんもおりまして
    きっとおばば様とも仲良くなれると思いますよー(^^♪
    アマビエさんと一緒にコロナをやっつけて下さい!!

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    無題㉗

    ナレ:二人が駐車場に戻った。
    唯:「お待たせ」
    覚:「もぉ良いのか?」
    唯:「うん」
    覚:「そうか。  じゃ」
    ナレ:発進させ、少し行ったところの店の駐車場に停めた。そこは回転寿司。
    唯:「お父さん?」
    覚:「手伝って。 若君、待っていてください」
    若:「あい分かった」
    ナレ:唯はお父さんと一緒に店内へ。もう少しお待ちくださいと言われ座って待っていた。
    唯:「お父さん、お寿司?」
    覚:「此処でも楽しんでくれるだろうけど、でもね。  だから持ち帰りを頼んだんだ」
    唯:「そうなんだ。  でも、私が言うのもなんだけど」
    覚:「ん   気にするな」
    唯:「でも、服とか、色々」
    覚:「お母さんも僕も、皆さんが来て良かったと思ってもらえるようにしようって話し合って」
    唯:「そうなんだ」
    覚:「それにお前が戦国で、皆さんに大事にしてもらえるようにって」
    唯:「それって、袖の下?」
    覚:「そんな事よく知ってるな。  まっ、そんなんじゃないよ。  でも、皆さんなら、
       無条件でお前に優しくしてくれるな」
    唯:「そうだね。  お父さんとお母さんの気持ちは、みんな分かってくれるね」
    覚:「そうだな。  こう言っちゃなんだけど、もっと一緒に居たいなぁってさ」
    唯:「うん」
    ナレ:寂しそうに返事をした。店員に呼ばれた。その量を見て唯は驚いた。五人前が4つ。
    唯:「多くない?」
    覚:「気にするな。  ははっ」
    ナレ:夕飯の時に、初めは手を出しにくそうにしていた面々だが、若君が先に取り頬張り美味い
      と言った事でみんなも「美味い」を連呼して嬉しそうに食べていた。お父さんと
      お母さんは顔を見合せ微笑んだ。
    唯:「昼間、芳江さんとエリさんに挨拶して、明日のパーティーに誘ったんだけど、遠慮する
       って」
    美:「私も声を掛けたのね。でも、皆さんで楽しんで下さいって」
    若:「エリ殿と芳江殿にも世話になったのだが」
    ナレ:お母さんはみんなが来た時に、二人に会ったらと話したが、楽しい話を聞けるだけで良いと。
      会えば必ず来る別れが辛くなるから会わずにいた方がと話した。
    美:「確かにね」
    ナレ:お母さんの言葉でシーンとなった。
    唯:「はいはい。  芳江さんとエリさんの優しさに感謝して、明日は楽しみましょ。
       ねっ、みんな」
    じい:「そうじゃの。  その者等の優しさに感謝するぞ」
    唯:「それ、いま、私が言ったぁ」
    じい:「そうじゃったかぁ。  あははは」
    ナレ:唯もつられて笑った。

