• このトピックには1,203件の返信、16人の参加者があり、最後に夕月かかりて(愛知)により1日、 22時間前に更新されました。
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    ひとり反省会②

    てんころりんさん、すみません。言葉の数式は難しくて答えを間違えていました。
    言葉×想い=指摘ではなく、答えは〔助言〕でした。より良い方へ導いていただける言葉をきちんと理解していなかったです。
    かまってちゃんより困ったちゃんです。文章も機械も難しいです。
    これは実話です。高校受験の進路相談の時に担任に言われた事40年以上たちますが今でも覚えています。
    「落ちて泣きたくないだろ」
    県立を受けても落ちるのは確実。私立の単願を勧められました。そう言われてしまう程の成績でした。今でも文章の読解力は備わっていません。早合点も有り、簡単な物を難しくしてしまう良くない方の判断力。もう変わることは無い性格と増えない知識。
    てんころりんさんの助言もきちんと理解できていないですね。情けないです(;_;)
    一つだけ自慢させて下さい。そんな事で入った高校ですが、普通科のクラスは数学だけABCのクラスに分けられて、なぜか私は3年間Aクラスでした。それだけが唯一の自慢です(^_^)
    妖怪千年おばばさんも物語を書いているのですね。私もブログではありませんが幾つもの物語を書き、自作の製本で本にして残しています(^_^;)
    台詞の中での心象は〔・・・〕で表す事が多いようですが、私はその部分を余白にして書いていました。同じ書式に当てはめた事で、スマホが私の許しも無く改行してしまったのですね(^_^;)
    本当に難しいです(^_^;)
    高山宗熊ロマンス、前半は書き終えていますので後半は皆さんのご期待に沿えるよう頑張ります。
    目次もです(^O^)/
    長々と失礼いたしました(*^_^*)

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    悩みどころ

    ぷくぷく様
    パソコンで読む場合の画面と、
    スマホの画面の見え方の違いは、
    確かに悩みどころですよね。
    物語を投稿するには、
    スマホ入力は向きませんし。
    おばば、実は、
    以前は自分のブログに
    自作の物語を発表してました。
    ある日、
    知人に読んでねとメールしたら、
    ”原稿用紙なら”と返信がきて、
    大慌て。大汗
    会話形式で進む
    ぷくぷく様の物語には、縦書きの、
    横長画面の方が向くのでは、
    などと、思ったりもしています。
    いつか、クリック一つで、
    書式が自由自在に変えられるように
    なると良いですね。
    宗熊君のロマンス、
    とっても楽しみにしてるんですよ。
    投稿、待ってますね。
    (^_^)vm(__)m

    月文字様
    パロデイ、楽しませて頂きました!
    三ちゃんと孫ちゃん、
    ぎゅっとしたいですね。

    てんころりん様
    感想ありがとうございます!
    下の段も励みます!
    もう少し、あと少し!
    若君様~~~!!!(;^_^A
    先にお詫びしときますね。
    今回は、唯は全く登場しません。
    天野家の皆様、何故か、当初は
    若君のお相手に関して、
    ”ふきちゃん押し”
    だったような気がしまして。
    それが何故だったのかに
    迫ってます。
    (;^_^A

    皆様
    ふきちゃんがおばばに言うんです。

     おばば、ふきは、
     若君が、唯に会うの嫌なのだ~。
     ふきには、
     ”タイムマシーン”の
     起動スイッチもないし。
     21世紀の科学の力もないし。
     若君の運命も見えないし。
     なんだかんだ言いながら、
     助けてくれる弟もいないし。
     戦場を走る脚力もないし。

    そ、そだね~。(;^_^A
    でも、ふきちゃん。
    幸せってのは、一つじゃない。
    ふきちゃんの幸せ探し、
    おばばは、
    それを見届けたい。(^_^)v

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    物語の書式・ぷくぷくさんへ

    悩ませてしまったのですね。すみませんでした。
    私がお伝えした、スマホはパソコンより1行に表示できる文字数が少なく、途中で改行される事、スマホ使用の人は心得て読むので、普通は問題ありません。
    但し、場合によって(いつもではないです)、とても読み辛く分かり難くなります・・
    それは1行の文頭や文中に、大きなスペースがある時でした。

    ぷくぷくさんの場合は目次(no.289)の一部です。
    「SP 平成に戻った~寺の資料まで」
    「唯の元へ~悪丸のまぼ兵の説明まで」
    この2ヶ所は、前の文から改行され、繋がりが分かり辛かったのと、行の後ろに文が寄った為、また改行され、見づらい表示になりました。
    ここ以外は、文が途中で改行されても問題ありませんでした。

    妖怪千年おばばさんの書式は、会話文の前に大きなスペースがあった為、分かり難いケースに当てはまりました。
    ご本人が意図された効果が、スマホでは逆効果になるので書かせて頂きました。
    対応して下さって有り難かったです。

    ぷくぷくさんの物語では~
    小平太:「……… 。(スペース) ……… ⇒(スマホ改行)
    …… 、⇒(ぷくぷくさん改行)
     (スペース) ……………… 。」
    こんな風な状況はあっても、台詞の前に名前があるので、読む方は困りません。

    決して、スマホに合わせて、細長い書式にして下さいというお願いではありませんでした。
    どうぞ誤解なくお願いします。普通に文の切れ目で改行した方が分かりやすいです。
    そして文が長い短いは問題なく、いつも楽しませて頂いてますょ。(*´∀`*)

    物語の書式の方は、それ程 気になさらずに、目次の方は、どうぞご配慮下さいね。
    伝わったかな?文で書くのは難しいです。
    物語お待ちしてますね。(*^ω^)

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    ひとり反省会

    皆様、今まで申し訳ございませんでした。
    調子に乗り長々と書いていましたことに
    つきまして反省しております。
    NHK掲示板の投稿で横並びの文字少な目に
    書かれていた方がおられました。その時は
    スルーしたのでご指摘の文字が飛び、行が
    変り、読みにくい事も考えずに書いており
    ました。ご指摘あるまで全くもって気にも
    止めなかった。読みにくい文章だったにも
    関わらず喜んで頂いて申し訳なく思います。
    パソコンとスマホの文字列の仕組みは今も
    分かりませんが、あの日スルーした時に
    何故気付かなかったのかと。こう言う事
    だったのだと気付かされました。そして
    ご指摘の内容も正直初めは良く分かって
    いなかったのですが、1年ほど前から持ち
    始めたスマホを見て、1年経つのに分かって
    いなかった事にまた反省。ご指摘の前に
    何故分からなかったのだと反省。
    文字列のご指摘に対し柔軟に且つ迅速に
    対応された妖怪千年おばばさんは凄いなと
    思いました。
    千年おばばさんのご自分で考えた書式を
    真似る事は失礼だと思いますし、書くなら
    自分なりの書式を。書いている文章も書式を
    変えると滅茶苦茶長くなってしまいますし、
    ようは文章力、ボキャブラリーの無さが
    災いして、皆さんの様に簡潔に書く事が
    出来ません。そんなことを考えていたら
    勝手な話ですが、文章をこの場所に
    書く事が怖くなりました。
    今まで我が儘放題書き放題でさんざん
    書いてきたのに「何を今更!」ですよね。
    でもこの場所も、アシガールは好きです。
    ドーンと落ち込み、底に着いたらあとは
    上がるだけという性格なので、復活しまし
    たら(早いかも)また此処に来させて
    もらい、宿題については考えがまとまりまし
    たら書かせて頂きますので添削をお願い
    します。
    かまってちゃんになってしまっていたらと
    また反省
    では、しばしの猶予を(^_^)
    休暇中の私ですが、此処へ遊ぶに来て投稿を
    読ませて頂きます(^_^)

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    月文字さんのパロディ~♪

    お見事です!???
    オリジナルの場面が浮かびます!
    「私」は、千原様‥ おふくろ様‥ 唯‥ 信近パパ‥
    そして伊四郎さんに爆笑!
    訴えた「私」が、牢に入れられる不条理‥
    尊のバーチャルゲーム壊れてる‥ ?
    DIYって 知らずに調べちゃった‥
    すっんげえ 楽しい‥デス ?

    ぷくぷくさん~*

    目次のお陰でアシガール板の過去作品、探して読めて私的には大満足です。
    『小平太と源三郎』の2本他、スピンオフ的作品 好きです。ご紹介よろしく。
    目次の説明は、しみじみ難しく… でも、良い方法きっと見つかりますょ。

    新作の物語を楽しみにしてますね~。o(^o^)o

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    あやめ と かめ、
    お裁きを受ける

    宇部「面をあげよ。月文字の話によると、その方ら、唯之助を若君様に近づけようと、そそのかしたようじゃな」
    2人「何かの間違いでございます!」
    私 「いいえ、アシラバの幾人もが見ております」
    伊四郎「お待ち下され!あやめ殿、かめ殿、朗報じゃ。たった今、唯之助……いや、唯様のお口添えで許された。恩に感じるなら、しっかりやれよ」

    何をよ。そもそも伊四郎さんのポジション、どうなってんの。

    宇部「ならば、詮議を致すまでもない。2人とも、良かったのう」
    私 「あらら?めでたし?大切な証人である私を天野様の屋敷に留め置く件は?」
    宇部「お前は牢じゃ」
    私 「牢?!それは拙者が聞いた話と違いまする!あんなの、風邪を引き込む ぐんなりの刑ですよね。一度、帰宅してもいいですか?DIYグッズ持参で雨漏りを直しますので。それから寝袋と湯たんぽと……」
    宇部「ええい、問答無用!これにて一件落着!」

    尊く~ん、このバーチャルゲーム、壊れてるよ~(≧Д≦)
    ああ……私は三ちゃん孫ちゃんと追いかけっこしたいだけなのに。

    ☆千年おばばさんの十三夜、余白まで美しくなって大変読みやすい!
    スマホに合わせていただき、ありがとうございます(*^^*)

