• このトピックには1,219件の返信、16人の参加者があり、最後に夕月かかりて(愛知)により6時間、 48分前に更新されました。
50件の投稿を表示中 - 901 - 950件目 (全1,220件中)
  • 返信
    そうですね。

    来週木曜10/29は、旧暦に換算すると九月十三日に当たり、十三夜のお月見ですね。?
    妖怪千年おばばさんは、丁度季節に合わせて物語を作られたんですね。

    ぷくぷくさん、添削ではなく感想ですからね。
    スマホの勝手な改行の為、大変読み難くなったケースを書かせて頂きましたが、後は本当に自由にどうぞ‥ 求められれば感想は述べます。

    今回、唯の“心の声”が ( ) 内にあって、とても面白かったです。アイデアとして新鮮でした。
    ドラマでも唯の“心の声”は効果的でした!!
    結菜ちゃんは一人残って“心の声”の収録もして、大変だったでしょうね。

    登場人物が 皆それぞれ心の中を呟きだすと、それはちょっと多角的過ぎて、うるさいかな‥?
    いや、そうとばかり言えないかも…
    ケース·バイ·ケースですね。
    面白いかもしれません。(*´艸`*)
    純粋な余白は、スペースや「・・」以外も試して違いを演出すると、単調にならず、読む方もニュアンスの違いを感じて読めると思います。
    試作ばかりでなく 本番どうぞ~ ( ゚∀゚)つ

    【2020.10.23】書き換えました★

    ぷくぷくさん、ユーザー登録の件は了解です。
    続きになるし、個人連絡なので ここを書き換えました。気付いて頂けないかもしれませんが、それはそれで・・

    “自分側の諸事情”的な事は、前にも書かれていたので承知の上、もしかして誤解があるのでは?と思ったのです。10/21に書いた事は省きます。
    メールアドレスを登録しても、管理人さん以外の人には伝わりません。管理人さんは “個人のアドレスは極力見ないようにしている”と書かれてました。

    もし個人のPCやスマホのアドレスを登録する事に躊躇があるなら、ヤフーアドレスを使う方法もあります。ヤフーアドレスはPCと関係なく使えるYahoo Japan の公的サービスです。無料です。アドレス取得は簡単です。

    私はPCでインターネットを使っていた頃にアドレス取得し、ネット通販や公的な関係はヤフーアドレスを使い、自分のPCアドレスは極プライベートな関係に限っていました。
    Yahoo JapanのHPからログインすれば、どこのPCでも, スマホでも, 自分のYahooアドレスに届いたメールを読めます。
    PCをどなたかと共用している場合も、分けられて便利です。
    今私は PCを使っていないので、このアドレスは重宝しています。こちらのユーザー登録もヤフーアドレスでしています。

    ぷくぷくさん、私のお節介なので気になさらず、
    ご本人の諸事情を知ろうとは思いません。
    書いた事は的外れかもですが、何か参考になればと思って・・
    ユーザー登録は、勿論ご本人のお考え次第です。

    投稿フォームへ

    返信
    自前?

    確認したのに、また消し忘れた文字がありました(;_;)

    投稿フォームへ

    返信
    SP隙間シリーズ

    ナレ:源三郎が行った後、二人も殿の元に向かった。廊下を並んで歩いていた。
    唯:「(まさか、やっぱり反対なんて事に)若君」
    若:「案ずるな」
    唯:「えっ!もしかして私の心読みました?いや~ん」
    ナレ:唯は胸元に手を当てた。
    若:「お前の顔を見ていれば分かる」
    唯:「そうなのね(若君ったらぁ)うふっ」
    若:「ん?」
    唯:「何でもないです」
    ナレ:部屋の前で声を掛けた。
    殿:「入れ」
    ナレ:そこには阿湖姫の姿も。
    唯「(やっぱり)あのぉ」
    殿:「唯、お前に」
    唯:「えっ!」
    殿:「何じゃ、その様に大声で。 まぁ、座れ」
    唯:「はい」
    ナレ:何を言われるのかドキドキしていた。
    殿:「お前は、今も天野の離れにて寝泊まりをしておるようだが何故?」
    唯:「えっ?えっとぉ、まぁ」
    ナレ:昼間は藤尾にビシビシしごかれ、いや、指導を受けているから、休む時くらいは藤尾の目の届かない離れで眠りたいと思っていたので、修行が終わると直ぐに戻っていた。
    阿:「唯は、わたくしに気兼ねをしておるのでは?」
    唯:「気兼ね(あっ、遠慮か)ただ、私は」
    殿:「ただ?」
    唯:「えっと、それはぁ(どう言えば、ん~)」
    ナレ:腕組して考える唯をどうしたのかと三人は見ていた。
    唯「(あっ!)そう、まだ結、んと、そっ婚儀が済んでいないので、ここはやっぱりケジメをとそう考えていたので。それだけです。阿湖姫にまで心配をかけてしまっていたんですね。すみません」
    阿:「わたくしは」
    殿:「だが、お前は忠清の正室になるのだ。奥に入り物事を覚える事がお前の務めであるぞ」
    唯:「はぁ。まぁ(頑張ってるけど、のんびりできないじゃん)」
    若:「唯」
    唯:「(心読まれた?)」
    若:「父上、私は唯の思うようにさせても良いと存じます」
    唯:「若君(やっぱり読んだのね)」
    殿:「忠清。主からその様な言葉を聞くとは思わなんだ。ははは」
    若:「父上」
    阿:「唯」
    唯:「はい」
    阿:「わたくしは忠清様の妻は唯でまことに良かったと思うております」
    唯:「阿湖姫様(なんて優しいのぉ、私が男だったら阿湖姫と、そうなると若君は)」
    ナレ:考えながら若君の顔を見た。見られた若君は何の事か分からず首を傾げた。
    唯:「何でもないです(こう言ってもらってるんだから、私もしっかりしなきゃいけないのよねぇ)分かりました。支度が整いましたら、奥へ入り寝泊まりする事にします」
    若:「唯、良いのか?」
    唯:「はい!」
    殿:「そうか。わしの申したい事は済んだ。下がって良いぞ」
    ナレ:唯と若君と阿湖姫は部屋を出た。
    阿:「わたくしがお殿様に申してしまったものですから」
    唯:「私の事を心配してくれての事ですから。私は有り難いって思ってますよ。阿湖姫も私に気兼ねしないで下さいね」
    阿:「はい」
    ナレ:そして早速翌日から奥へ入った。

    ナレ:そして、宗熊より和議を覆し織田が攻め入る旨の書状が届いた。若君は吉乃に会い、唯が己の想いをくみ取り、平成に戻る事になれば二度と会えないと思い、唯の閨の前に立ち、
    若:「唯」
    ナレ:起こして自前は自分も行くと言い出すのは分っていたので、そっと名前を呼び、襖に向かって深々と頭を下げた。唯は夢の中で若君に呼ばれ、ふと目を覚まし、表に人の気配を感じ出て行くと吉乃が居た。そして若君の後を追った。

    以上(^_^)

    投稿フォームへ

    返信
    10月29日は十三夜

    カレンダーを見ていてあれっと。十三夜(^^♪
    ラブラブには縁遠い私としては、この場だけでも楽しくしたい(^O^)/
    二人の会話は案として書いたので妖怪千年おばばさんが設定を妄想して下さいましたが、あえて設定無しの会話でした。
    てんころりんさんの助言(添削)をお願いしようかと思いまして、設定の無い会話の後の事を
    SPの隙間として書いてみます。
    〔スペース〕や〔・・・〕では無くて、昔書いた本をまた最近読みだしまして、違った表現もあったので、今まで書いた物とは違うパターンで書いてみます。
    設定は、源三郎が呼びに来た後からの事で、SPの初めの方の、若君が「宗鶴め!」と歩いて行く時に唯の寝ていた場所を黒羽城の奥の閨として。いつもの如く矛盾はありますが(^_^;)
    書式の感想をお願い致します(^_^)
    ですが、簡略化の文章が思い浮かびません。情けないですが(;_;)

    投稿フォームへ

    返信
    妖怪千年おばばさん「十三夜」のこと

    晩秋の風物の中、幼いふきの物語が進み、最後は二の姫と小平次の話が展開し、数年の物語になっていたんですね。端午の節句の衝撃的な出来事!
    用意された的:餅粉と砂糖で作った柏の葉は、風で揺れぬよう 小平次の矢が命中し易いよう、二の姫が考えたのでしょうか?
    美味しそうな的は鳶に狙われてしまいました。
    小平次は勝機ありと思ったが、結果は曖昧、でも実際、二の姫の心?を得ましたね。??
    爺様の仰る通り鳶は神の使いだったかも 。

    爺様は孫の幸せの為 交渉に奔走されますね。
    鐘ケ江は、嫁がせる積もりのない娘を出すなら、末娘を若君の側室に推してほしいとか お願いしたのでしょうか?
    爺様の方も、鐘ケ江と結ぶのは戦略的に有利、二の姫を気に入ったのでしょうし、早く若君のお子を抱きたいし、若君と末の姫の縁組を考えてるみたいで…。
    天野家のふきちゃん支持、納得です。
    大作お疲れ様でした。
    楽しませて頂きました ?。
    【2020.11.9追記】
    「小次郎」を誤って「小平次」と書いています。
    お詫びして訂正します。誰?!ですよね。