    ナレ:夕食の後、成之と若君は風呂の番を待つ間、ウッドデッキに並び座って居た。
      実験室の方を見て、
    成:「尊殿、明日、皆に見せると申しておった」
    若:「どのような?」
    成:「それは分らぬが。  だが」
    若:「尊を信じましょう」
    成:「そうじゃの。  明晩戻るのじゃな」
    若:「はい。  皆、無事に戻れます。  そう信じておるのです」
    成:「そうじゃのぉ」
    ナレ:その言い方に若君はあの日、部屋で自分に声を掛け、話すのを止めてしまった成之の姿を
      思い出した。
    若:「兄上は、私に申したい事が?」
    成:「ん」
    若:「兄上」
    成:「私はこの世に参って、唯がこの世で過ごしていた事を知った」
    若:「はい」
    成:「私は物事を難儀と思わず暮らして居った事が、唯には、そう、不便な事ばかりなのだと
       知った」
    若:「はい。  兄上?」
    成:「私は一人でも少ないのであれば戻れるのではないかと思うておる」
    若:「えっ?  もしや」
    成:「そうじゃ。  唯はやはりこの世に居る方が良いではないかと」
    若:「私も、その様に思う事もございます。  ですが、私は唯の」
    成:「分かっておる。、忠清の想いはの。  だが、私は便利を知り、そうなれば、やはりと
       思うてしまったのだ」
    ナレ:若君もわかっていた。自分もこの世に来るまでは不便を不便とも思わず過ごしてきた事を。
      だが、この世に来て様々な事柄を知り、永禄で出来ない事もここでは容易く出来る事も。
      唯がその世界で育ったことも。心の片隅には唯と離れた方がとの想いがなかったわけでは
      ない。
      改めて成之に言われ悩む若君だった。そこへ唯が来て、お父さんに二人が何を話している
      のかと尋ねた。良くは聞こえないが途中若君が驚いていたと聞き、ピンときた。
    唯:「ちょっと失礼しますよ。よっこいしょ」
    ナレ:割り込んで座った。
    若:「唯」
    唯:「何を話してたんですか?」
    成:「明日戻るのだと」
    唯:「ふ~ん」
    ナレ:唯は二人の顔を見て、
    唯:「私を置いていこうなんて相談してたんじゃないんですかぁ」
    ナレ:二人は驚きの表情。
    唯:「やっぱり。  そんな事だろうと思ったんよ。  兄上さん」
    成:「何じゃ?」
    唯:「こんなかわいいい妹が欲しくないんですかぁ   アハハ」
    成:「えっ」
    唯:「じゃ」
    ナレ:二人の肩をポンと叩きその場を離れた。二人は笑ってしまった。
    成:「面白いおなごじゃ」
    若:「唯は、やる、それだけです。そして、戻る、その思いだけです。私はその様な考えの
       出来る唯と共に居り続けたいと思うたのです」
    成:「信茂殿も申しておった。常に前を向いておるとな」
    若:「はい」
    ナレ:風呂の順番が来たと立ち上がるとそこへ唯が戻って来た。手に何かを持ち。
    若:「唯、如何した?」
    唯:「若君に」
    ナレ:若君の前でTシャツを広げた。胸元にカラーマジックで〔I LOVE 唯 ♡〕
    美:「唯、何それ?」
    唯:「若君に着てもらいたいのよ」
    ナレ:驚いている若君の代わりにお父さんが、
    覚:「いくら何でも」
    唯:「恥ずかしいって事?  恥ずかしくないでしょ。だって、I LOVE 何とかって
       あるじゃん」
    美:「そうだけど。  まぁ、LOVEの所はハートマークだけどね」
    唯:「そうだったっけ?  まぁ、いいや」
    美:「若君」
    若:「唯が喜ぶのであればわしは」
    ナレ:若君は受け取り、着ていたTシャツを脱いで、そのTシャツに袖を通した。お父さんが
      言った。
    覚:「やっぱり、若君は尻に敷かれるタイプなんだね」
    美:「あなたみたいにね。 ウフッ」
    覚:「いやぁ、僕は。  まっ  あははっ」
    ナレ:成之は此処は心の温かくなる場所だと思っていた。

    つづく

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    板 間違えました

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    世界が広がる

    妖怪千年おばばさん、投稿してくださり、ありがとうございます!
    情景描写が素晴らしく、アシガールって、こういう魅力もあるよなぁと浸れました。

    ぷくぷくさんの作品もアシ脳をくすぐる要素が散りばめられていて、この板では私は もう読み専と化しています。
    (とか言いつつ、たぶん また妄想を書く)