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    妖怪千年おばば様、ふきの物語

    会話文は、今回は一行が畳まれず表示され、後ろが余る位でした。
    各自のスマホもPCも各々設定が違うので、どう表示されるか分からず厄介ですね。
    ご配慮ありがとうございました。
    会話文を区別する為の余白と想像つきましたが、更に一段下げたのは、別の人.その身分関係など表す為だったんですね。
    今回は余白の段差が小さくなりましたが、効果は十分あると思います。

    『十三夜 中の段』色のイメージが豊かで、とても綺麗でした。空の青、雲の白、菊の花と端切れ布の鮮やかな色、青い着物、白い馬、白い月とススキの穂の淡い色…

    “すすきみみずく”は、幼馴染み弥五郎との思い出の証でしょうか。ふきが鐘ケ江家に入り、引き離されてしまいました。
    この玩具は新しい穂で毎年作るのでしょうね。
    流鏑馬の日に実母と会えたのは、男勝りで優しい二の姫が内密に仕組んだのですね‥ ?
    母が“すすきみみずく”を持って来たと想像して、懐かしく悲しく感じました?。
    遠い若君への憧れが描かれ、鐘ケ江のお姫教育にはちょっと笑います?。

    小平太の弟はここで登場でしたか!
    ドラマも原作にも 名前はなかったような、で.二男一女は弟なの?と思ってました。
    よく聞き直したら信近パパ「小平太以下~」と。
    弟と妹と思う方が正しかったですね。

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    十三夜 早の段

    瞬く間に、五年が過ぎた。
    ふきは、今日も文机に向かっている。

       「ふき様、菊の花を摘みに
        参りましょう。」

      「菊?」

       「まもなく、重陽の節句に
        ございますので。」

    ふきは、筆の手を止めて外を眺めた。

      「なれど、これを書き上げねば、
       一の姫様にまた叱られよう。」

       「もうよろしいのでは?
        これだけあれば。」

    つるは、半ばあきれ顔で、
    文箱を見る。

      「昨日も百首おとどけしたのに、
       お褒めの言葉は一つも無い。
       三の姫様は、いつも、面白いと
       言うて下さるのに。」

    ふきは、唇を尖らせて、
    頬を膨らませる。
    つるはあきれながらも、
    つい、吹き出してしまう。

       「ほんに、三の姫様は、
        ふき様がお気に入り。」

      「つる、
       お義母様方のお気に召すには、
       どのようにしたら良い?」

       「では、菊の花を沢山摘んで、
        菊枕を作って差し上げるのは
        如何でしょう?」

      「菊枕?」

       「はい。花びらを干して、
        袋に詰めるのです。
        枕の上に置くと、
        よう眠れまする。」

      「さようか。
       では、小布を繋いで、
       袋にしようかの。
       ひな様の着物にしようと、
       沢山集めたので。」

       「それは、ようございます。
        きっと、皆様、
        お喜びになりましょう。」

    ふきは筆をおくと、
    すぐに布選びを始めた。

      「お父様には、松重。
       お義母様には、紅菊。
       一の姫様には、紅葉。
       二の姫様には、萌黄。
       三の姫様には、今様。
       つるは、どれが良い?」

        「まあ、私にも?」

    布選びが終わると、
    ふきは、つると共に
    離れ座敷の外に出た。
    大きな籠を抱えて、
    下女が一人ついてくる。

    高い空には、刷毛ではいたような雲が
    浮かんでいた。
    屋敷の裏門から出て、
    しばらく歩くと、つるは、
    二股の道の左を行こうとする。

      「つる、
       道が違うておらぬか?」

       「はい。
        実は、出入りの反物売りが、
        教えてくれましてな。
        この先に良い菊畑があると。
        草木染の匠が、
        菊作りも始めたとかで。」

    やがて道は、
    ゆるやかな上り坂になった。
    脇を流れる小川に陽の光が反射して、
    きらきらと輝いている。
    坂を登りきった先に、
    大きな岩と、欅の木があった。

       「もう間もなくかと。
        あの木まで行けは、
        見えるはず。」

    その時だった。
    突然、
    馬のひづめの音が聞こえてきた。
    つるは咄嗟にふきの手を引き、
    下女を促すと、岩陰に隠れた。

       「声を上げてはなりませぬ。」

    ふきは慌てて、口元を両手で隠した。
    欅の木と岩の向こうを、
    ひづめの音が通り過ぎて行く。
    そのすぐ後をもう一頭、
    馬が追って行った。

    声が聞こえた。

     「若君様!どこまで
      行かれるのですか?」

    「この先に、見事な菊が
     あるそうじゃ。
     母上に差し上げたい。」

     「では、私が
      取って参りますゆえ。」

    「かまわぬ。わしが行く。」

    ひづめの音が、
    聞こえなくなるのを待って、
    つるが言った。

       「ふき様、戻りましょう。
        菊は、また明日に。」

      「な、なにゆえ?」

       「今、
    お通りになられたのは、
        黒羽城の若君様かと。
        ここは、ご遠慮せねば。」

    岩の隙間から見えた馬の、
    真っ白な美しい毛並み。
    ふきの胸に、遠い思い出が蘇る。
    もしや、あの日に見た白馬では。
    と、なれば、あの青い着物は・・・。

      「黒羽の若君様?」

    突然、
    体の力が抜けてしまったふきを、
    つると下女が支える。

       「ふき様、ふき様!
        どうなされました?」

    ふきは、思わず、
    自分の頬をつねった。
    “イタクナイ、ヤハリ、
     コレハ、ユメ?”

    つるの頬をつねってみる。

        「な、なにを
         なさるのです?!」

    つるは、あまりの痛さに、
    思わずふきの手を打ってしまった。

       「いたあい!!!」

    痛いのに、なぜか嬉しい。
    胸が高鳴り、頬が染まる。
     ドキドキ・ワクワク
     ドキワク・ドキワク

    下女にふきを背おわせ、
    つるは、籠を担いで坂を下りた。
    そして、離れ座敷にかけこむと、
    ふきを寝かしつける。
    これが“恋の病”とは、
    さすがのつるも、気づかなかった。

    遠くで誰かの歌う声が聞こえる。

     ♪ おいしゃさまでも、
       くさつのゆでも~ 
      ほれたやまいは~、
       こりゃ、なおりゃせぬよ ♪

    ふき、12歳の“春”!
    あ、いや・・・“秋”だった。

       ・・・・・・・・・・

     「つる、ふきの様子は
      如何じゃ?」

       「これは、これは、
        二の姫様。」

     「ふき、出て参れ。
      気鬱になるのは、
      部屋に籠ってばかり
      おるからじゃ。」

    小窓から外を覗いて、ふきは驚いた。
    若武者の後ろ姿が見える。
    おそるおそる外廊下に出ると、
    その若武者が振り向いて、微笑んだ。

      「今から、
       鈴鳴八幡に弓の稽古に参る。
       ふきも行かぬか?」

    二の姫は、男勝りで武芸の腕も立つと
    聞いてはいたが、その出で立ちを
    目の当たりにするのは初めてだった。

       「二の姫様?そのお姿は?」

      「ふふ、実はの。
       八幡様の例大祭で、流鏑馬を
       披露することになったのじゃ。
       ふきがくれた菊枕の
       おかげやもしれぬ。
       夢が叶うた。
       さあ、早う支度を。」

    葦毛の馬の手綱をとる、
    凛々しい二の姫の後ろで、
    ふきは、“青い着物の若君”と共に、
    “白い馬”の背に揺られている自分を、
    思い描いていた。

    同じ頃、鐘ヶ江の奥方は、
    菊枕を手に取りながら、
    一の姫に尋ねた。

     「手先は器用な様じゃが、
      筆は如何じゃ?」

      「文字は、まずまず。
       なれど、歌は・・・のう」

    一の姫は、
    顔をしかめて三の姫を見る。

       「なかなかでございますよ、
        ふきの歌は。
        少し風変わりで。」

    三の姫は、
    笑いをこらえながら答えた。

      「少しどころか、かなりじゃ。
       どちらかと言えば、
       あれは狂歌かの。」

    あきれたように、
    一の姫が言葉を添える。

     「狂歌とな?
      それでは、歌会には、
      まだ出せぬか。」

       「よろしいのでは? 
        かえって、
        座が和みましょう。」

    三の姫は、
    おおらかに笑い声を立てる。
    昨日届いたふきの歌を思い出し、
    こらえきれずに一の姫も笑い出した。

     “痩せ馬の 目ばかり
      大きゅうなりたるを 
       振り返り見て 我かとぞ思う”
     メバカリオオキクナッタ
     ヤセウマヲ 
     フリカエッテミテ 
     ワタシカトオモイマシタ

     「これこれ、
      そのように笑うでない。
      どうしたものかのう。
      羽木の奥方様の
      お目に留めるには、」

    気丈な奥方が、めずらしく、
    へなへなと座り込んだ所へ、
    久政がやってきた。

    「何やら、賑やかな事じゃの。
     如何した?」

    奥方が、すねた娘の様に、
    素っ気なく答える。

     「尋ねておりましたのじゃ。
      娘たちに。
      ふきの手習いの様子を。」

    妻の不機嫌な声にかまわず、
    久政が言う。

    「ふきの? 近頃は、随分と、
     娘らしゅうなって来たではないか。
     こちらに来たばかりの頃は、
     屋敷中を駆け回っておったが。」

     「さよう。
      借りてきた猫の様だったのは、
      ほんの二日ほど。」

    母の言葉に、二人の姫が笑い転げる。

     「で、何か?」

    「おお、そうじゃ。急な話が。
     あ、お前たちは、厨に行くと良い。
     祭りの菓子を味見して参れ。」

    二人の娘が下がるのを見届けて、
    久政は、妻にささやいた。

    「若君の初陣が、近いやもしれぬ。」

           ・・・・・・・・・

    鈴鳴八幡の例大祭当日。

      「兄上、なにやらあちらで、
       おなご衆が誰ぞを取り巻いて、
       騒いでおりますが、何事?」

     「ああ、あれか?
      おそらく、鐘ヶ江の者じゃ。」

      「鐘ヶ江?
       いや、しかし、
       昨夜の清めの場には
       おられなかったが。」

    小平太は、それには答えず、
    社に向かう。
    弟の小次郎が、慌てて後を追った。

    鈴鳴八幡の大社では、
    神事が大詰めを迎えていた。
    静々と進み出た斎王が、
    射手の順を決めるくじをひく。
    奉行は、うやうやしく
    それを受け取ると、
    張りのある声で名を告げた。

      「一番手~ 天野小平太殿~
       二番手~ 天野小次郎殿~、
       三番手~ 鐘ヶ江・・・」

    大歓声で、奉行の声がかき消される。

       “ええい、肝心の 
       名が聞き取れぬ!”