    ★ぷくぷくさんへ~*
    次回作、楽しみにお待ちしています。

    投稿フォームへ

    返信
    ぷくぷく様

    感想、有難うございます!
    漫画の様に感じて頂けたなんて
    感激です!
    天野家次男の名前は、
    今年、健太郎氏が演じるはずだった
    役名から頂きました。
    ”巌流島”いつか上演できる日が
    来ると良いですね。
    ぷくぷくさんの投稿も、
    是非、また読ませてくださいね。
    ラブラブなシーンがお得意で、
    羨ましい~。(*^^)v

    投稿フォームへ

    返信
    十三夜

    妖怪千年おばばさん
    十三夜 上の段・中の段・下の段
    読ませて頂きました。
    学の無い私には難しい表現もありましたが
    以前にも書かせて頂いたように上品を感じました。
    ふきさんの幼少の頃や小次郎の恋(^_^)
    読ませて頂いていて、何故でしょうか、いつも皆さんの物語を読むと人物(実写)で情景が浮かぶのですが、この十三夜は、漫画で描かれている、漫画本をめくり読んでいるという感じでした(^_^)
    その本を手にしてみたいって思いました(^_^)
    違った表現をしてしまっていましたら、ごめんなさい(;_;)

    投稿フォームへ

    返信
    十三夜 急の段

    屋敷に戻る道すがら、つるは探る様に
    ふきに話しかけた。

      「ふき様、
       ようございましたなあ。
       お母様にお会いになれて。」

     「これも、
      二の姫様のおかげじゃの。」

    ”これまで、二の姫様は、ふき様に
    全く関心の無いご様子だったのに。”

    つるは、二の姫の心遣いに、
    ふきよりも驚いていた。

      「先ほど、
       お手にされていた物は?」

     「手に?
      ああ、あれは、七つの頃の、
      十三夜の約束の。」

      「お約束?」

    鐘ヶ江の家に引き取られた
    翌年から、弥五郎はふきの母に、
    みみずくを届けるようになった。
    もしや、ふきが戻って来ては
    いないかと、思いつつ。
    母は、鈴鳴八幡の祭りの日に、
    森のはずれの鬼子母神にお参りし
    そのみみずくを納めていたのだ。
    娘の無事を願って。

      「そのような事が。」

     「持ち帰ろうかと思いもしたが。
      此度も納めてもらう事にした。」

    つるは、ほっと胸をなでおろした。
    ふきに里心が付いて、村に帰りたいと
    泣くのではないかと案じたのだ。

    ふきは、思った。
    “あのみみずくを受け取っていたら、
    この夢から覚めたやもしれぬ。”

    だが、今のふきは、もう少し
    夢にとどまっていたかった。
    そう、黒羽城の若君様に、
    一目会えるその日まで。

     ・・・・・・・・

    若君の部屋から戻る途中、
    天野信茂は、千原元次に出くわした。

    「隠居の身で、若君様に日参とは
     忠義な事じゃの。」

     「にゃ、にゃにおう。
      未だ隠居もできぬ、ぬしに
      言われる筋合いではなかろう。」

    「ふん。
     大殿のお言葉があっての事じゃ。
     まだこの元次が退くには早いとな。
     此度の鈴鳴八幡の流鏑馬では、
     ぬしの孫殿は、揃いも揃って、
     鐘ヶ江にしてやられたとか。」

     「か、勝ちを譲ったまでの事よ。
      初披露の、しかも、おなごに
      本気で向かうほど、
      無粋に躾てはおらぬ。
      ぬしの方こそ、その二の姫から、
      斎王役を譲られたと聞いたが?
      今頃は、
      良縁が舞い込んでおろうの。
      ぬしの縁者の、斎王殿に。」

    「何を言う。
     鐘ヶ江殿に懇願されて引き受けは
     したが、そのおかげで、ぬしの孫の
     小次郎に射手が
     回ったのではないか。
     源三郎が譲ったものを、
     無駄にしおって。」

     「それも、
      ぬしらが難癖をつけられぬ為
      であろう?
      源三郎が勝ちを手にすれば、
      射手の順を決めるくじに、
      何か細工をしたのではと、
      言われかねぬからのう。」
          
    「ほ、ほう、射手の順とな?
     馬場の荒れた三番手の鐘ヶ江殿が
     勝ちを手にするとは、
     誠、あっぱれ。」

    際限もなく繰り広げられる舌戦を、
    通りがかった、信近が止めに入った。

     「父上、ここにおられたのですか?
      これは、千原殿も御一緒に。
      千原殿、礼を申し上げまする。
      此度の流鏑馬以来、我が次男、
      小次郎が励むようになりまして。
      誠にありがたきことにござる。」

    流鏑馬は、三番勝負で行われた。

    一番目、板の的。
    二番目、扇。
    三番目、小旗。

    風に揺れる小旗を射抜くのは
    特に難しく、吹く風の運もあり、
    ほぼ、ここで勝敗が決まる。
    ところが、今年は三人の射手、
    いずれも外さず、異例の決戦に
    もつれ込んだ。

    陽もとっぷりと暮れ、
    揺れる篝火に照らし出された的は、
    掌に収まるほどの素焼きの皿。
    それが、馬場の三か所に立てられ、
    その間隔も同一ではない。

    一番手の小平太、一の皿は見事命中、
    二の皿はやや外し、三の皿は命中。
    二番手の小次郎、一は命中、
    二、三を外した。

    勝ちは小平太と誰もが思った。
    そこへ、前出の二人の射手の馬を
    はるかにしのぐ速さで、
    葦毛の馬が駆け抜けた。
    次々と、かわらけが砕けて宙に舞う。
    三枚見事に命中し、
    見物人が、どよめいた。

    小次郎は、我を忘れて葦毛の馬に
    かけより、馬上の射手に尋ねた。

     「御身の名は、何と申される?」

    「先に名乗らぬとは、
     無礼であろう。」

     「そ、それがしは、天野小次郎。
      天野信近の次男にござる。」

    馬上の射手は、被り物を取ると、
    涼やかな声で答えた。

    「鐘ヶ江久政の次女じゃ。
     我が名は小次郎殿の
     兄上にお訊ねあれ。」

    豊かな黒髪が、狩衣の上に流れ、
    汗に濡れた前髪が、その白い額を
    際立たせている。
    その笑顔は、まるで、
    コウロゼンと呼ばれる
    昇る朝日を表す
    蘇芳染めの色の様。

     「鐘ヶ江殿の、じ、次女?!」
     
    艶然と微笑む馬上の人を、
    瞬く間に見物のおなご衆が取り囲み、
    小次郎は、
    もはや近寄ることもできない。

    呆然と見送る小次郎に、
    小平太が声を掛けた。

    「お前は初対面であったのう。
     あの者は別名、鐘ヶ江の“巴御前”
     “おのこであれば、将に”と、
     大殿が惜しんだ“おなご”じゃ。」

    鈴鳴八幡の神事は、
    巫女と斎王の舞で幕を閉じた。

    禰宜の計らいで、その舞には、
    鐘ヶ江の二の姫も加わった。
    純白の狩衣で舞う二の姫は、
    この世のものとも思えぬ美しさ。

    その姿が、小次郎の心の臓を
    射抜いた事は言うまでもない。
    屋敷に戻った小次郎は、
    いてもたってもいられず、
    兄の小平太に打ち明けた。

     「惚れ申した。
      鐘ヶ江の二の姫を
      我が妻に迎えたい。」

    小平太は、驚きのあまりのけぞり、
    声を上げた。

    「小次郎、気を確かに持て!
     は、早まってはならぬ!」

       ・・・・・・

    ある日の朝、
    自分の後を追っては、転んで
    泣いていた幼い小次郎の姿を、
    小平太は思い出していた。
    その弟は、今、
    一心不乱に弓を引いている。

    若君に仕え始めて数年たった頃、
    小平太は、二の姫に剣の稽古で
    打ち負かされた事があった。
    打ち込まれ、悔し涙が止まらず、
    鼻水を盛大にすすり上げた所、
    容赦なく胴を打たれ、倒れ込んだ。
    その小平太の鼻の上に、
    蛙がぴょんと飛び乗った。
    炸裂する、鐘ヶ江の笑い声。
    あまりの屈辱に小平太は、
    屋敷まで駆け戻った。
    それからしばらくの間、
    小平太は父を相手に、自宅の庭で
    猛烈に剣の稽古に励んだ。
    半月後、稽古場に出向き、
    勝負を挑もうと鐘ヶ江を探したが、
    姿が無い。
    あくる日も、その次の日も、
    鐘ヶ江は現れなかった。
    “おなご”と知ったのは、
    小平太が元服した後の事だった。