    妄想作家様方、感想が無くても自信をなくすことなく投稿し続けてくださいませ。
    喜んで読んでおりますゆえ。o(^-^)o

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    今日も朝から暑いですね

    アシラバは熱い(^_^;)
    てんころりんさん
    皆様
    脳内変換映像化にて楽しまれて頂き(^O^)/です。
    木村先生には唯の良き理解者になって欲しいと思いました(^_^)
    もしと思い書きます。因みに服の発見された事をアシガール掲示板の〔2713・2742〕にて
    載せて頂いております(^_^)
    随分書かせて頂きましたので私もいつ頃だったかと遡り探しました(^_^)
    私も古文書見てみたい(^_^)
    きっと私は言うでしょう「読めな~い」と(^_^;)
    日が経つと途中で妄想が浮かび書いてしまい予想外に長くなってしまいました(^_^;)
    無題は修正のみで追加せず、無題はあと5回で完了です。
    もうしばらくお付き合いのほどを(^_^;)
    お気づきの方も居られるでしょう(^_^) 〔無題は〕の〔は〕・・・ムフッ(^^♪
    では(^_^)

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    ぷくぷくさん、楽しませてもらってます

    無題24、兄上の夢が・・ ( 。゚Д゚。)ウゥッ
    無題25、尊が良い結果に辿り着いた様で、余裕見せてますね。いよいよ満月の日に 皆帰るのでしょうか? ( ゚ェ゚)ドキドキ
    まだこっちに居てほしいけど、戦国で大殿と久様、木村様や有山様も心配しているでしょう。
    あっそうか、ひと月の滞在なら まだ3分しか経ってない‥ あっ新しい起動スイッチだから もっと短いかも‥。
    無題26、黒羽城の石垣を、ほんとは若君、知らなかった。やっぱりね (*-ω-)ウンウン
    なんと若君が着て帰った洋服が見付かっていた!!
    唯が書いたあの見取図も!!
    木村政秀は若君と唯の婚儀を手記に残していた!
    書画に秀でていたですと‥ それは見てみたい。
    そして木村先生は、若君の正体に気付き、唯が退学した本当の理由も分かったらしい。?名推理‥

    イマジネーションが 本当に豊かですね。
    ドラマで気になる点が、然り気無くフォローされてました???