    小次郎は、何故か“鐘ヶ江”が
    気にかかって落ち着かない。
    小平太が小次郎に声を掛けた。

     「相手が誰であろうと、
      己の力を尽くすまでの事。」

    その頃、ふきはつると共に、
    社の裏手にいた。
    二の姫に、流鏑馬の勝敗の占いを
    頼まれたのだ。
    小さな祠に手を合わせ、
    白い紙を湧き水に浸す。
    すると、
    紙の上に文字が浮かび上がった。

      「吉じゃ。」

    ふきが、嬉しそうな声を上げる。
    つるが、素早く
    その紙をすくい上げた。
    ふきが顔を上げると、
    少し離れた所に、人影が見えた。

      「あれは?!」

    人影が、遠慮がちに近づいてくる。
    ふきは、懐かしさで、
    胸がいっぱいになった。

      「かか様!」

    駆け寄って、胸に飛び込む。

      「何故、ここに?」

       「二の姫様が、
        お呼び下さったのじゃ。」

    母と子は、
    時がたつのも忘れて語り合う。
    流鏑馬神事の大歓声が、
    大社から聞こえてきた。
    西の空が茜に染まるまで、つるは、
    ふきとその母を見守り続けた。
    ふきの指先で、
    すすきみみずくが、揺れている。
    雲が、うっすらと、白い月を
    映していた。

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    月を眺めて

    皆様、こんばんは!
    昨夜は、大変美しい月を眺めました。
    思いがけず、ふきちゃんの物語が、長くなりまして、
    前・後編では収まらないので、先に投稿したものは、
    ”上の段”に修正しました。

    それにしても、ぷくぷく様、凄いパワーですね。
    素晴らしい!!!
    なかなか、公式には行けないのですが、
    少しずつ、読ませて頂きますね。(^_^)v

    では、鐘ヶ江家で過ごす”ふきちゃん”を
    これから投稿いたします。
    よろしければ、”中の段”、ご一読願います。m(__)m

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    テキスト

    てんころりん先生(^O^)/
    元々学のない私、説明書も読まず「えいやっ!」っていつもそうしているので
    考える事が苦手です(妄想想像はいくらでも出てくるんですけどね(^_^;))
    てんころりん先生のテキストを印刷したので、空っぽの頭の中にじっくり一文字づつ入れて
    構成を考えてみます(^_^)
    時間がかかることになるでしょうがお待ちください(^_^)
    その時はまた教えてください(*^_^*)
    皆さんに楽しんで読んでいただけるように(^_^)
    頑張ります(^O^)/

    ちょっとよろしいですか?
    このあたたかい場所の文字数に甘えて長~く書いてしまっています(^_^;)
    手前味噌(自己満足)になりますが、どの作品も好きです(*^_^*)
    色々書かせて頂きましたが、心にまだある作品は、板違い(NHK掲示板)に載せた
    〔地元のあいつ〕についての投稿です(*^_^*)
    文字数が決まっているので短いですが、でも、自分でもよく書けてると思うのです(^_^)
    因みにページ数は111の中の№8554 2018/05/14に(^_^)
    そう言えば前はぷくぷくおばさんで書いてたなァ(゜.゜)

    失礼致しました(^_^)

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    前投稿を消去しました

    ぷくぷくさんに見て頂いたので消しますね。
    いやぁ私自身、少しやってみて難しいと思いました。
    私の見方に過ぎませんし、決して良くもないと思います。なにがしか参考にして貰えたら、ありがたいです。
    分かり易い、読んでみたくなる目次が出来たら良いですね。o(*⌒O⌒)b(*´∀`*)尸”

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    あっ!

    私は創作できませんが…?
    とっても、素敵なところですね。
    楽しく読ませていただきます!
    …と、お伝えしたかっただけです?

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    こちらに、初出没!

    ちょっと、気になって読みはじめたら、こちらの板も、面白く…
    わー!どうしたらいいんでしょう!
    私はまだまだ、膨大な公式掲示板を読みはじめたらばかりなのに!
    気が狂いそうです!!

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    有難い事です。

    てんころりんさんお褒め頂きありがとうございます(^_^)
    ですが、それはひとえに、てんころりんさんの提案の書式を真似たにすぎません(*^_^*)
    その書式があったれえばこそです(^_^)
    これからもご教授頂ければと(*^_^*)
    数字の色は確かにパソコンで入力しています(^_^)
    スマホですと、数字の横に☒のマークが有るだけです。
    仕組みは未だに分かりません(;_;)
    やっぱり魔法(^^♪

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    スペース

    てんころりん様
    スペース、そうなんですか・・・。
    スペースは、会話部分で使用してまして。
    ストーリーと会話を分ける為、
    また、会話も、基本的には、位の順位、
    もしくは、最初に話す人と答える人を区別するために
    空けてました。
    でも、かえって分かりにくいんですね。
    考えてみます。m(__)m

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    かたじけない‥

    ぷくぷくさん、ずいぶん分かり易いです!
    まず案内に従って私自身アシガール掲示板を読んでみます。それからまた書かせて頂きますね。

    良いわ~と言ったカラーの頁数、ぷくぷくさんはPCで□付の数字を使われたとか?
    スマホとPC、両方の文を受け付けるアシカフェのサイトが、共通の記号に自動変換したかも。
    その設定は管理人マスターさんがされたかも・・
    公式時代、私はPCしか使ってなく(今はスマホだけ)、疾風·スピン号の話で、掲載後にオスのマーク♂️カラーで出ていて驚きました。同じかも‥。

    これは★妖怪千年おばばさんにも、共通したお願いなのです・・1行の文頭に沢山スペースをあけると、スマホは幅がないので、文が畳まれ(改行され)、次の行に飛び出して表示されます。
    私はスマホを横にする、PC版に切り替えるなど工夫してみますが、読みにくいのです。
    書かれた通り正確に表示されていない様にも見えます。
    使用はスマホだけの方も多いので、文頭の大きなスペースは、十分な効果が期待できない場合があります。ご配慮頂ければと思います。?
    老婆心ながら… (・´ω`・)

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    どうかなぁ♡

    投稿タイトルも長いし同じ物もあるし(^_^;)この前の段階にも書きましたが簡潔には程遠いですが
    よろしくお願いします(^_^)

    隙間シリーズ
    アシガール掲示板(1-1000)
    1. 8⃣ №629(2019.7.29)【すみません、ここにも】実験室に残されたリュックの存在
    2. 7⃣ №665(2019.8.1)【すみません】吉乃が梅谷村に戻った~信近と一緒になるまで
    3. 6⃣ №706(2019.8.5)【皆様へ そして宗熊】二人が長沢城から逃げた後の親子の会話
    4. 6⃣ №748(2019.8.7)【すみません、妄想しちゃいました】SP小垣城 唯が寝入った後の事
    5. 5⃣ №759(2019.8.8)【目出度い日なのでお許しを・・・その2】天野家に来た久の事
    6. 5⃣ №793(2019.8.19)【すみません【尊】の事を】若君と話した後からの尊の事
    7. 4⃣ №835(2019.8.23)【たのしい!】若君が吉乃に見回りの話をした後の小平太との会話
    8. 3⃣ №877(2019.8.28)【すみません】若君をふきの部屋を訪ねた時の事
    9. 3⃣ №885(2019.8.30)【SPのあの日の事】唯を平成に戻した後の若君の行動
    10.2⃣ №930(2019.9.3)【隙間シリーズ】阿湖姫から話を聞き成之に会いに行く
    11.2⃣ №940(2019.9.4)【隙間シリーズ】義次と阿湖姫が退室した後の殿と若君の会話
    12.2⃣ №947(2019.9.6)【隙間シリーズ】唯を見送る時の会話(満月よ!もう少しだけ)
    13.1⃣ №953(2019.9.10)【藤尾様】唯が若君の部屋に行く前の会話
    14.1⃣ №960(2019.9.10)【引き続き 退却時&婚儀の文の隙間】SP
    15.1⃣ №696(2019.9.13)【若君に生きてもらいたいから平成に戻った唯(隙間)】
                              SP 平成に戻った~寺の資料まで
    16.1⃣ №994(2019.9.19)【駆け比べの後の悪丸と画次郎の会話】
    17.1⃣ №997(2019.9.20)【若君の鎧姿に?と思っての隙間】
                       唯の元へ~悪丸のまぼ兵の説明まで
    てんころりんさん
    どうでしょうか(^_^;)
    添削をお願い致します(*^_^*)

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    ふむふむ

    てんころりんさん
    フムフム分かります(^_^)
    私は昔からそうなんです【簡潔】が苦手でして、文面を読まれていれば分かるかと(^_^;)
    前置きも長かったり、まとめるって事が下手なんです。ずっとです(^_^;)
    それでもって、自分の作業をややこしくしてしまうって事がめちゃありました。残念ですが性分なので治らないかと思います(^_^;)
    次の答案用紙の採点もお願いします(*^_^*)
    楽しんでいただけているので頑張ります(^O^)/
    それから数字のカラーは私も驚いています(・・?
    何故色が付いたのか、マスターさんの魔法かな)^o^(