    “分からぬ。
    男に勝つ事を喜ぶ様な、
    めっぽう気の強いおなごの、
    どこが良いのじゃ。”

    あきれながらも、つい声が出る。

    「小次郎、息を整えよ。顎、引け!」

    鈴鳴八幡の例大祭の後、小次郎は
    鐘ヶ江の二の姫に文を届けるも、
    受け取る事さえ拒まれた。
    使いの者から伝え聞いた事に、

    “わが身は鈴鳴八幡に捧げるつもり故
    文は受け取れぬ。”とか。

    それでも、小次郎は諦められない。
    毎日やってくる小次郎の使いに
    根負けしたのか、ある日、二の姫は、
    “弓矢の技を鍛え、一矢も外さず、
    百本的に当てたら、受け取ろう。”
    と伝えた。

    やがて、その事は、
    それぞれの当主の耳にも入り、
    双方の家で、共に同じ問題を
    抱える事になった。

    第一に、二の姫は小平太の一つ年上。
    小次郎の三才上になる。
    小平太にすれば、年上の姫を義妹と
    呼ぶのは、いささか具合が悪い。

    第二に、両当主は二番目の子を、
    それぞれ分家に出すつもりでいた。
    鐘ヶ江家では婿を、
    天野家では嫁を望んでいたのだ。
    特に、天野家は、戦ともなれば、
    先陣を仰せつかる事が多い。
    当主の信近、長男の小平太が、
    同じ戦で何事かあれば、
    後を継ぐのは次男、小次郎。
    鐘ヶ江家への婿入りに難色を示すのは
    当然の事だった。

    二か月が過ぎ、新年を迎えた。

    小次郎は、大晦日も年明けも、
    祝いの膳すら手に付けず、
    弓を引き続けた。

     「のう、信近よ。そろそろ、
      許してやってはどうじゃ。
      年が離れていようとも、睦まじく
      暮らす夫婦は数々ある。」

    「それは、私も存じております。
     だが、小次郎を婿入りさせる訳には
     参りますまい!」

     「そこは、それ。あちらは、姫が
      たくさんおられるでの。
      話次第ではないかの?」

    「いかような話に持ち込むと?」

     「まあ、この信茂に
      思う所がない訳ではない。」

    「いずれにせよ、二の姫の心が
     小次郎にむかねば、
     どうにもなりませぬ。」

    信茂と信近は、
    七草の入った粥をすすっていた。
    そこへ、当の小次郎より早く、
    小平太が駆け込んできた。

      「や、やりました!
       こ、こ、小次郎が!ついに!」

    「ま、まことか!」

     「あ、ああっちっち!!!」 

    驚いた信茂が、
    粥の椀を取り落として、騒ぎ立てる。 
    小平太が、水を汲みに行こうとした。
    そこへ、小次郎が手桶と手ぬぐいを
    持ってきた。

       「爺様の声が、
        庭まで聞こえましたゆえ。」

    「よう気づいたの、小次郎。
     さ、早う冷やさねば。」

    信茂は、申し訳なさそうに、
    赤くなった手を水に浸す。
    小平太が、信茂の膝にこぼれた粥を
    手ぬぐいで拭きとった。

      「足は、熱うは
       ございませぬか?」

    「おお、すまんの。
     大したことは無い。
     それより、小次郎、でかしたの。
     精進の賜物じゃ。」

    汗が浮いたままの小次郎の顔を見て、
    信茂の目頭が熱くなる。
    ”寒風の中、
    どれほどの矢を射たものか。。。”

     「善は急げじゃ。小次郎、
      早う文を書け。
      わしが、届けに参ろう。」

       「爺様が?」

    「そ、それは、
     まだ早うございましょう。
     あの“巴御前”の事じゃ、
     またどの様な難題を
     言い出すやもしれませぬ。」

     「望むところじゃ。我が孫なれば、
      どの様な難題も受けて立つ。
      のう、小次郎?」

       「無論、受けて立ちまする!」

      「よう申した。
       では、爺様のお共は、わしが。
       小次郎は早う文を。」

     「年の初めの嫁取り合戦じゃ。
      仕損じるまいぞ。小平太よ。」

    信茂と小平太は衣装を整え、小次郎が
    射抜いた百本目の矢に文を結び、
    意気揚々と、鐘ヶ江家に向かった。

       ・・・・・

    五月晴れのその日、端午の節句の事。
    青空には、鳶が輪を描いていた。

    鐘ヶ江家では、下男、下女が
    いつにも増して、
    忙しく立ち働いている。
    母屋の庭は、特に念入りに清められ、
    大ぶりの花瓶が台の上に
    しつらえられた。

    当主、久政は、
    朝からそわそわと落ち着かない。
    一方で、その妻は、
    あれこれと指図しながら、
    姫たちの支度に気を配っていた。

    やがて、天野家一行が到着したと
    知らせが入った。
    久政が、自ら迎えに出る。
    姫たちは、几帳越しに庭の見える、
    母屋の部屋に集められた。

    三の姫が、ふきに
    ひそひそ声で話しかける。

      「小次郎殿は、
       見事に的を射抜けようか?」

       「私は、射抜いて欲しくは
        ございませぬ。
        二の姫様が嫁がれるのは、
        さみしゅうございます。」

      「では、ふきは、二の姫様が、
       鈴鳴八幡の守り人となるのを
       望んでおるのか?」

       「いえ、それは、
        尊いお志とは存じますが、
        望みはいたしませぬ。
        今まで通り、ここでご一緒に
        過ごしたいと願うばかり。」

      「それなれば、
       案ずることは無い。
       暫くは、共に暮らせる。」

       「それは、まこと?」

      「二の姫様の事は、
       お父様もお母様も、
       色々と考えておられた。
       その武勇を頼もしく
       思いながら、
       “おなご”としての幸せを
       失なわせるのも
       良きことではないとな。
       そこで、
       いずれ天野を名乗るとしても、
       小次郎殿が、
       身を立てるまでは、
       この屋敷内で暮らすのは
       如何かと、天野様に
       申されたのじゃ。」

    実は、久政がこの縁談を
    承知する為に、信茂にした交渉事は
    他にもあったが、それを知るのは、
    まだ、妻だけであった。

    当の二の姫は、一人自室で
    衣装に迷っていた。
    母が整えた打掛は、
    身になじまぬ気がする。

    弟を失った翌年、早々と
    父が用意していた弟の肩衣を着て、
    父母の前に立った日の事が、
    未だに忘れられない。
    あの端午の節句の父母の涙と笑顔。
    その為に、今日まで武芸に
    励んできたのだ。

    “太郎丸、私は”おなご“になっても
    良いのだろうか?”

    二の姫は、弟の面影に語りかけた。

    “小次郎殿の成果を見届けるまでは、
    これまでの姿でいよう。”

    二の姫はそう決めると、
    袴を身に着けた。

    年明けの七日に受け取った、
    小次郎の文に対し、
    二の姫はこのように書き送った。

     ~今年の端午の節句に、我が庭で、
      みごと柏の葉を打ち抜いたら、
      お望みをかなえましょう。~
     

       「二の姫様、
        すべて整いました故、
        そうぞ、お出ましを。」

    いつもは、ふきから離れないつるが、
    迎えに来た。
    つるは、松の枝を捧げ持っている。
    二の姫はそれを受け取ると、
    母屋の庭に向かった。

    小次郎は、狩衣姿で庭に控えていた。
    やがて、肩衣姿の二の姫が、
    松の小枝を手に現れた。
    その白い指先が、わずかに震える。

    花瓶に小枝が斜めに活けこまれ、
    その枝の先には、
    餅粉と砂糖で作られた柏の葉が
    下げられていた。

     “あれが、的か!”

    小さく息をのみ込んだ小次郎の喉が
    わずかに動く。
    振り向いた二の姫の
    かすかな微笑みを、
    小次郎は見逃さなかった。

     “勝機は、我に有り。”

    小次郎は、ゆっくり立ち上がり、
    ただ一点を見つめ、弓を引き絞った。
    その場の誰もが息を止めた。
    弓は、一瞬にして松の枝を払い、
    その先に置かれた板に突き刺さった。
    柏の葉が、揺れている。
    砕け散りはしなかったが、
    菓子の端に当たった様には見えた。
    二の姫が確かめようと進み出る。
    すると、突然、その上に、
    黒い影が急降下した。

       「蘇芳殿!」

    皆が騒然とする中、小次郎が二の姫に
    覆いかぶさった。
    鋭い痛みが、小次郎の左腕を貫く。
    赤い血が狩衣ににじんだ。

    「鳶じゃ!」

    立ち会っていた天野信茂が叫ぶ。

      「おのれ!」

    後ろで弟を見守っていた小平太が、
    弓をつがえて鳶を狙う。
    しかし、黒い影は、上空に高く
    飛び去ってしまった。

    駆け寄った鐘ヶ江久政が、
    二の姫を抱き起そうとするが、
    小次郎が姫にしがみついて
    離そうとしない。
    久政は、鳶よりも
    小次郎をいまいましく思った。