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    無題㉖

    ナレ:三人が買い物に出かけた頃、唯と若君はクラッカーを買っていた。以前より一回り大きな
      物もあったのでそれを。
    唯:「此処には無いけど、私が抱えるには大変なくらいの大きなクラッカーもあるのよ。
       それもあれば買って帰りたかったけどぉ」
    ナレ:それを聞いて若君は音に驚いた事を思い出した。
    若:「あの様な小さき物でもあの様な音がしたのだからの、大きくなるとなれば音もそれなり
       ではないか?」
    唯:「そうですね。テレビで見たけど、結構な音だし、中の紙も大量ですよ」
    若:「それでは、じいが驚いてしまうではないか」
    唯:「心の臓が止まるとか言います?」
    若:「そのように」
    唯:「大丈夫ですよ。意外と若い人達より肝が据わっているから。 もしかして、絶叫マシン
       も大丈夫だったかもしれませんよ」
    若:「唯はまだあの遊園地とやらに参りたいと悔やんでおるのか?」
    唯:「失礼な、私、そんな根に持つタイプじゃありませんよぉ」
    若:「すまぬ」
    唯:「うっそで~す。  ふふっ」
    ナレ:一通り買い物を済ませ、コーヒーショップで休憩していた。ジロジロ見られる事に唯は
      快感。
    若:「どうした?」
    唯:「何でもないです。   さっ、出ましょうか」
    ナレ:唯は値段を確認して、足りる分を若君に渡した。レジに行くと、彼氏に出してもらってる
      風にして側で待っていた。若君が支払い、釣銭を唯に渡そうとしたら唯は、
    唯:「ご馳走様でした」
    ナレ:先に店を出た。
    若:「唯、如何した?」
    唯:「男の人に払ってもらう経験がしたかったので」
    若:「さようか。  ん」
    ナレ:若君は釣銭を渡した。唯はお父さんに迎えの連絡をして、ケーキ店に行った。そこで
      ホールケーキを2つ予約注文。明日の引取時間を伝え、迎えを待っていた。
      迎えの車に乗りこむと若君が、
    若:「父上、ちと頼みたい事があるのじゃが」
    覚:「何ですか?」
    若:「城跡にの」
    覚:「分かりました。  寄りますね」
    ナレ:城址公園の駐車場に停めた。
    覚:「此処で待ってるよ。 時間は気にしないでゆっくりで良いですよ」
    唯:「でも、夕飯が」
    覚:「大事無い。  ふっ」
    唯:「えっ?  ん?   じゃ、若君」
    ナレ:二人は城跡へ。お父さんは何処かに電話を掛けた。若君は石垣を触って、
    若:「わしは、この場の事を兄上やじい等に申す事は出来なんだ」
    唯:「そうでしたね」
    若:「わしにも分からぬが。  だが、唯、そなたも申しておらんの」
    唯:「皆さんに話している内容で此処の事を出さないので、あれっとは思いましたけど、
       若君が話したくないのかなって思って、私も言わずにいようと」
    若:「そうであったか」
    唯:「もしかして若君の中で話さない方がって思ったのかも無意識でとか。だから、
       良いんじゃないですか、別に話さなくても」
    若:「ん」
    唯:「此処には小学生の頃、遠足で来たりするくらいで、高校に入るまではあまり来ることは
       無かったんですよ」
    若:「さようか」
    唯:「戦国に行くまでは全く興味も無かったから。でも、行ってからは、木村先生に聞いたり
       して、羽木がほろび  あっ」
    若:「ん?   あぁ、構わぬ」
    唯:「うん。  先生の話だと羽木が滅んだ経緯は資料が無くて分からないって言ってました」
    若:「さようか」
    ナレ:若君は寂しそうに。
    唯:「でも、その後、松丸から羽木のお殿様に宛てた手紙も出て来て」
    若:「そうであったか」
    唯:「はい。  歴史が変っているって事でしょ」
    若:「ん   唯、  お前がわしらの前に現れた事で、歴史が変わったのではなかろうか?」
    唯:「そうですかね。  そう思っても良いんですか?」
    若:「ん」
    唯:「私は覚えていませんが、館の一部が昔、残っていたって聞きました。その中に若君が
       着て行った服も見付かって。  で、不思議に思ってることがあるんです」
    若:「何じゃ?」
    ナレ:唯は若君の隣に立ち石垣を触って、
    唯:「私の覚えている限りでは、これほどの石垣が黒羽城の周りに有ったかって」
    若:「そうじゃのぉ」
    唯:「きっと、私達の子供   いやぁ~ん」
    ナレ:自分で言って照れる唯。
    若:「唯?」
    唯:「えっ、何でも。  きっと歴史が変って、どの代かで館を造成とか増築とかして
       石垣も。  だったら説明が付くかなぁって思ったんですけど」
    若:「唯の申す通りであろう」
    唯:「まっ、その屋敷とかもどうなったかは今は分からないけど。区画整理もあったって
       言ってたから、もっと建物は残っていたのかもしれませんね」
    若:「そうじゃの」
    ナレ:唯の根拠のない憶測でも若君は嬉しかった。そこへ木村先生が前の通りを歩いてきて二人に
      気付き側に来た。
    木:「速川」
    唯:「あっ、先生」
    木:「あぁ、  君も」
    ナレ:若君はお辞儀だけ。
    木:「速川が学校に来なくなって、羽木家の事を話すのは授業だけで、他に聞きに来る生徒も
       居なくてさぁ。  お前だけだったから、寂しくて」
    唯:「そうなんだ」
    木:「此処であったのも何かの縁」
    唯:「えっ?」
    ナレ:木村先生はカバンからタブレットを出して、
    木:「郷土史家の先生から、また資料が発見されたって聞いて」
    ナレ:二人に見せた。それは黒羽城から退却する時に唯が描いた見取り図だった。
    唯:「あっ、これ」
    木:「ん、どうした速川?」
    唯:「何でもないです」
    木:「面白い資料って言ってたよ、変わった絵に、嘘の大軍って何の事だって郷土史家の
       先生も分からないって言ってたよ」
    ナレ:唯は(でしょうね)と思っていた。
    唯:「じゃ、先生、そろそろ」
    木:「そっか。  まっ、二人とも元気でな。  また、戻ってくることがあったら、
       俺の話を聞いてくれ。  暫くは教師でいられるだろうからな」
    唯:「えっ、  あっ、  はい。  じゃ、先生もお元気で」
    若:「そなたも達者でな」
    ナレ:ふいに行ってしまったが、木村先生はニコニコしながら、
    木:「君もね。  じゃ」
    ナレ:二人は木村先生を見送った。
    若:「まこと、木村に似ておったの」
    唯:「そうですね。  先生にもお世話になったし。  でも、なんか、先生、私達の事が
       分かってるみたいに言ってたから、驚いちゃって」
    若:「そうであったか。  わしは気が付かなんだ」
    唯:「気のせいですね。 で、 あの絵、私が描いたんですよ」
    若:「さようか。  やはりあの絵はまぼ兵くん」
    唯:「そうです。  上手でしょ。  あの絵より」
    若:「ん?」
    唯:「何でもないです」
    ナレ:唯は自分の手配書の絵の事を言ったのだった。
    唯:「じゃ、もう、良いですか?」
    若:「ん」
    ナレ:若君はもう一度、石垣を触った。