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    ぷくぷくさん、ご努力に感謝します

    「それって私のこと?」って言われた件は「そう.ぷくぷくさんのこと‥」? 失礼しました。
    独自の道を行くスタイルは、ムジーナさんに勇気を与えると思って… f(^_^;

    第1回を読んで、えらい事をお願いしてしまったと反省しています。
    公式掲示板も含めて、妄想関連の投稿を順番に整理して、全体を俯瞰した地図と案内書を考えてらっしゃるでしょうか?
    それは物凄く大変な作業ですね。
    空想や妄想が入った投稿全てを網羅するのは、ご自身の為にする価値あると思います。
    そこから新しい物語がまた生まれそうですし。
    ただ読者には情報が多すぎるかも…。

    創作投稿は、ドラマの初めから書いたのではなく、順不同ですよね。
    読者には、物語の時系列に沿った案内が良いか? アシカフェと公式を別に分けて、投稿No.順に書けば十分か?
    すっごく難しいですね。(-ω- ?)
    シリーズ化や、付け加えたり、繋げたりなさってましたし…。

    今、ぷくぷくさんの物語を後から読もうとすると、掲示板が分かれたし、自分で書いてない者が探すのは結構大変です。
    まずここのアシガール板の案内をお願いできないでしょうか?
    1001~2000_○頁_No. …_年月日_投稿タイトル_(いつの隙間の話‥ )とか。
    投稿の古い方から、とりあえずそんなメモ的なものをイメージしてました。
    目次的な一覧表のイメージです。

    頁数がカラーで読みやすかったです。
    投稿のタイトルは必須だと思います。
    後から来る新しい方の為にも、ここに出す案内(目次)は純粋な創作物語と脚本に限定して作られては?
    いろいろ書いてすみません。
    目次は最新版を出し直しながら、良いものに作り替えては如何でしょう。長々失礼しました。

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    目に浮かぶ

    唯はお袋様に背筋を治すように背中を叩かれてましたが、
    妖怪千年おばばさんは背筋良く書いている姿が目に浮かびました(^_^)
    勝手に想像してすみません(^_^;)

    てんころりんさんの宿題を一つ
    まだまだまとめ上げられていませんので初回(第1回)のみを(^_^;)
    読み返すと、矛盾だらけの誤字脱字等諸々出てきますがご容赦願います(^_^;)
    隙間と考察、確実な妄想色々です(^_^)

    第1回
    【余談】教室の黒板の上【大夢舞進】をタイムマシーンと読んだ。
    では内容
    【隙間】部活帰りの唯が城跡の前を通り家に戻るまで
        アシガール掲示板 2001- 6⃣ №2085(2020.5.29)
    【考察】吉乃が迎えに出るまでと、唯と出会い家に連れて来るまで
        アシガール掲示板 2001- 1⃣ №2346(2020.8.28)
    【考察】翌朝、唯の赤い紐について
        NHK掲示板 77(ページ№) №11913(2018.11.9)
    【隙間】唯が吉乃の家を出た後の吉乃と三之助の会話
        NHK掲示板 116(ページ№) №8053(2018.4.17)

     上記の通りです。
     並べると本当に飛んでいるのが分かります(^_^;)
     こんな感じで如何でしょうか?
     初めの方は少ないのですが後半にかけて、めちゃある回もございます(^_^;)

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    あ、いや、そのう

    ぷくぷく様
    ふ、筆でさらさら・・・(;^_^A
    いや、そのう。おばば、キャラが動き始めると、所かまわず、書きつけてまして。
    スーパーの、レシートの裏とか・・・アハハ。
    恐縮です。m(__)m

    てんころりん様
    頼りにさせて頂いてます!
    感想ありがとうございます!
    ふきちゃんは、阿湖姫のライバルでもあるんですよね~。
    で、アコちゃんのお世話をされるのが、カメさんだったので、
    ふきちゃんのお世話は”ツル”さんに任せようかと。笑
    小垣の寺のご老女は、たしかに”ツル”さんの設定にしてます~。(^_^)v
    続編、今もコツコツ書いてます~。笑
    で、板違いすみませんが、教えて下さいな。
    小平太の弟って、漫画版には登場しませんよね~?
    ドラマ版では、唯を正室にと若君が殿にお願いするシーンで、
    天野様が、前妻との間に”二男一女”、唯は”天野家の三男”と言ってます。
    次男の名前は登場しなかったと思うのですが、如何でしょう?

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    返信
    4年目に突入)o(

    1期生ではありますが、完全なる1期生では無いのです(;_;)
    正直に申しますと、リアルタイムでは無くて、録画して夜見たという形でした(;_;)
    半分1期生って事ですね(^_^;)

    妖怪千年おばばさん、新たなる物語に想う事は後編の後にまとめて書かせて頂きます(^_^)
    前編を読んで浮かんだのが情景では無くて、文面についてでした。
    現代の小説の様な本では無くて、古文書的な和紙に紐で綴じられている形で、内容は筆でスラスラ
    書かれているのが浮かびました(^_^)
    妖怪千年おばばさんの前の物語の時の文章の印象そのものの様に感じました(*^_^*)
    上品ですね(^_^)
    私の場合はコピー用紙って感じです)^o^(

    てんころりんさん、無題のラストにつながるところまでは書き終えましたが、妄想であるにもかかわらず、その先が気になりましてまた続きを書き始めています(^_^;)
    過去の分の構成方法を考えましたが、探すと繋がりが無くあっちこっちと飛んでいました(^_^;)
    案で、その回の隙間や考察などを物語の間に該当するように番号等を入れてみようかと考えて
    います。試しに一つ二つ出来た頃、書かせて頂いて、これじゃわからんよぉって事になるやもしれませんが、とりあえずという事で(^_^;)
    では、いずれまた(^_^)

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    妖怪千年おばばさん「新・ふきの物語」

    ふきは鐘ケ江久政の隠し子だった!
    鐘ケ江家は何代も なぜか男子に恵まれず、領主は養子だった。つまり久政の正室が鐘ケ江の跡取り娘だったんですね!
    そのご正室、娘を羽木家嫡男に嫁がせ、再び家を栄えさせたいと目論んでいたと。(・ω・*)フムフム…
    羽木家に男子誕生と聞いて、釣り合いの良い年頃の ふきを引き取ることにした。ほーぅ‥
    なんか凄い説得力あります。

    もしかしてお世話役の“つる”さんが、後にふき姫に付き添って小垣の寺に来たご老女?
    物語に登場させるので先日 役名を聞かれたのかなと思いましたが、なーるほど。
    先が楽しみです。(*´∀`)♪
    “すすきのみみずく”は、東京(雑司ヶ谷)鬼子母神の参詣土産の玩具を思い出しました。

    ★ぷくぷくさん~*
    物語の書き直しは、じっくりお待ちします。
    過去投稿の一覧の方もすみませんね。
    気になさらず、ゆっくりどうぞ。
    一期生の記念日、おめでとうございました。?

    ★月文字さん~*
    メイキング映像~妄想編。?
    すっげぇ 楽しそう。?

    投稿フォームへ

    返信
    十三夜 序の段

    十三夜を迎える秋晴れの空の下
    ふきは村はずれの栗の木に登って、
    イガグリを落としていた。
    棒切れを握る小さな手には、
    豆が出来てつぶれかけている。
    下では、同じ村の子どもたちが、
    落ちてくる栗に歓声をあげながら、
    イガを器用にむいて、
    丸々とした実を取り出していた。

     「ふき、そろそろ、降りて来い。
      お供えにはもう足りる。」

    年長の弥五郎が、
    栗の木を見上げて言った。

    ところが、ふきは
    なかなかおりてこない。

       「ふ~き~!」
        「ふ~きい!とうとう、
         おさるに嫁入りか~?」

    他の子どもたちがはやし立てた。

    澄み渡った空には、雲一つない。
    下から聞こえる、
    からかいの声を気にも留めず、
    ふきは、栗の枝の間から、
    遠くの草原を見つめていた。

    白い馬に乗った、おのこが見える。
    今日の青空のような着物を着て、
    束ねた髪を、風になびかせて。

     “あれは、誰?
      まるで、空から舞い降りた様な。”

    「ふき、早う下りておいで。
     ススキも取らねばの。」

    迎えに来た母親の声で、
    ふきは我に返った。
    やっと栗の木から下りてきた
    娘の手を取り、母は、
    先だって草原に下りていく。

    ふきは、母の手をぎゅっと強く
    握り返すと、こう言った。

     「かか様、木の上から、
      白いお馬さんが見えた。」

    「白いお馬?」

    こくりとうなずく娘に、
    母は優しく言った。

    「ふき、それはきっと、ススキが
     揺れたのを見間違えたのじゃ。
     この辺りで、
     馬を持てる者はおらん。
     ましてや、白い馬ともなれば、
     天馬とあがめられて、大きなお社に
     奉納されるはずじゃ。」

     「かか様、そのお馬さんに・・・」

    「ふき、お前、もしや栗の木の上で、
     居眠りしておったのか?
     よう、落ちなかったのう。
     さあ、さあ、早う、戻りましょ。
     今宵は、お月見じゃ。」

    母は笑って取り合わない。

    ふきは、母親と二人で暮らす
    小屋に戻ると、
    夜空の月に、手を合わせた。

     “のんの様、白い馬と青い着物のあの子に
      会わせて下され。”

    月のウサギが、
    ぴょんとはねた様に見えた。

    それから暫くの間、
    ふきは毎日、あの栗の木に登った。
    そして木を下りてくると、
    ため息をつく。
    隠れて見ていた弥五郎は、
    ふきの姿を見送ると、
    自分も木に登ってみるが、
    そこには、枯れかけたススキの原が、
    広がっているだけだった。