      「小次郎殿、御放し下され。
       息が詰まる。」

    二の姫の言葉に、
    我に返った小次郎が、
    名残惜しそうに腕の力を抜く。

    「さあ、二の姫、こちらへ。」

    父の言葉を耳にはしたが、
    二の姫はその場から離れず、
    肩衣から右腕を引き抜き、
    その下の白い衣の袖をちぎると、
    小次郎の腕に巻いた。

    そして、自ら小次郎の手をとると、
    自室に向かう。

      「まずは、手当じゃ! 
       誰ぞ、湯とさらしと、
       薬を早う!」

    意外な事の成り行きに、
    皆が立ち騒ぐ中、
    信茂だけは、ただ一人、
    空を見上げていた。

    「あの鳶は、鈴鳴八幡の
     使いかもしれぬのう。」

      ・・・・・

    今年も、また十三夜がやって来た。

    ふきの居間のあった離れ座敷は、
    今は二の姫の住まいとなった。
    新たに、
    厨と湯殿が建て増されている。

    ふきは、母屋に続く三の姫の部屋に、
    三の姫はその向かい、以前の二の姫の
    部屋にいる。
    その中庭で、ふきと三の姫は、
    焼き栗をほおばっていた。

       「二の姫様は、どの様な衣装に
        なさるのでしょう?」

      「御婚礼の?
       烏帽子姿かもしれませぬ。」

       「そ、それでは、
        婿殿がお二人に。」

      「それでも良いと、小次郎殿が
       申されておられるそうじゃ。
       あの、流鏑馬の日に、
       白い狩衣で舞われた二の姫が
       忘れられぬとか。」

       「まあ、それでは、
        いっそのこと、
        小次郎殿が打掛を
        お召しになられたら。」
         
    二人の笑い声に誘われたのか、
    庭の虫の音が大きくなった。

      「それにしても、
       縁談と言うものは、
       なかなか思うようには
       進まぬらしいの。」

       「何かさわりでも?」

      「実はの。
       何やら、お母様の
       意に添わぬ事が
       あるらしい。」

       「まあ、いまさら?
        お二人のお気持ちが
        第一では?」

      「なんとか収めようと、
       天野の御隠居様に
       父上がご相談なさって
       おるそうじゃ。」

    その頃、天野家では、信茂と信近が、
    月見酒を交わしていた。

    「で、若君は、何と?」

     「それが、なかなかでの。
      それは、そうじゃろう、
      非の打ち所の無い母御が
      おられるのじゃ。 
      おなごを見る目は高くなろう。」
     
    「では、その御方様に御相談は
     できぬものでしょうか?
     鈴鳴八幡への御信仰も
     お厚い方ゆえ。
     八幡神宮の守りは、
     小次郎と二の姫で固めると
     お約束すれば、
     奥方様もお口添え下さるのでは。」

     「ううむ。
      それも一手になろうか。」

    ”この目の黒いうちに、
    若君のお子をこの腕に抱いてみたい。”

    それには、やはり、
    鐘ヶ江の、秘蔵の娘を、
    若君のお側に置くのが
    良いのではないか。

    鐘ヶ江は、小垣の元領主。
    縁者をたどれば、
    高山や松丸の領地にも、
    繋がるものが少なからず居る。

    それは、高山や松丸の動きを
    いち早く知るには好都合なのだ。

    信茂は、祈るような気持ちで
    盃に映る月を眺めた。

    七歳のふきの十三夜の願いが叶うのは
    もう少し先の事。
    今宵も、
    月では兎が黄金色の餅をついていた。

    投稿フォームへ

    返信
    やっとやっと

    十三夜、下の段、
    やっと書き上げました。
    かなり、長いです。
    途中で飽きたら飛ばしてね。
    最後まで読んでくださる方には、
    大感謝!
    かなり詰め込みすぎたかと、
    反省しきり。
    反省しつつも投稿って、どうなのよと
    自分に突っ込み。(;^_^A
    よろしくお願いいたしまする。
    m(__)m
    スマホで読みやすくなってると
    良いな~。

    てんころりん様
    アドバイス有難うございます!
    (;^_^A
    スマホによっても表示される文字数が
    違うのかも。
    おばばのは、今のところ17文字が
    MAXのようなので、当分それで
    対応させて頂きますね。(^_^)v

    投稿フォームへ

    返信
    ぷくぷくさん、

    会話文の余白は、間·マと、話すペースを表現されたのだろうと思ってました。
    スマホが勝手に改行しても「・」マークがあれば、分かり易くなりますね。(^^)d
    no.309は、私のスマホでは、地の文は折り畳まれますが、会話文は短かったので、殆ど畳まれませんでした。
    また昨日書いた通り、畳まれる=即.分かり難い、というご心配には及びません。
    時々ご自分のスマホで「こんなんなりましたか」と覗いてみて下さいね。

    で、これは個人的な印象です。読者は他にもいらっしゃるので一概には言えないですが…
    私のスマホは「・」が大きくて目立ちます。
    多分スマホの機種によって、PCでも多少の違いがあるかもしれません。
    私の印象では「・」が多いなぁと感じます。
    ちょっと考えたり 口ごもる感じで「‥ 」や「… 」
    時間が長い時は (間) と書くとか「・」の他にも使い分けると、違いが出るかなと。
    色々試されては如何でしょうか?

    あと、地の文は以前の様に「ナレ:」とか (語り)、脚本なので (ト書) とか、出だしに「○」1個でも書かれると、会話文と区別出来て良いかなと。
    以上、全く個人の見解です。
    意見を求められたと思って、率直な感想を書かせて頂きました。

    投稿フォームへ

    返信
    妖怪千年おばばさん、

    スマホに合わせる為、書式が細長くなってしまい、申し訳ないです。私も悩んでます。
    先日のno.299は、スマホでも右側に十分過ぎる余白が残りました。
    もっと幅を広げて書いて頂いて大丈夫と思います。

    妖怪千年おばばさんの書式は、地の文と会話に段差をつけ、会話も人によって段差で区別し、画面上美しいです。
    見た経験ありと書かれてましたが、以前の投稿は余白の段差がとても大きかった為、文が右端に寄り、畳まれて次の行の先頭に飛び出す、まさにそれでした。

    こちらも対策はとりました。
    スマホを横長に持ち替え、1行の文字数を増やして読む。
    PC版サイトに切り替えて読む (この機能が全てのスマホにあるのか私は分かりません)。
    ご本人が書かれた書式に近い状態で読む事は出来ます。
    これをしても文が畳まれる位、文頭の余白が大きい箇所があった為、書かせて頂きました。

    決して、スマホに合わせて細長く書いて下さいと、お願いする積もりはありませんでした。
    前回から余白の段差を小さくされたので、仮に文が畳まれても、こんなイメージだと思います。
     「________
    ___ 」
       「___ 」
     「____ 」
    ご本人の美意識に合わないかもしれませんが、読む方は十分対応できます。
    読み辛いと、スルーする人が多いと思うんですね。それは勿体ないし残念なので、何度も書かせて頂いてます。
    老婆心ながら(・´ω`・)です。?

    投稿フォームへ

    返信
    ぷくぷく様

    唯と若君のラブラブなシーン
    ありがとうございます。
    唯を正室とするお許しを頂く頃の
    設定なのかなあなどと、
    勝手に妄想させて頂きました。
    (^_^)v
    次の投稿も、お待ちしてますね。

    おばば、どうしてもパソコン画面の、
    右側、3/2近く空白になってしまう
    事に、未だ、葛藤してます。
    パソコン愛用者の、
    ビジュアル的な欲求と、
    申しますか。。。

    例えば、スマホ画面を意識して、
    会話文の先頭行を整えようとして、
    パソコン画面で数文字分スペースを
    打って編集しても、
    そのスペースが何故か無視されて、
    次の行の先頭1文字目に
    表示されてしまったりするのは、
    ブログの頃から経験してまして。

    設定上の、バグ???