    ナレ:木村先生は唯たちと別れた後、学校へ戻り準備室の棚から最近、入手した古文書を出した。
      木村政秀の手記。そこには高山と織田に攻め入られ最後と決めた夜に忠清と唯の婚儀が
      執り行われた事が記されていた。木村政秀は書画に長けていた。そこに付け加えられて
      いた絵は、その時の二人の姿だった。古文書を手に入れて中を読み、唯が忠清の墓に
      すがり泣いていた事に納得し、墓を見たいと案内した時の青年の様子を思い出して、
      先程、会った青年が羽木忠清だと確信した。木村先生は複雑な想いではあったが、
    木:「良かったな、速川」
    ナレ:つぶやくように言い、棚に仕舞った。

    つづく

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    妖怪千年おばばさん様

    初めまして(^_^)
    こちらの板にてご挨拶させて頂きます(^_^)
    ようお越しくださいました(^O^)/
    楽しんでいただけているご様子 嬉しいです(^_^)
    写真については他の方も私も妄想想像をNHK掲示板やこの場所に。
    一つのテーマで妄想想像が膨らむドラマは珍しいと思います(^_^)
    楽しいですよね(^O^)/

    若君の表情も目に浮かび、若君の想いにウルっと(;_;)
    爆竹や鼠花火にはさぞかし驚いたでしょうね。武器になる物を渡した尊はお見事!(^_-)-☆

    この場所はマスターさんが作り上げて下さり、その上、この創造俱楽部も新規で作って下さった
    板です。直ぐに飛び込んだ私(^O^)/
    妖怪千年おばばさん様も遠慮なさらずに・・・お前が言うな(皆様のツッコミ(^_^;))
    では、私から群馬名物の焼きまんじゅうを進呈致します(^_^)
    (先日、買い物で行った店に焼きまんじゅうが有ったので早速買いました(^_^))

    これからも宜しくお願い致します(^_^)

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    唯の写真

    妖怪千年おばばさん、さっそく素敵な作品をありがとうございました。
    私は妄想作家(自称)で、唯の写真については、唯の部屋から持ち帰った話、小垣で失くした話、唯が戦国へ持って来て若君に見せる話を創作板に書きました。
    他に、唯が戦国へ戻って来た夜の若君の話も唯の写真の話でした。
    写真の話は、原作でもドラマでも回収されていないので、いろいろに妄想を掻き立てられます。
    でも、唯に届くように自分で埋めたという発想は、目からウロコでした。
    思慮深い若君らしいですね。
    そして、戦の描写が素晴らしいですね。
    重厚な感じが。
    私は、そういうのが書けなくて(^_^;)
    新星のように現れた妄想作家さんに刺激を受けて、妄想作品、久しぶりに投稿したくなりました。
    妖怪千年おばばさん、また、ぜひ作品を投稿して下さいね。

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    唯の写真の謎「届け!この想い」

    私が ご挨拶を書いてる間に出てました!
    新人妄想作家さんがデビューされて、とても嬉しいです???。
    「創作倶楽部」は、新規の方がいらした時、メインのアシガール掲示板に「創作物」があると、面食らうかも、作家さんもマイペースで書けないし.と話していたところ、マスター@管理人さんが別の部屋を作って下さいました。