    それから、1年が過ぎ、
    ふきは、7歳になった。
    その日は、なぜか、
    朝早くから起こされ、
    湯あみをさせられた。

    村の人たちが次々にやってきて、
    小屋の中を覗き込む。
    村の世話役の夫婦までがやって来た。

    「今までの苦労が
     報われる日じゃと言うに、
     そのように泣いておっては、
     見送りもままならぬ。
     涙は拭って、娘の晴れ姿を
     見ておやりなされ。
     村の者も、皆、こうして、
     祝いに来ておるのじゃ。」

    ふきは、訳も分からず、
    それまでは袖も通したことのない、
    絹の着物を着せられ、
    輿に乗せられた。

     「かか様、かか様~!」

    輿の中から、ふきは大きな声で呼ぶ。
    母の答えはない。
    その代わりに、
    聞き覚えの無いおなごの声がした。

      「ふき様、これより
       お世話をさせて頂きます、
       “つる”にござりまする。
       お屋敷に向かいますゆえ、
       どうぞ、お静かに。」

    ふきは思い返した。
    昨夜一晩、ふきを胸に抱いて
    放そうとしなかった母の事を。
    そのぬくもりを、
    ひんやりとした馴染みの無い絹が、
    奪って行く。
    ふきは、あの日見た、
    白い馬を思い浮かべた。

     “これは、きっと、あの夢の続きじゃ”

     「かか様、早う起こして。
      今日は、弥五郎が、
      ススキでみみずくを作ってくれる
      と言うておった。」

    輿に揺られながら、ふきは本当に、
    夢の中に落ちて行った。
    その輿の後を、弥五郎が
    追いかけて来るのも知らずに。
    作りかけのみみずくが、
    弥五郎の手の中からぽとりと落ちた。

    ・・・・・・・・・・・・

    小垣の元領主、鐘ヶ江家は、
    ここ何代にもわたり、
    跡継ぎの男子に恵まれず、
    婿養子を迎えて、
    その血筋を繋いでいた。
    今の当主、久政も、
    先代に見込まれての入り婿だった。
    妻は女でありながら、幼き頃より、
    跡継ぎとしての教えを、
    厳しく受けて育った。
    家内の事は
    すべて見事に取り仕切る。
    ただ一つ、
    困りものの口癖があった。

     「世が世なら、あの小垣の城は、
      我らの物であったものを。」

    黒羽城の者には、
    聞かれてはならぬ一言だった。

    久政もまた、
    男子には恵まれなかった。
    実は、一人、
    男子を授かったが病弱で、
    2歳を迎える前に亡くなった。

    四度めの出産も、
    姫だった事を知った妻は、
    床上げも終わらぬうちから、
    久政に告げた。

     「どなたか側女を、
      お迎えなさいませ。」

    「何を言う。一の姫に婿を
     迎えれば良い事じゃ。」

     「なりませぬ。
      武芸に秀でた男子をもうけねば、
      この家がいずれ
      立ちいかなくなるのは必定。」

    久政の妻は、家の一大事となると、
    素早く手筈を整える。
    縁者の中から、
    これはと思う娘を探し出すと、
    屋敷に呼んだ。

    久政は、その側女との間に、
    子を二人授かったが、
    いずれも姫であった。

    正妻の落胆は著しく、
    側女はさっさと実家に帰され、
    二人の姫たちは、養女に出された。

    家の存亡を嘆く妻に、
    久政は頭を抱える日々が続く。
    そんなある日の事、
    久政にとっては、吉報が届いた。

    黒羽城に、玉のような男子が
    生まれたというのだ。

    久政は、妻に言った。

    「羽木の殿には、
     男子のご誕生じゃ。
     我が家の娘の一人でも、
     側室となれば、
     お前の憂いも消えるであろう?」

     「それは、
      羽木の殿にはめでたい事。
      でも、それが何故、
      私の憂いが消える事になるのです?
      若君の御正室にも
      ふさわしき姫を授かれば、
      この家も安泰でございましたが。
      側女はとうに返してしまい、
      この家の娘たちは、
      若君の妻とするには、皆、年長。
      お目に留まる事は
      ありますまい。」

    「そ、それがの。
     今まで、お前に
     隠しておった事があっての。
     前の合戦のおりに、実は・・・」

    夫から子細を
    打ち明けられた久政の妻は、
    一瞬、般若の形相になる。
    久政は、慌てて、
    神仏に祈りをささげた。

    “カミサン チョー コエ―!!!”

    冷や汗をかきながら、
    神妙な顔をしている夫を前に、
    妻は、出た角を隠しつつ、
    こう言った。

     「それでは、その子が無事に、
      七つまで育ったら、
      この屋敷に迎えましょう。」

      ・・・・・・・・・・・・・

    弥五郎は、鐘ヶ江の屋敷の前で、
    立ちすくんだ。
    何故、ふきが、この屋敷に
    連れてこられたのか、分からない。
    しかも、見たこともない
    輿に乗せられて。

    やがて、屋敷の周りを
    とぼとぼと歩き始めた。
    すると、思いがけず、
    六治郎に出くわした。

     「六さん!」

    呼びかけられて、
    六治郎は足を止めた。

    「おや?お前は松枝村の弥五郎?
     随分とまあ、大きゅうなって!」

     「六さんも、すっかり見違えた!」

    「それより、お前。何故ここに?」

     「それが、ふきがいきなり・・・」

    「ふき?さては、お前・・・。」

    六治郎は、弥五郎を松枝村まで
    送って行く事にした。
    久しぶりに、故郷の親にも
    会いたかった。
    良い値で商いも整ったので、
    奉公先の主も、親もとで一泊する事は、
    許してくれている。

    道すがら、弥五郎は、
    ふきの出生の事情を、
    六治郎から聞かされた。

     「そ、そんな。
      ふきが、鐘ヶ江様の隠し子???」

    「ふきの母親は、
     それでも運が良かったのじゃ。
     戦場の近くの村では、
     敵味方かまわず、
     おなごが襲われて、
     切り捨てられる事も多いからの。」

     「そういえば、しばらく前に
      権太の姉さんが・・・」

    「ふきはふきで、
     お屋敷暮らしに馴染めば、
     誰もがうらやむ玉の輿に、
     乗れるやもしれん。
     鐘ヶ江様は、姫様が三人、
     いや、養女に出された娘と、
     ふきを入れれば六人じゃ。
     これからも、反物の商いで
     出入りするのは間違ない。
     ふきの様子が分かったら、
     知らせてやるから。」

      「六さん、わしも、
       お店に奉公できんか?」

    思いつめた様子で弥五郎が言う。

    「お前も?」

     「うちは、田畑も小さい。
      いずれは奉公に出される。
      ならば、六さんと一緒が良い。」

    「奉公はきつい事も多いぞ。
     少しでも分けてもらえる
     畑があれば、その方が。」

     「百姓は、いざ戦ともなれば
      駆り出される。
      食うてもいけぬ小さな畑と、
      命を落とすかもしれぬ戦。
      そんなものに、未練はない。」

    “確かに”と六治郎は思う。
    田畑を踏み荒らされる戦が、
    これ以上続けば、どうなるか、
    その事は、百姓たちが一番に
    身に染みているのだった。

      ・・・・・・・・・・・・

    鐘ヶ江の屋敷につくと、ふきは、
    つるに抱えられて、鐘ヶ江の御屋方様と
    奥方様に目通りした。
    ふきは、言われるままに頭を下げた。

    「ふき、よう参った。」

    鐘ヶ江久政が、
    嬉しそうに声を掛ける。

    奥方は、離れた所から、
    しげしげとふきを眺めた。

     「野猿の様な子かと思うたが。
      磨けば光るやもしれぬ。」

    きょとんとしているふきに、
    久政が優しく言った。

    「今日は、もう下がって休め。
     明日は、姉たちに目通りじゃ。」

     「ふき、御屋方様がの、
      お前にひな人形を下された。
      暫くは、それで遊びなされ。
      つる、よしなにな。」

        「さあ、ふき様。
         父上様と、お義母様に、
         お礼を。
         “かたじけのうございます”
         と申し上げるのですよ。」

    優しいが芯のあるつるの声に促され、
    ふきは口真似をする。

      「か、かたじ・けのうご
       ・ざ・いますう。」

    ふきの手を取り、
    用意された離れ座敷に入ると、
    つるは、漆の箱から、
    ひな人形を取り出した。

    辺りをキョロキョロと見回して、
    落ち着かない様子のふきを
    横に座らせると、
    一つ一つ人形を手に取らせ、
    並べさせる。

       「さあ、この敷物がお部屋。
        これが、父上様。
        父上様が、
        お座りになるのはここ。」

    早速、ふきの“姫修業”が
    始まったのだ。
    奥方様に、お姉様方・・・。

    言われるままに、
    人形を並べながら、
    ふきは思っていた。

      “ススキミミヅクノホウガ、
       カワイイノニ。
       ハヨウコノユメ、
       サメンカノウ”

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    再チャレンジ~!

    皆様
    ”ふきちゃん”の物語、再チャレンジ、これからご披露します!
    まだ、前編ですが。
    お読み頂けましたら、嬉しいです(^_^)v
    ちらりと、”吹雪”と”若君”らしき姿も登場します。
    よろしくお願いいたします。m(__)m

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    返信
    着々と

    不注意で削除してしまった妄想文章、内容若干変わりましたが、大詰めの部分まで戻りました(^_^)
    書きあがりましたらこちらへまた)^o^(
    てんころりんさんの宿題は、整理整頓が下手なのでまとまらないかもしれませんが過去の物を探しています(^_^)
    隙間はNHK掲示板にも書いているのでその辺りもまとめようかと思い、探して読んでいると、色んな事のその後が知りたいなんて私が書いた、その続きの妄想を結局自分で書いていました(^_^;)
    文字数が決まっていた為、短めになっていた物もマスターさんのお蔭で長く(すみません)書く事が出来ます(^_^)
    少々お待ちを(唯風)
    (^_^)

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    返信
    その通りじゃ(坂口風)

    月文字さん様の仰る通り(*^_^*)
    一つじゃない、色んなパターンの映像が出てくる
    それがアシラバ(*^_^*)だと思います。
    楽しいです(^O^)/

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    返信
    想像は自由

    最終的につまみ出されるなら、色んなパターンを撮らないと、ですよね。
    アシラバの数だけメイキング映像あり。

    ☆千年おばばさん、この度は長男さんのエピソードが映画化され、しかも健太郎君に演じてもらえるなんて、おめでとうござい……え?違う?あ、十二単衣の。
    口コミで広がってロングランに期待!