    などと、勝手に想像してました。

    これは、もう、読んでくださる方々の、
    寛容なお心に頼るしかないなと。

    物語ではなく、
    詩・・・
    だと思えばいいのかしらね。
    おばばの悩みも、
    結構、深いです。

    投稿フォームへ

    返信
    穏やかな昼下がり

    若君が縁側で笛を吹いている。後ろからそ~っと近づいた唯。唯だと気付いたが知らぬふりして吹き続けている。後ろから若君の目を覆い、
    唯:「だ~れだっ」
    若:「   宗熊殿」
    唯:「え~・・・もぉ」
    若:「ふっ・・・分かっておる・・・唯之助」
    唯:「もぉ、若君~・・・ふふっ」
    唯は若君に抱き着いた。そこへ源三郎が若君を呼びに来て、
    源:「あっ・・・いやっ・・・・・出直して参ります!」
    若:「構わぬ、何じゃ?」
    源三郎は唯の方を見た。軽くにらまれ後退り。
    源:「と・・・殿がお呼びにございます・・・唯様も共にと」
    唯:「私も?」
    源:「はい、その様に・・・では・・・わたくしは」
    源三郎は足早にその場を去った。唯は若君の顔を見ながら、
    唯:「   わたしもって」
    若:「そうじゃのぉ・・・参ろうか」
    唯:「はい」
    立ち上り、殿の元へ。

    どの様な表示がされているか(^_^)

    投稿フォームへ

    返信
    てんころりんさん

    ありがとうございます(^_^)
    数学だけじゃなくてみんな行進の掛け声1212です(;_;)
    美術だけは良い方だと思いますが(^_^;)
    なので、どうしてあのクラスに入れてのか本当に不思議でなりません(;_;)
    高3の時、数学の先生は、結果だけを重視するのではなくて、それまでの過程、努力も評価に入れてくれる先生でした。テストの時に、出題されている問題の他に勉強したものを裏に書くと、それも点数に加えてくれました。表の問題が出来なさ過ぎて裏で点数を稼いでいた私ですが、よっぽど悪くて、最高でも75点でした(^_^;)
    優秀な人は120点とか150点とか取ってました。そう言う人を見て凄いなぁ、私は無理だと諦めていました(^_^;)
    そう言う先生だったからまぁ挫けなかったのかも(^_^)

    〔案〕として余白とかを変えて文章を書いてみますので添削をお願い致します(^_^)
    名前の後の部分はスペースを開けてみます。

    投稿フォームへ

    返信
    ぷくぷくさん、ほぼそうです

    文頭に余白を入れて①②の出だしを揃えても、スマホでは下の様になり、余白が生きないです。
    スマホだけでなく、PC同士でも個々に設定が違うので、作った通りに見えてないかもしれません。
     ①________
    __、←(ぷくぷくさん改行)
     ②______。
    今はスマホに慣れたので、上のケースは気にならなくなりました。
    会話文には名前もあるしOK。
    それで気にせずにと申し上げました。

    さて、余白が多ければ多い程、当然スマホの改行は増えます。
    文中の余白も然りです!
    例えば「、」や「。」の後に、1~3文字分に相当するスペースを入れてらっしゃいますね。
    スマホだとその分、改行が増えてしまいます。

    私自身も工夫してます。スマホを横長に持ち替えて、一行の文字数を増やして読んだり‥
    私のスマホはPC版サイトに切り替える機能があり、PC画面に近い状態で見たりもします。
    そうすると句読点の後のスペースは生きてきます。

    上記方法をとっても、改行が減らず文が畳まれ、意味不明の余白など、読み難さが解消しない事がありました。
    それでno.290でお二人にお願いしたのです。
    一緒に書いたので、説明不十分ですみませんでした。

    スマホでは、スペース(余白)は文が畳まれる事が増えて、効果は少ないと思って下さい。
    だからと言ってPCの方もいらっしゃいます、どうするかは、ぷくぷくさん次第です。

    余白を多く使い過ぎない様に留意して頂けば、何の問題もないのです。
    ぷくぷくさん、数学の成績良かったんですか?!
    わぉ 羨ましい! 私なんか落第点ギリギリですょ!

    投稿フォームへ

    返信
    てんころりんさん

    余白を気を付けていれば他はそんなに気にしなくて大丈夫という事でしょうか?
    また、的外れな事を言ってしまっていますか?
    こんな私でごめんなさい(^_^;)

    投稿フォームへ

    返信
    ひとり反省会②

    てんころりんさん、すみません。言葉の数式は難しくて答えを間違えていました。
    言葉×想い=指摘ではなく、答えは〔助言〕でした。より良い方へ導いていただける言葉をきちんと理解していなかったです。
    かまってちゃんより困ったちゃんです。文章も機械も難しいです。
    これは実話です。高校受験の進路相談の時に担任に言われた事40年以上たちますが今でも覚えています。
    「落ちて泣きたくないだろ」
    県立を受けても落ちるのは確実。私立の単願を勧められました。そう言われてしまう程の成績でした。今でも文章の読解力は備わっていません。早合点も有り、簡単な物を難しくしてしまう良くない方の判断力。もう変わることは無い性格と増えない知識。
    てんころりんさんの助言もきちんと理解できていないですね。情けないです(;_;)
    一つだけ自慢させて下さい。そんな事で入った高校ですが、普通科のクラスは数学だけABCのクラスに分けられて、なぜか私は3年間Aクラスでした。それだけが唯一の自慢です(^_^)
    妖怪千年おばばさんも物語を書いているのですね。私もブログではありませんが幾つもの物語を書き、自作の製本で本にして残しています(^_^;)
    台詞の中での心象は〔・・・〕で表す事が多いようですが、私はその部分を余白にして書いていました。同じ書式に当てはめた事で、スマホが私の許しも無く改行してしまったのですね(^_^;)
    本当に難しいです(^_^;)
    高山宗熊ロマンス、前半は書き終えていますので後半は皆さんのご期待に沿えるよう頑張ります。
    目次もです(^O^)/
    長々と失礼いたしました(*^_^*)

    投稿フォームへ

    返信
    悩みどころ

    ぷくぷく様
    パソコンで読む場合の画面と、
    スマホの画面の見え方の違いは、
    確かに悩みどころですよね。
    物語を投稿するには、
    スマホ入力は向きませんし。
    おばば、実は、
    以前は自分のブログに
    自作の物語を発表してました。
    ある日、
    知人に読んでねとメールしたら、
    ”原稿用紙なら”と返信がきて、
    大慌て。大汗
    会話形式で進む
    ぷくぷく様の物語には、縦書きの、
    横長画面の方が向くのでは、
    などと、思ったりもしています。
    いつか、クリック一つで、
    書式が自由自在に変えられるように
    なると良いですね。
    宗熊君のロマンス、
    とっても楽しみにしてるんですよ。
    投稿、待ってますね。
    (^_^)vm(__)m

    月文字様
    パロデイ、楽しませて頂きました!
    三ちゃんと孫ちゃん、
    ぎゅっとしたいですね。

    てんころりん様
    感想ありがとうございます!
    下の段も励みます!
    もう少し、あと少し!
    若君様~~~!!!(;^_^A
    先にお詫びしときますね。
    今回は、唯は全く登場しません。
    天野家の皆様、何故か、当初は
    若君のお相手に関して、
    ”ふきちゃん押し”
    だったような気がしまして。
    それが何故だったのかに
    迫ってます。
    (;^_^A

    皆様
    ふきちゃんがおばばに言うんです。

     おばば、ふきは、
     若君が、唯に会うの嫌なのだ~。
     ふきには、
     ”タイムマシーン”の
     起動スイッチもないし。
     21世紀の科学の力もないし。
     若君の運命も見えないし。
     なんだかんだ言いながら、
     助けてくれる弟もいないし。
     戦場を走る脚力もないし。

    そ、そだね~。(;^_^A
    でも、ふきちゃん。
    幸せってのは、一つじゃない。
    ふきちゃんの幸せ探し、
    おばばは、
    それを見届けたい。(^_^)v

    投稿フォームへ

    返信
    物語の書式・ぷくぷくさんへ

    悩ませてしまったのですね。すみませんでした。
    私がお伝えした、スマホはパソコンより1行に表示できる文字数が少なく、途中で改行される事、スマホ使用の人は心得て読むので、普通は問題ありません。
    但し、場合によって(いつもではないです)、とても読み辛く分かり難くなります・・
    それは1行の文頭や文中に、大きなスペースがある時でした。

    ぷくぷくさんの場合は目次(no.289)の一部です。
    「SP 平成に戻った~寺の資料まで」
    「唯の元へ~悪丸のまぼ兵の説明まで」
    この2ヶ所は、前の文から改行され、繋がりが分かり辛かったのと、行の後ろに文が寄った為、また改行され、見づらい表示になりました。
    ここ以外は、文が途中で改行されても問題ありませんでした。

    妖怪千年おばばさんの書式は、会話文の前に大きなスペースがあった為、分かり難いケースに当てはまりました。
    ご本人が意図された効果が、スマホでは逆効果になるので書かせて頂きました。
    対応して下さって有り難かったです。

    ぷくぷくさんの物語では~
    小平太:「……… 。(スペース) ……… ⇒(スマホ改行)
    …… 、⇒(ぷくぷくさん改行)
     (スペース) ……………… 。」
    こんな風な状況はあっても、台詞の前に名前があるので、読む方は困りません。

    決して、スマホに合わせて、細長い書式にして下さいというお願いではありませんでした。
    どうぞ誤解なくお願いします。普通に文の切れ目で改行した方が分かりやすいです。
    そして文が長い短いは問題なく、いつも楽しませて頂いてますょ。(*´∀`*)

    物語の書式の方は、それ程 気になさらずに、目次の方は、どうぞご配慮下さいね。
    伝わったかな?文で書くのは難しいです。
    物語お待ちしてますね。(*^ω^)