    妖怪千年おばばさん、こちらの板でデビューとは通人でいらっしゃいますね。(´∀`*)
    今回は、若君がタイムマシンは2度使えると嘘をつき、唯を現代に帰した後、惣領を兄上に譲ろうとして家中が揺れる中、2度でしたっけ? 高山の奇襲があり、若君が撃退した時の話ですね。

    若君が写真を落としたとすると、鎧を着けた懐から?兜の中から?何れもちょっと妙なのです。
    若君は もう会えない(と思っていた)唯に、戦国で生き抜く自分の「想い」を届ける為、写真を埋めた!なるほどでした。
    戦の後の描写が見事でした!
    尊に渡された爆竹とネズミ花火が役立った ?!

    「直ぐ」と言うのは間違いですが、若君が写真を埋めると、458年後の唯に “直ぐ” 届いた様に感じました❗
    若君が写真を手放した時期がもっと後でも、現代で同じ時に発見される事は有り得ます。
    でも、唯は「若君が こうして会いに来てくれた」と言ってました。
    やはりこのタイミングで、若君自ら「想いよ届け」と埋めるのが、相応しいと思いました。

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    戦国から戻ってきた”唯の金メダルをかじっている写真”の謎にせまってみました

    皆様
    はじめまして!
    ぷくぷく(群馬)様、楽しく物語を読ませて頂いています。
    皆様の、お邪魔になってはと、投稿しようか、やめようかと随分迷いましたが、思い切って投稿させて頂く事にいたしました。

    内容は、”唯の金メダルをかじっている写真”に関する、私の妄想の物語です。
    ドラマでは、毎回タイトルがついていましたので、それに倣って、この妄想物語にも、”届け! この想い”とさせていただきました。
    長くなりますが、ご一読頂けましたら、幸いです。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
         届け! この想い

    敗走する高山兵の、ちぎれかけた旗を見つめながら、
    忠清は、馬上で、荒い息を整えていた。

    愛馬、颯は、首を振り上げ大きく一声いなないたが、
    その場に踏みとどまり、深追いをしようとはしなかった。

         「若君様!」

    小平太が馬の腹を強くけりながら、駆け寄ってくる。
    兜の大きな角が、鈍く光っている。

    その後ろを、源三郎が、走って来た。
    左足を引きずるようにはしているが、
    汚れた顔は、晴れやかに見える。

         「我らの勝ちにございまするな!」

    小平太の言葉に、忠清は大きくうなずいた。

    「皆、ようやってくれた。」

    そして、息を切らし、倒れこむようにひざまずいた源三郎に、声をかけた。

     「足を痛めたのか?」

          「高山の騎馬勢に向かい、馬の脚を払って、敵将を落としましたおり、
           その馬に蹴られました。」

     「折れているやもしれぬ。わしの後ろに乗れ。」

          「勿体ないお言葉、源三郎、身に余る幸せ。
           なれど、恐れ多い事でございますゆえ、控えさせて下さいます様。
           これしきの怪我、何ほどにもございません。」

    思いがけぬ若君の言葉に、源三郎は、感極まって、目頭を押さえた。

    「なれど、ここでは手当もできぬ。手当もせずに走るは、害有って一利無しじゃ。」

         「なれば、それがしの馬の背に。」

    小平太は、馬を源三郎の脇へ付け、遠慮は無用と諭すように言いながら、後ろに乗せた。

     「今宵は、寺で休むとしよう。」

    忠清の言葉に小平太が答える。

     「心得ました。
      それにしても若君様、此度の戦は、あの、”爆竹”とか、”ネズミ花火”とか申すもの、
      たいそう、役に立ちましたな。
      なりは小さいが、大きな音が出て、敵は皆、驚いて腰を抜かしましておりました。
      無傷でとらえ、捕虜とすれば、戦を納める交渉事にも、こちらの利となりまする。」