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    返信
    月文字さん様

    唯の事を読ませて頂きまして、色んなパターン撮りの中で浮かんだ物が(^_^)
    唯の横にそ~っとじいが近づき「すげぇ楽しそう」って言った後、唯の顔を見てニヤリと笑うじい。
    唯「もぉ」と頬を膨らます(^_^)
    やっぱり唯が不憫になってしまいました(^_^;)
    私もつまみ出されたいです)^o^(
    失礼しました(^O^)\

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    感謝!

    てんころりん様
    スパークル、聞いてくださったんですね!
    ありがとうございます。
    この板でネタバレした歌詞の後半部分が特に、
    若君と唯の気持ちを代弁してる様に思えて、
    しばらくは、この曲ばかり聞いていました。(;^_^A

    ふきちゃんの物語の感想もありがとございます。
    かなりの”キャラ変”。自分でもびっくり!(;^_^A
    また、漫画版で、違うふきちゃんにもチャレンジしますね。(^_^)v

    月文字様
    涙がにじむほど、笑わせて頂きました!
    ユーモアの神様、降臨!って感じで。(^_^)v
    別の出演作でも、健太郎氏が笑ったら、
    「すげぇ楽しそう」
    ってつぶやいちゃいそうです。笑
    ちなみに、”十二単衣の・・・”の健太郎君の役どころが、
    我が家の長男にかぶるんですよね。笑
    就活○○連敗。おまけに彼女とサヨナラ・・・
    今でこそ、笑い話ですが。笑
    絶対、見たい!
    上演して欲しいですよね!(板違いだったかな?お許しを!)

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    メイキングは すげぇ楽しく

    9話。若君と阿湖姫が蛙を通して微笑みあうのを見て、唯が凹むシーン。
    唯之助「すげぇ楽しそう」
    これね。唯が不憫でね。
    誰か隣に仲間を。
    千原様「成之様にお出ましをお願いしては?」
    そうだな。阿湖姫を見に来た成之様なら、すげぇ楽しそうって一緒に思ってくれるよね。
    ……でも、言わないか。
    若君の「まじ うぜぇ」の感じで言って欲しかったのだが。

    松下優也さんなら言ってくれるかなぁ。
    メイキング映像にしよう。
    イッセー尾形さんの声も聴きたいなぁ。
    アシラバさんも呼んで、あの渡り廊下の欄干を埋めよう。

    リハーサル いきまーす!
    よぉ~い、はいっ!

    唯之助「すげぇ楽しそう」
    松下さん「すげぇ楽しそう」
    イッセーさん「すげぇ楽しそう」
    アシラバさん一同「すげぇ楽しそう」

    ちと離れた所で見学する私
    (小声)「すげぇ楽しい!」

    そして小平太に つまみ出されたい。

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    返信
    忝い♥

    皆様に楽しんでいただき、ご心配頂き
    忝のうございます(^_^;)
    消してしまった文章の流れは覚えていますので、気を取り直し書き始めました。
    セリフは何となく覚えていても、まぁ同じには出来ないのでまたそこのところは新たにという感じです(^_^;)
    題は〔宗熊の決意〕かそんな感じにしようと思っています(^_^)
    題だけだと、立派そうな内容になりそうですが、まぁ、文章力は変われないのでいつもの如くです
    (*^_^*)
    てんころりんさん様は文明の利器をフル活用、凄いっす(*^_^*)
    書き溜めていた時から思い立ったら書かせてもらうという形だったので、自分でも思います、
    取っ散かっていますね(^_^)
    有難いお言葉(*^_^*)
    NHK掲示板の閉鎖前に自分がコメントした日付と№を一覧表にした事がりますが、マスターさんのこの掲示板に載せさせていただいている物については、そのままになっていたので、まとめてみようと思います(^_^)
    勉強は嫌いですがアシガールに関する宿題は大好きです(^O^)/

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    ぷくぷくさん

    次のシリーズは宗熊くんが登場するのですか !?
    楽しみにしています。

    うぅ言いにくい。実はお願いがあるのです。
    アシガール掲示板に、本編とSPの “隙間シリーズ”を沢山書かれてますが、どの部分の物語があるか、おおよその案内をお願いできないでしょうか??
    創作倶楽部が別に出来て、前の投稿と離れてしまい、特にぷくぷくさんのは続き物が多いので、散り散りに分からなくなってしまうのは勿体ないと思ってます。

    1000番台の投稿No.が1000多く表示されていましたが、マスター管理人さんが解決されて直りましたね。? 良かったです。
    投稿No.を逐一書くのは大変??だと思うので、
    そこまで詳細でなくても良いのです。
    例えば、No.1~1000 の○頁~○頁、年/月/日~月/日に何の物語、No.1001~2000・○頁に何の物語とか…
    表示の仕方はぷくぷくさんのお考え次第で…。
    アシガール掲示板に何の物語があるか概ねの案内をして頂けると、読みたいと思えば探せます。
    面倒なことお願いして申し訳ないですが、よろしくお願いします。

    話は変わりますが公式掲示板の投稿はいずれ閲覧できなくなるので、私はパソコンとUSBメモリーに全て保存しているのです。
    膨大な投稿の中から探すのは大変なので、創作の投稿はピックアップして私の妄想脚本集を作りました。勿論ぷくぷくさんのも入ってます。(^^)v

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    返信
    妖怪千年おばばさん

    「君の名は」挿入歌 “スパークル” You Tube で聞きました。唯が若君の告白だと思うんですものね。なるほどでした。
    読む人に想像して貰うため、書かれなかったのかと思いますが、他作品のタイトルや引用をされても、こちらの掲示板では大丈夫と思います。

    NHK公式掲示板では掲載されないケースが多く、私もユーミンの歌詞を引用した投稿は載りませんでした。
    不掲載の時は「没になる」「時空の彼方に飛ばされた」などと言ってメゲたものです。?⤵️
    こちらではNGワードを書かない限り「没」はないので安心です。?

    可哀想な “ふきちゃん” が、賢明な潔い女性に描かれて(no.265・文塚) 報われました。
    日々若君への思いを詠んだ歌は文塚に納められ、鎮められ供養されて良かったと思いました。
    やはり切なさが残ります。
    政略結婚とか「娘を差し出す」とか罪ですね。
    久様の不幸も思います。
    この時代には仕方のない事ですけれど。( ω-、)

    投稿が編集作業で消えてしまった事、私も何回かあるんですょ。マスター管理人さんが書かれてますが、原因不明だそうです。
    参考まで 私の場合、短時間に続けて何度も直した時に起き易かったです。
    重ねて直したい時は一度サイトを離れ、入り直してから編集するなど工夫してみてます。
    消えてしまった時は連絡掲示板で復活をお願いしています。

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    う・・・漬物! 

    ぷくぷく様
    う・・・漬物!ウケました。( ´艸`)
    漬物屋に、”う”と書かれた漬物の袋がずらりと並んでいるのが
    目に浮かんで。(^_^)v

    でも、次の書き込みをみて、オロオロ。。。
    8枚分、削除・・・さくじょって?!
    か、悲しすぎ~( ;∀;)
    また、最初の一文字から・・・

    でも大丈夫!ぷくぷく様には、すぐに文字の神様が降臨しますよ!
    楽しみに待ってますね!!!

    投稿フォームへ

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    おおたわけです

    次の妄想を着々と書いており、用紙8枚分まできてこれから大詰めという時に
    データを消してしまいました。
    自分で、何をしたのか分からず なんでぇ状態です(;_;)
    ほんと おおたわけです(>_<)
    また1からです(^_^;)
    黙っておれず、来てしまいました(;_;)
    すみません 失礼しました(^_^;)

    投稿フォームへ

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    照れますぅ

    妖怪千年おばばさん様、再チャレンジ待ってます(^_^)
    シャボン玉が見えました。キラキラしていて(^^♪
    一つのテーマで、人それぞれの物語が出来る。
    人はみな同じではないから、同じ考えが無いのも当たり前、
    だからこそ楽しいのではと思います(^_^)
    そう言った事をNHK掲示板に書いたこと有ったなぁと(^_^)
    私はただのう漬物です・・・うつけ者です・・・こんなこと考えてばったりです(*^_^*)
    悩みの種も植えて、アシ沼の水を与えて、芽が出ると、素敵な花が咲きます(^_^)
    お互いに楽しみましょう(^O^)/

    投稿フォームへ

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    ぷくぷく様の作品、大好きですよ!