    投稿フォームへ

    返信
    ひとり反省会

    皆様、今まで申し訳ございませんでした。
    調子に乗り長々と書いていましたことに
    つきまして反省しております。
    NHK掲示板の投稿で横並びの文字少な目に
    書かれていた方がおられました。その時は
    スルーしたのでご指摘の文字が飛び、行が
    変り、読みにくい事も考えずに書いており
    ました。ご指摘あるまで全くもって気にも
    止めなかった。読みにくい文章だったにも
    関わらず喜んで頂いて申し訳なく思います。
    パソコンとスマホの文字列の仕組みは今も
    分かりませんが、あの日スルーした時に
    何故気付かなかったのかと。こう言う事
    だったのだと気付かされました。そして
    ご指摘の内容も正直初めは良く分かって
    いなかったのですが、1年ほど前から持ち
    始めたスマホを見て、1年経つのに分かって
    いなかった事にまた反省。ご指摘の前に
    何故分からなかったのだと反省。
    文字列のご指摘に対し柔軟に且つ迅速に
    対応された妖怪千年おばばさんは凄いなと
    思いました。
    千年おばばさんのご自分で考えた書式を
    真似る事は失礼だと思いますし、書くなら
    自分なりの書式を。書いている文章も書式を
    変えると滅茶苦茶長くなってしまいますし、
    ようは文章力、ボキャブラリーの無さが
    災いして、皆さんの様に簡潔に書く事が
    出来ません。そんなことを考えていたら
    勝手な話ですが、文章をこの場所に
    書く事が怖くなりました。
    今まで我が儘放題書き放題でさんざん
    書いてきたのに「何を今更!」ですよね。
    でもこの場所も、アシガールは好きです。
    ドーンと落ち込み、底に着いたらあとは
    上がるだけという性格なので、復活しまし
    たら(早いかも)また此処に来させて
    もらい、宿題については考えがまとまりまし
    たら書かせて頂きますので添削をお願い
    します。
    かまってちゃんになってしまっていたらと
    また反省
    では、しばしの猶予を(^_^)
    休暇中の私ですが、此処へ遊ぶに来て投稿を
    読ませて頂きます(^_^)

    投稿フォームへ

    返信
    月文字さんのパロディ~♪

    お見事です!???
    オリジナルの場面が浮かびます!
    「私」は、千原様‥ おふくろ様‥ 唯‥ 信近パパ‥
    そして伊四郎さんに爆笑!
    訴えた「私」が、牢に入れられる不条理‥
    尊のバーチャルゲーム壊れてる‥ ?
    DIYって 知らずに調べちゃった‥
    すっんげえ 楽しい‥デス ?

    ぷくぷくさん~*

    目次のお陰でアシガール板の過去作品、探して読めて私的には大満足です。
    『小平太と源三郎』の2本他、スピンオフ的作品 好きです。ご紹介よろしく。
    目次の説明は、しみじみ難しく… でも、良い方法きっと見つかりますょ。

    新作の物語を楽しみにしてますね~。o(^o^)o

    投稿フォームへ

    返信
    あやめ と かめ、
    お裁きを受ける

    宇部「面をあげよ。月文字の話によると、その方ら、唯之助を若君様に近づけようと、そそのかしたようじゃな」
    2人「何かの間違いでございます!」
    私 「いいえ、アシラバの幾人もが見ております」
    伊四郎「お待ち下され!あやめ殿、かめ殿、朗報じゃ。たった今、唯之助……いや、唯様のお口添えで許された。恩に感じるなら、しっかりやれよ」

    何をよ。そもそも伊四郎さんのポジション、どうなってんの。

    宇部「ならば、詮議を致すまでもない。2人とも、良かったのう」
    私 「あらら?めでたし?大切な証人である私を天野様の屋敷に留め置く件は?」
    宇部「お前は牢じゃ」
    私 「牢?!それは拙者が聞いた話と違いまする!あんなの、風邪を引き込む ぐんなりの刑ですよね。一度、帰宅してもいいですか?DIYグッズ持参で雨漏りを直しますので。それから寝袋と湯たんぽと……」
    宇部「ええい、問答無用!これにて一件落着!」

    尊く~ん、このバーチャルゲーム、壊れてるよ~(≧Д≦)
    ああ……私は三ちゃん孫ちゃんと追いかけっこしたいだけなのに。

    ☆千年おばばさんの十三夜、余白まで美しくなって大変読みやすい!
    スマホに合わせていただき、ありがとうございます(*^^*)

    投稿フォームへ

    返信
    妖怪千年おばば様、ふきの物語

    会話文は、今回は一行が畳まれず表示され、後ろが余る位でした。
    各自のスマホもPCも各々設定が違うので、どう表示されるか分からず厄介ですね。
    ご配慮ありがとうございました。
    会話文を区別する為の余白と想像つきましたが、更に一段下げたのは、別の人.その身分関係など表す為だったんですね。
    今回は余白の段差が小さくなりましたが、効果は十分あると思います。

    『十三夜 中の段』色のイメージが豊かで、とても綺麗でした。空の青、雲の白、菊の花と端切れ布の鮮やかな色、青い着物、白い馬、白い月とススキの穂の淡い色…

    “すすきみみずく”は、幼馴染み弥五郎との思い出の証でしょうか。ふきが鐘ケ江家に入り、引き離されてしまいました。
    この玩具は新しい穂で毎年作るのでしょうね。
    流鏑馬の日に実母と会えたのは、男勝りで優しい二の姫が内密に仕組んだのですね‥ ?
    母が“すすきみみずく”を持って来たと想像して、懐かしく悲しく感じました?。
    遠い若君への憧れが描かれ、鐘ケ江のお姫教育にはちょっと笑います?。

    小平太の弟はここで登場でしたか!
    ドラマも原作にも 名前はなかったような、で.二男一女は弟なの?と思ってました。
    よく聞き直したら信近パパ「小平太以下~」と。
    弟と妹と思う方が正しかったですね。

    投稿フォームへ

    返信
    十三夜 早の段

    瞬く間に、五年が過ぎた。
    ふきは、今日も文机に向かっている。

       「ふき様、菊の花を摘みに
        参りましょう。」

      「菊?」

       「まもなく、重陽の節句に
        ございますので。」

    ふきは、筆の手を止めて外を眺めた。

      「なれど、これを書き上げねば、
       一の姫様にまた叱られよう。」

       「もうよろしいのでは?
        これだけあれば。」

    つるは、半ばあきれ顔で、
    文箱を見る。

      「昨日も百首おとどけしたのに、
       お褒めの言葉は一つも無い。
       三の姫様は、いつも、面白いと
       言うて下さるのに。」

    ふきは、唇を尖らせて、
    頬を膨らませる。
    つるはあきれながらも、
    つい、吹き出してしまう。

       「ほんに、三の姫様は、
        ふき様がお気に入り。」

      「つる、
       お義母様方のお気に召すには、
       どのようにしたら良い?」

       「では、菊の花を沢山摘んで、
        菊枕を作って差し上げるのは
        如何でしょう?」

      「菊枕?」

       「はい。花びらを干して、
        袋に詰めるのです。
        枕の上に置くと、
        よう眠れまする。」

      「さようか。
       では、小布を繋いで、
       袋にしようかの。
       ひな様の着物にしようと、
       沢山集めたので。」

       「それは、ようございます。
        きっと、皆様、
        お喜びになりましょう。」

    ふきは筆をおくと、
    すぐに布選びを始めた。

      「お父様には、松重。
       お義母様には、紅菊。
       一の姫様には、紅葉。
       二の姫様には、萌黄。
       三の姫様には、今様。
       つるは、どれが良い?」

        「まあ、私にも?」

    布選びが終わると、
    ふきは、つると共に
    離れ座敷の外に出た。
    大きな籠を抱えて、
    下女が一人ついてくる。

    高い空には、刷毛ではいたような雲が
    浮かんでいた。
    屋敷の裏門から出て、
    しばらく歩くと、つるは、
    二股の道の左を行こうとする。

      「つる、
       道が違うておらぬか?」

       「はい。
        実は、出入りの反物売りが、
        教えてくれましてな。
        この先に良い菊畑があると。
        草木染の匠が、
        菊作りも始めたとかで。」

    やがて道は、
    ゆるやかな上り坂になった。
    脇を流れる小川に陽の光が反射して、
    きらきらと輝いている。
    坂を登りきった先に、
    大きな岩と、欅の木があった。

       「もう間もなくかと。
        あの木まで行けは、
        見えるはず。」

    その時だった。
    突然、
    馬のひづめの音が聞こえてきた。
    つるは咄嗟にふきの手を引き、
    下女を促すと、岩陰に隠れた。

       「声を上げてはなりませぬ。」

    ふきは慌てて、口元を両手で隠した。
    欅の木と岩の向こうを、
    ひづめの音が通り過ぎて行く。
    そのすぐ後をもう一頭、
    馬が追って行った。

    声が聞こえた。

     「若君様!どこまで
      行かれるのですか?」

    「この先に、見事な菊が
     あるそうじゃ。
     母上に差し上げたい。」

     「では、私が
      取って参りますゆえ。」

    「かまわぬ。わしが行く。」

    ひづめの音が、
    聞こえなくなるのを待って、
    つるが言った。

       「ふき様、戻りましょう。
        菊は、また明日に。」

      「な、なにゆえ?」

       「今、
    お通りになられたのは、
        黒羽城の若君様かと。
        ここは、ご遠慮せねば。」

    岩の隙間から見えた馬の、
    真っ白な美しい毛並み。
    ふきの胸に、遠い思い出が蘇る。
    もしや、あの日に見た白馬では。
    と、なれば、あの青い着物は・・・。

      「黒羽の若君様?」

    突然、
    体の力が抜けてしまったふきを、
    つると下女が支える。

       「ふき様、ふき様!
        どうなされました?」

    ふきは、思わず、
    自分の頬をつねった。
    “イタクナイ、ヤハリ、
     コレハ、ユメ?”