    ネズミ花火が足元を這いずり回り、慌てふためく高山兵の姿を思い浮かべ、
    小平太が高笑いをする。

    ここの所、眉間にしわばかり寄せていた生真面目な小平太の笑い声が、
    忠清を和ませた。

    それは、平成から戦国に戻る際、尊がこっそり持たせてくれたものだった。
    早川の家の庭で、花火に火をつけてくれた尊の顔が浮かんだ。
    まさかそれを、戦で使う事になるとは。
    忠清は二人に聞こえないようにつぶやいた。

     「すまん、尊。許せ。」

    周囲を見回し、高山兵の姿がないのを確かめると、
    忠清は、颯の首をさすり、

     「帰るぞ。」と、優しく言葉をかけた。

    源三郎は、颯にではなく、別の誰かに語っておられるようだと思ったが、
    口にはしなかった。

        ・・・・・・・・・・・・・・

    小垣の寺にしつらえられた寝所の障子を開け、
    忠清は、空を見上げた。
    人払いをしたので、そばには誰もいない。

    冷たい風が頬を刺す。
    薄雲が月の姿をおぼろに映し出している。
    ほのかな明かりの中で、思い出すのは、あの夜の事。

    ”ふく”の笑い声が、今にも聞こえてくるような気がする。
    懐かしさのあまり、思わず言葉がこぼれた。

     「腹の底から笑うたのは、まこと、久しぶりであった。」

    濁り酒を含んだ時の”ふく”の顔。
    平成の早川の家で、唯が、屠蘇や甘酒、薄い梅酒の他は、飲んだ事がないのを知り、合点はしたものの、今でも笑いがこみ上げる。
    奇天烈なあの歌は、海の彼方の異国の歌であると知ったが、それを永禄で大声で歌うとは。

     「腹が決まったら、参れ。」

    小声でつぶやいてみる。
    唯の、戸惑う姿が浮かんで消えた。
    そして、懐から唯の写真を取り出すと、
    体が冷えるのも構わず、忠清は、いつまでも見入っていた。

        ・・・・・・・・・・・・・・

    空が白み始めた頃、忠清は一人、寺を抜け出し、颯とともに草原に向かった。

    「確か、このあたりだったはず。」

    誰もが、多勢に無勢と、内心、負けを覚悟したあの日の小垣出陣。
    この身一つで、敵陣に突入しようと颯に鞭を入れた時、後ろから声が聞こえた。

       「若君様~!」

    決死の覚悟の自分に駆け寄った足軽は、“立木山まで駆け抜けよう”と言った。
    そして、一緒に走り出すと、不思議な事が起こった。
    刃を振り上げ、襲い掛かろうとする敵兵が、自分の剣先が届かぬうちに、皆、倒れて行ったのだ。
    そして、我らは勝利を得た。

    忠清は馬から下りて、写真を取り出すと、愛おしそうに、唯の頬を指でなぞった。

     「もうすぐ、雪が舞う。
      今年の内は、もう、敵はやって来るまい。」

    忠清は、なおも写真に語りかける。

     「唯、それにしても、尊は賢いの。
      わしは、お前に助けられたものと思うておったが、
      まことの手柄は、尊のものじゃ。
      ん?如何した?
      怒ったのか?
      そなたの、ふくれっ面は、また格別に面白いのう。」

    それから忠清は、小刀で穴を掘り始めた。
    ときおり、逃げ遅れた高山の敗残兵が、
    草むらで息を潜めていないかとあたりを見回す。

    東の空が赤く染まり、気が付けば、朝露で着物の袖も濡れている。

     ”急がねば。もう、寺では皆が起きだす頃じゃ。”

    深く掘った穴に、小石を敷き詰め、
    そこに、何重にも重ねた透明な薄い袋に入れた写真を置いた。

     「唯、約束通り、わしは、この年を生き延びる事が出来そうじゃ。
      お前は先の世で、わしはこの世で、共に新たな年を、新たな春を迎えようぞ。」

    写真の上に小石を並べ、唯の顔が見えなくなる寸前に、もう一度その名を呼んだ。

     「唯」

    戦の終わった小垣の草原を、朝の風が吹き抜けていく。
    忠清は、その風に祈った。
    出来る事ならこの想い、先の世にいつか届けと。

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