    ぷくぷく様、読んでくださって嬉しいです。
    実は、今回のふきちゃんは、想定外の結末になってしまいまして。(;^_^A
    当初の設定は、漫画版で再チャレンジしようかと。。。

    ぷくぷく様の作品は、私には書けない魅力たっぷりです。
    きれいなシャボン玉が、次々湧き出すみたいな楽しさがあって。
    正直、羨ましいです。(^_^)v

    私のは、どうしても、固く、重くなりがちで。
    コメデイにしたいのに、なかなかで。
    それが一番の、悩みの種。(;^_^A

    カラッと笑える作品、いつか、書きたいな~。

    投稿フォームへ

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    マスターさん

    このマスターさん・・・
    文字ミスあり
    この場所って書いて、全て消したと思っていましたが
    〔場所〕だけ消して〔この〕が残ってしまいました。
    マスターさん、申し訳ございません(;_;)

    投稿フォームへ

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    お恥ずかしい限り

    妖怪千年おばばさん様のふきさんのお話読ませて頂きました(^_^)
    その前のお話もそうですが、本当に上品でかつ大人だと思いました(^_^)
    言葉も丁寧で情緒があって、読み終わった後、ふきさんの切なさ、強さが伝わりました。
    このマスターさんが作って下さった掲示板に昨年、出会い、早々に若君とふきさんの場面と
    ふきさんが鐘ヶ江に戻ってからの事を妄想して書かせて頂きました。
    元来おチャラけた性格の上、学が無く、ボキャブラリー不足の為にちゃんとした言葉、表現も出来なくて、結果おチャラけた話になってしまいました。まぁ、他の妄想作品もみんなそうなのですが(^_^;)
    妖怪千年おばばさん様や他の妄想作家の方々のお話を読むにつけ、自分は子供(子供たちに失礼ですね)だと思い、お恥ずかしい限りです。
    私が背伸びしてもムリな事は承知しています、なので、文章も今までと変わりない形式になるでしょう。
    すみませんが、これからも、お付き合い下さいませ(^_^)
    宜しくお願い申し上げます(*^_^*)

    投稿フォームへ

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    文塚

    忠清は、ふきの部屋に入ると、
    すぐに人払いをした。
    身の回りの世話をしている
    おなごたちは、
    何やら意味ありげな笑みを残し、
    下がって行った。

    「頭を上げられよ。」

     「はい。」

    ふきは、一瞬、忠清に顔を向けたが、
    すぐに、視線をそらし、
    扇で顔をかくしてしまった。

     “まるで、清らかな
      せせらぎのようなたたずまい。”

    美しい忠清の姿を、
    見つめていたいと思いながらも、
    恥ずかしさが先に立つ。

    「いかがなされた。
     御気分でも悪うされましたか?」

     「いえ、そのような事は。
      ただ、嬉しくて。」

    ふきは、やっと訪れた忠清の、
    優しい言葉に涙ぐんでしまった。

    頬を染めて、うつむいているふきに、
    忠清は、戸惑いを隠せない。

    忠清は、改めて気づかされた。
    打てば響くような
    唯との語らいに、
    すっかり馴染んでしまった己を。

    「ふき殿には、
     心より詫びねばならぬ。」

    ふきは、扇で口元をかくしたまま、
    いぶかしげなまなざしを、
    忠清にむけた。

    思えば、忠清がふきと向き合うのは、
    今宵が二度目。
    一度目は、城に呼んだ際の対面であり、
    小平太も同席していた。
    二人きりで言葉を交わすのは、
    初めての事。

    ふきは、急に心細くなった。
    喜びにときめいていたのもつかの間、
    胸がざわつく。
    やっとの事で、言葉を絞り出した。

     「若君様こそ、お体は・・・
      矢傷は如何?」

    「大事ない。
     案じていてくれたのか。」

     「それはもう。
      夜も日も、ご無事を
      お祈りいたしておりました。
      差し上げた御文にも
      そのように。」

    「そうであったの。
     かたじけない。
     実はの。
     小垣の寺での事だが・・・」

    どのように切り出すか、
    忠清は考えあぐねていたが、
    ありのままを伝える事にした。

    ”長居は、ふき殿の為にも
     ならぬであろう。”

     「あの夜は、
      申し訳ございませんでした。
      御寝所に向かう途中、
      気を失のうてしまいまして。」

    「それは、もう良い。
     あの夜は、歌など吟じて
     過ごしたゆえ。」

     「まあ、お詩を。
      では、あの晩は、
      お付きの方々とお過ごしに。」

     「それがの、ふき殿の代わりを
      務めた者がおっての。
      わしは、ふき殿とばかり
      思い込んでおったのだが。」

    忠清の顔に、ふと、笑みが浮かぶ。

    ふきは、驚いた。
    それ以上は、
    聞いてはならぬ事の様に思えた。

     「そ、それは、
      まことにござりまするか?
      どなたかが、私の代わりを。
      な、なれば、私はその方に
      お礼を申さねばなりませぬ。」

    「礼を?
     なにゆえに?」

     「その方のお蔭で、こうして、
      お城にお招き
      頂いたのですから。」

     「城に。そうか。
      そうじゃの。
      そうなのだが、
      それがの・・・」

    若君の声が上ずる。

     “若君様は、なにやら、
      お困りのご様子。”

    先ほど垣間見た、
    忠清の笑みが浮かぶ。

      ”別の方を、
       私と思うておられたと。
       あ、それでは、私は・・・。”

    やっと、事態を悟ったふきは、
    あまりの恥ずかしさに、
    全身が火の様に熱くなった。

      “なにをうぬぼれて
       いたのだろう。
       若君様は、
       お人違いをされたのだ。
       お呼びになりたかったのは、
       別のお方。
       なのに、私は、
       お目にかかれぬ日々の
       つらさを御文に
       したためたりして。“

    身の置き所がない。
    いっその事、部屋を
    飛び出してしまいたかった。
    が、父の言葉を思い出し、
    かろうじて踏みとどまった。

     “老いても、武士の誇りは、
      変わらず我に有り”

      “このように情けない身なれど、
       私も武士の娘。
       引き際は、心得ねば。‘’

     「か、鐘ヶ江の父には、
      私から事の次第を伝えますゆえ。
      若君様からのお心使いは、
      くれぐれも御無用に。」

    「それでは、わしの気がすまぬ。
     ふき殿が来られて、
     奥も久方ぶりに、晴れやかであった
     と聞いておる。」

      「はい。皆様には
       良うして頂きました。
       歌合わせや、手毬作り。
       珍しい絵巻物や、古の物語なども、
       読み合わせ、貴重な書物を、
       写させて頂きました。
       みな、ふきの宝物にございます。」

    「わしがおらぬ間、
     奥の者らが立ち騒がずにおられたのは、
     ふき殿のお蔭やもしれぬ。」

     「父は、小垣のかつての領主。
      この城に何事かあれば、
      真っ先に駆け付けまする。
      それも、皆様、ようご存知のはず。」

    「そうであったの。
     ふき殿、わしは・・・」

    ふきは、扇を閉じて、顔をあげると、
    初めて、忠清の目を真っ直ぐに見た。

     「忠清様。
      もう、何もおっしゃいますな。
      だた一つ、お願いが。
      差し上げた御文、
      まだ、お持ちであれば、
      お返し頂きとう存じます。」

    忠清は、暫く何事かを考えていたが、
    やがて、一言だけ返した。

     「承知した。」

    忠清は、ふきを見直さざるを得ない。
    誰を責めるでもなく、
    身を引く事を決めた様だ。
    おなごの身なれど、潔い。
    流石に、鐘ヶ江の娘だけの事はある。

    鐘ヶ江一族の行く末の為に、
    言い含められて、小垣の寺に
    参ったのであろうが、
    一度対面しただけの自分を、
    慕ってくれたのは、確かな事だった。

    毎日届く、山のような文は、
    正直、困りものであったのだが、
    それすらも、ふき殿は、一瞬にして、
    察っしたのだ。

    「心の鋭さを、包み隠した、
     おなごであられたのか。」

    ふきの居間を後にして、忠清は一人、
    誰にともなくつぶやいた。

    それから、間もなく、
    ふきは黒羽城を後にした。
    まだ、年若い奥女中の中には、
    目頭を押さえながら、
    見送るものもいた。

    鐘ヶ江の館に着くと、
    ふきは、父と対面した。

     「父上様、只今、戻りました。
      お心に添えず、
      申し訳ございませぬ。
      お詫び申し上げます。
      ただ、この身を哀れと、
      思し召されるならば、、
      これから申し上げる事、
      お許し下さいます様に。」

    傷心の娘をどのように迎えるか、
    思い悩み、すっかり老け込んだ
    元領主は、思いの外、
    気落ちしていない様子に安堵しつつ、
    娘の願いに耳を傾けた。

    半年後、ふきは、
    山里の小さな尼寺で、髪を下した。
    その庭の、
    清らかなせせらぎの脇には、
    文塚が造られた。
    忠清にあてた文は、
    すべてそこに納められている。

    ふきはしばらく、
    そのせせらぎに見入っていた。

    その尼寺には、時折、近隣の女たちが
    身の上話をしにやってくる。
    何も語らず、
    本堂に祭られた観世音菩薩に
    手を合わせて行く者もいた。
    尼となったふきは、その寺で、
    小さな手毬を作り、
    訪れる人々に渡した。

    いつしか、その尼寺は、
    手毬寺と呼ばれるようになり、
    一人、二人と、作り方を習いに
    来るようになった。
    村の子供たちと手毬で遊びながら、
    ふきは、穏やかな幸せを
    かみしめる。

    鐘ヶ江の父は、今では黒羽城で、
    先代の大殿の戦記を整える
    お役に付いたらしい。

     “忠清様、ふきは、この尼寺より、
     ご無事をお祈りいたしまする。”

    月明かりの下、ふきは、
    黒羽城で過ごした日々を書き綴った。

      ・・・・・・・・

    さらに時を経て、平成のある日の事、
    一人の出版社の社員が、
    手毬寺を訪れた。
    汗をふきつつ、
    寺の住職となにやら話し込む。
    やがて、その社員は、
    スマホを手に取ると、報告を始めた。

    「社長、住職の許可が取れました。
     第一回、ライトノベル新人賞
     受賞式は、手毬寺で決定です。
     趣のある文塚も有りますし。
     今回は“恋文”がテーマですからね。
     これ以上の場所は・・・
     社長、聞いてますか?社長?」