    つるの頬をつねってみる。

        「な、なにを
         なさるのです?!」

    つるは、あまりの痛さに、
    思わずふきの手を打ってしまった。

       「いたあい!!!」

    痛いのに、なぜか嬉しい。
    胸が高鳴り、頬が染まる。
     ドキドキ・ワクワク
     ドキワク・ドキワク

    下女にふきを背おわせ、
    つるは、籠を担いで坂を下りた。
    そして、離れ座敷にかけこむと、
    ふきを寝かしつける。
    これが“恋の病”とは、
    さすがのつるも、気づかなかった。

    遠くで誰かの歌う声が聞こえる。

     ♪ おいしゃさまでも、
       くさつのゆでも~ 
      ほれたやまいは~、
       こりゃ、なおりゃせぬよ ♪

    ふき、12歳の“春”!
    あ、いや・・・“秋”だった。

       ・・・・・・・・・・

     「つる、ふきの様子は
      如何じゃ?」

       「これは、これは、
        二の姫様。」

     「ふき、出て参れ。
      気鬱になるのは、
      部屋に籠ってばかり
      おるからじゃ。」

    小窓から外を覗いて、ふきは驚いた。
    若武者の後ろ姿が見える。
    おそるおそる外廊下に出ると、
    その若武者が振り向いて、微笑んだ。

      「今から、
       鈴鳴八幡に弓の稽古に参る。
       ふきも行かぬか?」

    二の姫は、男勝りで武芸の腕も立つと
    聞いてはいたが、その出で立ちを
    目の当たりにするのは初めてだった。

       「二の姫様?そのお姿は?」

      「ふふ、実はの。
       八幡様の例大祭で、流鏑馬を
       披露することになったのじゃ。
       ふきがくれた菊枕の
       おかげやもしれぬ。
       夢が叶うた。
       さあ、早う支度を。」

    葦毛の馬の手綱をとる、
    凛々しい二の姫の後ろで、
    ふきは、“青い着物の若君”と共に、
    “白い馬”の背に揺られている自分を、
    思い描いていた。

    同じ頃、鐘ヶ江の奥方は、
    菊枕を手に取りながら、
    一の姫に尋ねた。

     「手先は器用な様じゃが、
      筆は如何じゃ?」

      「文字は、まずまず。
       なれど、歌は・・・のう」

    一の姫は、
    顔をしかめて三の姫を見る。

       「なかなかでございますよ、
        ふきの歌は。
        少し風変わりで。」

    三の姫は、
    笑いをこらえながら答えた。

      「少しどころか、かなりじゃ。
       どちらかと言えば、
       あれは狂歌かの。」

    あきれたように、
    一の姫が言葉を添える。

     「狂歌とな?
      それでは、歌会には、
      まだ出せぬか。」

       「よろしいのでは? 
        かえって、
        座が和みましょう。」

    三の姫は、
    おおらかに笑い声を立てる。
    昨日届いたふきの歌を思い出し、
    こらえきれずに一の姫も笑い出した。

     “痩せ馬の 目ばかり
      大きゅうなりたるを 
       振り返り見て 我かとぞ思う”
     メバカリオオキクナッタ
     ヤセウマヲ 
     フリカエッテミテ 
     ワタシカトオモイマシタ

     「これこれ、
      そのように笑うでない。
      どうしたものかのう。
      羽木の奥方様の
      お目に留めるには、」

    気丈な奥方が、めずらしく、
    へなへなと座り込んだ所へ、
    久政がやってきた。

    「何やら、賑やかな事じゃの。
     如何した?」

    奥方が、すねた娘の様に、
    素っ気なく答える。

     「尋ねておりましたのじゃ。
      娘たちに。
      ふきの手習いの様子を。」

    妻の不機嫌な声にかまわず、
    久政が言う。

    「ふきの? 近頃は、随分と、
     娘らしゅうなって来たではないか。
     こちらに来たばかりの頃は、
     屋敷中を駆け回っておったが。」

     「さよう。
      借りてきた猫の様だったのは、
      ほんの二日ほど。」

    母の言葉に、二人の姫が笑い転げる。

     「で、何か?」

    「おお、そうじゃ。急な話が。
     あ、お前たちは、厨に行くと良い。
     祭りの菓子を味見して参れ。」

    二人の娘が下がるのを見届けて、
    久政は、妻にささやいた。

    「若君の初陣が、近いやもしれぬ。」

           ・・・・・・・・・

    鈴鳴八幡の例大祭当日。

      「兄上、なにやらあちらで、
       おなご衆が誰ぞを取り巻いて、
       騒いでおりますが、何事?」

     「ああ、あれか?
      おそらく、鐘ヶ江の者じゃ。」

      「鐘ヶ江?
       いや、しかし、
       昨夜の清めの場には
       おられなかったが。」

    小平太は、それには答えず、
    社に向かう。
    弟の小次郎が、慌てて後を追った。

    鈴鳴八幡の大社では、
    神事が大詰めを迎えていた。
    静々と進み出た斎王が、
    射手の順を決めるくじをひく。
    奉行は、うやうやしく
    それを受け取ると、
    張りのある声で名を告げた。

      「一番手~ 天野小平太殿~
       二番手~ 天野小次郎殿~、
       三番手~ 鐘ヶ江・・・」

    大歓声で、奉行の声がかき消される。

       “ええい、肝心の 
       名が聞き取れぬ!”

    小次郎は、何故か“鐘ヶ江”が
    気にかかって落ち着かない。
    小平太が小次郎に声を掛けた。

     「相手が誰であろうと、
      己の力を尽くすまでの事。」

    その頃、ふきはつると共に、
    社の裏手にいた。
    二の姫に、流鏑馬の勝敗の占いを
    頼まれたのだ。
    小さな祠に手を合わせ、
    白い紙を湧き水に浸す。
    すると、
    紙の上に文字が浮かび上がった。

      「吉じゃ。」

    ふきが、嬉しそうな声を上げる。
    つるが、素早く
    その紙をすくい上げた。
    ふきが顔を上げると、
    少し離れた所に、人影が見えた。

      「あれは?!」

    人影が、遠慮がちに近づいてくる。
    ふきは、懐かしさで、
    胸がいっぱいになった。

      「かか様!」

    駆け寄って、胸に飛び込む。

      「何故、ここに?」

       「二の姫様が、
        お呼び下さったのじゃ。」

    母と子は、
    時がたつのも忘れて語り合う。
    流鏑馬神事の大歓声が、
    大社から聞こえてきた。
    西の空が茜に染まるまで、つるは、
    ふきとその母を見守り続けた。
    ふきの指先で、
    すすきみみずくが、揺れている。
    雲が、うっすらと、白い月を
    映していた。

    投稿フォームへ

    返信
    月を眺めて

    皆様、こんばんは!
    昨夜は、大変美しい月を眺めました。
    思いがけず、ふきちゃんの物語が、長くなりまして、
    前・後編では収まらないので、先に投稿したものは、
    ”上の段”に修正しました。

    それにしても、ぷくぷく様、凄いパワーですね。
    素晴らしい!!!
    なかなか、公式には行けないのですが、
    少しずつ、読ませて頂きますね。(^_^)v

    では、鐘ヶ江家で過ごす”ふきちゃん”を
    これから投稿いたします。
    よろしければ、”中の段”、ご一読願います。m(__)m

    投稿フォームへ

    返信
    テキスト

    てんころりん先生(^O^)/
    元々学のない私、説明書も読まず「えいやっ!」っていつもそうしているので
    考える事が苦手です(妄想想像はいくらでも出てくるんですけどね(^_^;))
    てんころりん先生のテキストを印刷したので、空っぽの頭の中にじっくり一文字づつ入れて
    構成を考えてみます(^_^)
    時間がかかることになるでしょうがお待ちください(^_^)
    その時はまた教えてください(*^_^*)
    皆さんに楽しんで読んでいただけるように(^_^)
    頑張ります(^O^)/

    ちょっとよろしいですか?
    このあたたかい場所の文字数に甘えて長~く書いてしまっています(^_^;)
    手前味噌(自己満足)になりますが、どの作品も好きです(*^_^*)
    色々書かせて頂きましたが、心にまだある作品は、板違い(NHK掲示板)に載せた
    〔地元のあいつ〕についての投稿です(*^_^*)
    文字数が決まっているので短いですが、でも、自分でもよく書けてると思うのです(^_^)
    因みにページ数は111の中の№8554 2018/05/14に(^_^)
    そう言えば前はぷくぷくおばさんで書いてたなァ(゜.゜)

    失礼致しました(^_^)

    投稿フォームへ

    返信
    前投稿を消去しました

    ぷくぷくさんに見て頂いたので消しますね。
    いやぁ私自身、少しやってみて難しいと思いました。
    私の見方に過ぎませんし、決して良くもないと思います。なにがしか参考にして貰えたら、ありがたいです。
    分かり易い、読んでみたくなる目次が出来たら良いですね。o(*⌒O⌒)b(*´∀`*)尸”

    投稿フォームへ

    返信
    あっ!