    スマホのストラップの小さな手毬が、
    木漏れ日の中で揺れていた。

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    その後のふきちゃんの物語

    てんころりん様
    ぷくぷく様
    ”美しい”、”上品”という、おばばにとっては、むせび泣きしそうなお言葉を頂き、恐縮です。
    実は、おばばの師匠の師匠の信条だったそうです。”美しくあれ、品よくあれ”
    (ちなみに、文章を書く方面の師匠ではありません。。。^_^;)

    さて、お褒めの言葉を賜りまして、身の程知らずの私、また書いてみました。
    今回は、ふきちゃんのその後がテーマです。
    唯のライバルではありますが、憎めないキャラで、結構好きです。
    ふきちゃんをちょっと見直してしまう若君もいたりして、
    唯的には突っ込みを入れたくなる雰囲気も醸してます。
    クールな若君がお好きな方からは、”違う~!”と言われそうですが、お許しを。

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    楽しいです。

    てんころりんさん様
    妖怪千年おばばさん様
    皆様
    映像変換で楽しんでいただいたようで、嬉しゅうございます(^_^)
    どうしても青系の宝石を登場させたくて、検索して見付け、言葉もピッタリ(^_^)
    てんころりんさん様も検索なさったのですね(^_^)
    楽しい日にしたくて色々考えました(^_^)
    戻る装置は、妄想なので突飛な装置になりました(^_^)
    内田様がもし見たら、それは無理でしょうって仰るでしょね(^_^)
    熊も八次郎も登場させたのは、実は、あの場所に現れるまでの熊の事を今また、執筆中なので、そのための登場でした(^_^)
    妄想は楽しい(^_^)
    妖怪千年おばばさん様の妄想を拝見していて、上品な感じがしていました(^_^)
    お人柄が出ているのではと思います(^_^)
    てんころりんさん様が書かれていましたように原作からの物語とか(^_^)
    美しいという表現・・・まさにです(^_^)
    先生には失礼ですが、いまだに未読者です。だから勝手放題妄想放題で書けるのかもしれません。
    その妄想の中で原作とリンクするものもあったとのコメントを読ませて頂いた時は自分でも驚きました(*^_^*)
    若君の嘘についてですが、気のせいかも知れませんが、
    「一度」と「と申したら」の間にちょっとだけ間があった様な気がします。
    もしかして、「一度だけ」と言いそうなったのかなって(^_^;)
    唯の後ろに速川家の三人を見た様な・・・って(^_^;)
    あの場面は切ないですね。前にも書いた唯の瞳の光と若君の暗い瞳を強調している場面ですね(^_^;)
    何度見ても切ない(;_;)

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    確かに!

    てんころりん様
    書き込みありがとうございます!
    確かに、”嘘”は、若君らしくないですね。
    ”もののふならば、本当の事を”と、尊に迫った若君ならば、
    本当の事を唯に話して、説得した上で、
    唯を平成に戻してほしかったと私も思います。
    尊も、若君ならば、唯を説得して戻してくれるのではと思って、
    ”若君に聞いて”と、唯への手紙に書いて若君に託したのではないかと。
    そのお答えになるかどうかは分からないのですが、
    また短編、書いてみますね。

    では、”梅の小枝”の若君が吹いた曲を、私自身でネタバレします。
    管理人様、お許しを。。。
    2016年の大ヒットアニメ、新海監督の”君の名は”。てんころりん様、大正解です。
    平成の女子高生が、クラスメートと見に行くとすると、これかなと。
    吉田城で、唯の名前を聞く場面に、タイトルがリンクしますし。
    曲名は、惜しい!
    私がイメージしたのは、挿入歌の”スパークル”でした。
    サビの歌詞が、唯のムーンウオークを見つめる若君の心境そのものの様に思えて。
    抜粋しますね。

      愛し方さえも 君の匂いがした
      歩き方さえも その笑い声がした
      いつか消えてなくなる 君のすべてを
      この眼に焼き付けておくことは
      もう権利なんかじゃない 義務だと思うんだ

    この時の若君は、唯を平成に帰したら、もう二度と会えないと思っている場面なので。
    この曲を選びました。
    あくまで、創作上の資料としての書き込みなので、
    別の映画の挿入歌の歌詞を、ここに書いた事、皆様、お許し下さいね。

    この曲の歌詞は、全体を通してみても、
    忠清、唯、どちらの気持ちにも通じますし、、
    タイムスリップの、男女の恋愛、しかも年齢が10代の設定であれば、
    変わらないテーマかなと思います。

    石に入れたのは、”唯の写真”で、
    永禄にあるはずの無いものを、庭師の頭や石工に見せない為に、
    あえて、錦の布(”ふくさ”の様な)で”唯の写真”を包んだ事にしました。

    ぷくぷく様、ネタバレ遅くなってごめんなさいね。
    次回作、楽しみにしてますよ~!

    私も、また書いてみます。(^_^)v

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    若君の「後2度使える」嘘が悩ましい件

    妖怪千年おばばさん、つい書いてしまってお許し下さいね。気になりますよね。
    実は私「嘘」に批判的な考えを持っています。
    それは迂闊に書けないので悩ましいのです。
    公式掲示板・22頁_No.17390, 17393, 17394
    「若君の嘘、どう解釈する?」①~③は、公式掲示板の最後の時期に、配慮を重ねて書きました。
    書かずには居れなかったからです。
    よろしかったら読んでみて下さいませ。

    原作は昨年末に読みました。
    若君が現代で「良い家族で唯は幸せ」と言う所があり、帰った方が唯は幸せと考え、両親や尊に恩義を感じて約束を重んじたことが、ドラマより丁寧に描かれていました。
    ドラマにはありませんが「後2度」は嘘だったと分かって、唯は「若君ひどい」と泣いています。それは当然なのでホッとしました。
    原作も踏まえてもう一度書いてみたいと思いますが、容易に出来なくて‥。ρ(・・、)
    創作の邪魔はしたくないのですが、すみません。

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    遅れ馳せですが‥ ②

    妖怪千年おばばさん、梅の小枝・前_後編、読ませて頂きました。原作から想像を膨らませた物語なんですね、美しい文章でとても素敵でした。

    唯「コーユートコハ、スルドインダヨナ」??
    最後まで「唯之助=ふく」と気付かなかった小平太殿ですからね。

    唯がムーンウォークを披露する時、若君が笛で吹いた曲は『君の名は』の♪前前前世♪とか?
    私の耳は♪ピッピッピッ.ピ… と、勝手に聞いてました?。
    男女の体が入れ替わる話は、私もぷくぷくさんと同じで大林宣彦監督の「転校生」や、韓国ドラマ「シークレットガーデン」を思い出します。タイムスリップもあり、若君が尊と一緒にDVDを観たなら『君の名は』かなと‥。
    実は1回チラッと観ただけなのです。

    唯が望んだ「梅の花見」の約束を叶えてやれなかった若君は、自ら梅が枝と月を描き、眺める2人の姿と共に石工に彫らせ、過去から唯に届けてきたんですね。( 。゚Д゚。)
    現代の研究者には双体道祖神に見えたり、梅の挿し木は老木になっており、発想が流石です!
    石細工の仕掛けの中に唯の写真は忍ばせてあったのでしょうか。
    唯には、若君の想いが たちどころに届いたのですね!(*T^T)

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    遅れ馳せですが‥ ①

    ぷくぷくさん、無題28~30とラスト、読ませて頂きました。SP以降の無題のシリーズ、一先ず完結ですね!!
    乾杯!! ? ワインにします??

    宝石?アパタイト、知らなかったので検索して、若君のテーマカラー、着物の青であり、唯のワールドフラワーの青でもあるなぁと‥。
    現代の家族と簡単には会えなくても「絆」の御守りとして、唯の胸にいつも輝いているでしょうね。( 。゚Д゚。)

    旅立の日はSPの旅立のシーンを思い出させます。キラキラのレイ、吉乃様と阿湖姫のベール、ケーキカット、??‥。速川家の気遣いに溢れ、爺が尊に「姉上(唯)を守る」と‥ ( 。゚Д゚。)

    2人用の起動スイッチに、運ぶのは2人と思わせる仕掛け『かむべえくん』は、もしかして機械を騙すから「かんべん」→「かむべえ」とか。f(^^;
    風船みたいな透明の球体に7人が入り、唯と若君がベルトで固定する。ホ~ゥ!
    SF映画っぽい映像が見えました!

    無事に戦国に到着しホッと?しました。
    八次郎は、本編で長沢城から戻った羽木の間者・三郎兵衛の弟でしたね。
    (自信がなかったので、当ブログの検索システムを使って確認。バッチリ出ました!)
    放りっぱなしにせず、ラストに回収し、ぷくぷくさんの優しいお人柄を感じました。
    宗熊くんも呼んであげたかったですし‥。
    尽きることのない想像力は、次回はどこへ羽ばたくのでしょう?

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    夜分に失礼します

    ぷくぷくさん、妖怪千年おばばさん、感想の書き込み遅れま~す。
    私ここ数日、掲示板にゆっくり来れない状況で、
    ストーリーは進んでるし、気になってます。
    必ずまたってことで( `・ω・´)ノ ヨロシクー

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    重箱の隅、大歓迎です!

    ムーンウオーク様
    乙、ありがとうございます!
    重箱の隅、どんどんつついてくださいませ。ありがたや~(^_^)v
    確かに、黒羽城です!
    羽黒山が、ちらりと浮かんでしまい・・・笑
    早速、訂正いたしました~汗
    ココハナ、行ってらっしゃいませ!
    それにしても、原作拝読し、ビックリです!
    これは、かなりの大名設定!
    石垣に掘割!
    関東圏では、松本城を、真っ先に思い浮かべました。
    いやいや、黒い城と言えば、西にも名城が。
    おばばは、ちと、これより城探訪に行って参りまする。m(__)m

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    重箱の隅を楊枝でほじくる

    すみません おばば様
    「黒羽城」ですよねー

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