    私は創作できませんが…?
    とっても、素敵なところですね。
    楽しく読ませていただきます!
    …と、お伝えしたかっただけです?

    投稿フォームへ

    返信
    こちらに、初出没!

    ちょっと、気になって読みはじめたら、こちらの板も、面白く…
    わー!どうしたらいいんでしょう!
    私はまだまだ、膨大な公式掲示板を読みはじめたらばかりなのに!
    気が狂いそうです!!

    投稿フォームへ

    返信
    有難い事です。

    てんころりんさんお褒め頂きありがとうございます(^_^)
    ですが、それはひとえに、てんころりんさんの提案の書式を真似たにすぎません(*^_^*)
    その書式があったれえばこそです(^_^)
    これからもご教授頂ければと(*^_^*)
    数字の色は確かにパソコンで入力しています(^_^)
    スマホですと、数字の横に☒のマークが有るだけです。
    仕組みは未だに分かりません(;_;)
    やっぱり魔法(^^♪

    投稿フォームへ

    返信
    スペース

    てんころりん様
    スペース、そうなんですか・・・。
    スペースは、会話部分で使用してまして。
    ストーリーと会話を分ける為、
    また、会話も、基本的には、位の順位、
    もしくは、最初に話す人と答える人を区別するために
    空けてました。
    でも、かえって分かりにくいんですね。
    考えてみます。m(__)m

    投稿フォームへ

    返信
    かたじけない‥

    ぷくぷくさん、ずいぶん分かり易いです!
    まず案内に従って私自身アシガール掲示板を読んでみます。それからまた書かせて頂きますね。

    良いわ~と言ったカラーの頁数、ぷくぷくさんはPCで□付の数字を使われたとか?
    スマホとPC、両方の文を受け付けるアシカフェのサイトが、共通の記号に自動変換したかも。
    その設定は管理人マスターさんがされたかも・・
    公式時代、私はPCしか使ってなく(今はスマホだけ)、疾風·スピン号の話で、掲載後にオスのマーク♂️カラーで出ていて驚きました。同じかも‥。

    これは★妖怪千年おばばさんにも、共通したお願いなのです・・1行の文頭に沢山スペースをあけると、スマホは幅がないので、文が畳まれ(改行され)、次の行に飛び出して表示されます。
    私はスマホを横にする、PC版に切り替えるなど工夫してみますが、読みにくいのです。
    書かれた通り正確に表示されていない様にも見えます。
    使用はスマホだけの方も多いので、文頭の大きなスペースは、十分な効果が期待できない場合があります。ご配慮頂ければと思います。?
    老婆心ながら… (・´ω`・)

    投稿フォームへ

    返信
    どうかなぁ♡

    投稿タイトルも長いし同じ物もあるし(^_^;)この前の段階にも書きましたが簡潔には程遠いですが
    よろしくお願いします(^_^)

    隙間シリーズ
    アシガール掲示板(1-1000)
    1. 8⃣ №629(2019.7.29)【すみません、ここにも】実験室に残されたリュックの存在
    2. 7⃣ №665(2019.8.1)【すみません】吉乃が梅谷村に戻った~信近と一緒になるまで
    3. 6⃣ №706(2019.8.5)【皆様へ そして宗熊】二人が長沢城から逃げた後の親子の会話
    4. 6⃣ №748(2019.8.7)【すみません、妄想しちゃいました】SP小垣城 唯が寝入った後の事
    5. 5⃣ №759(2019.8.8)【目出度い日なのでお許しを・・・その2】天野家に来た久の事
    6. 5⃣ №793(2019.8.19)【すみません【尊】の事を】若君と話した後からの尊の事
    7. 4⃣ №835(2019.8.23)【たのしい!】若君が吉乃に見回りの話をした後の小平太との会話
    8. 3⃣ №877(2019.8.28)【すみません】若君をふきの部屋を訪ねた時の事
    9. 3⃣ №885(2019.8.30)【SPのあの日の事】唯を平成に戻した後の若君の行動
    10.2⃣ №930(2019.9.3)【隙間シリーズ】阿湖姫から話を聞き成之に会いに行く
    11.2⃣ №940(2019.9.4)【隙間シリーズ】義次と阿湖姫が退室した後の殿と若君の会話
    12.2⃣ №947(2019.9.6)【隙間シリーズ】唯を見送る時の会話(満月よ!もう少しだけ)
    13.1⃣ №953(2019.9.10)【藤尾様】唯が若君の部屋に行く前の会話
    14.1⃣ №960(2019.9.10)【引き続き 退却時&婚儀の文の隙間】SP
    15.1⃣ №696(2019.9.13)【若君に生きてもらいたいから平成に戻った唯(隙間)】
                              SP 平成に戻った~寺の資料まで
    16.1⃣ №994(2019.9.19)【駆け比べの後の悪丸と画次郎の会話】
    17.1⃣ №997(2019.9.20)【若君の鎧姿に?と思っての隙間】
                       唯の元へ~悪丸のまぼ兵の説明まで
    てんころりんさん
    どうでしょうか(^_^;)
    添削をお願い致します(*^_^*)

    投稿フォームへ

    返信
    ふむふむ

    てんころりんさん
    フムフム分かります(^_^)
    私は昔からそうなんです【簡潔】が苦手でして、文面を読まれていれば分かるかと(^_^;)
    前置きも長かったり、まとめるって事が下手なんです。ずっとです(^_^;)
    それでもって、自分の作業をややこしくしてしまうって事がめちゃありました。残念ですが性分なので治らないかと思います(^_^;)
    次の答案用紙の採点もお願いします(*^_^*)
    楽しんでいただけているので頑張ります(^O^)/
    それから数字のカラーは私も驚いています(・・?
    何故色が付いたのか、マスターさんの魔法かな)^o^(

    投稿フォームへ

    返信
    ぷくぷくさん、ご努力に感謝します

    「それって私のこと?」って言われた件は「そう.ぷくぷくさんのこと‥」? 失礼しました。
    独自の道を行くスタイルは、ムジーナさんに勇気を与えると思って… f(^_^;

    第1回を読んで、えらい事をお願いしてしまったと反省しています。
    公式掲示板も含めて、妄想関連の投稿を順番に整理して、全体を俯瞰した地図と案内書を考えてらっしゃるでしょうか?
    それは物凄く大変な作業ですね。
    空想や妄想が入った投稿全てを網羅するのは、ご自身の為にする価値あると思います。
    そこから新しい物語がまた生まれそうですし。
    ただ読者には情報が多すぎるかも…。

    創作投稿は、ドラマの初めから書いたのではなく、順不同ですよね。
    読者には、物語の時系列に沿った案内が良いか? アシカフェと公式を別に分けて、投稿No.順に書けば十分か?
    すっごく難しいですね。(-ω- ?)
    シリーズ化や、付け加えたり、繋げたりなさってましたし…。

    今、ぷくぷくさんの物語を後から読もうとすると、掲示板が分かれたし、自分で書いてない者が探すのは結構大変です。
    まずここのアシガール板の案内をお願いできないでしょうか?
    1001~2000_○頁_No. …_年月日_投稿タイトル_(いつの隙間の話‥ )とか。
    投稿の古い方から、とりあえずそんなメモ的なものをイメージしてました。
    目次的な一覧表のイメージです。

    頁数がカラーで読みやすかったです。
    投稿のタイトルは必須だと思います。
    後から来る新しい方の為にも、ここに出す案内(目次)は純粋な創作物語と脚本に限定して作られては?
    いろいろ書いてすみません。
    目次は最新版を出し直しながら、良いものに作り替えては如何でしょう。長々失礼しました。

    投稿フォームへ

    返信
    目に浮かぶ

    唯はお袋様に背筋を治すように背中を叩かれてましたが、
    妖怪千年おばばさんは背筋良く書いている姿が目に浮かびました(^_^)
    勝手に想像してすみません(^_^;)

    てんころりんさんの宿題を一つ
    まだまだまとめ上げられていませんので初回(第1回)のみを(^_^;)
    読み返すと、矛盾だらけの誤字脱字等諸々出てきますがご容赦願います(^_^;)
    隙間と考察、確実な妄想色々です(^_^)

    第1回
    【余談】教室の黒板の上【大夢舞進】をタイムマシーンと読んだ。
    では内容
    【隙間】部活帰りの唯が城跡の前を通り家に戻るまで
        アシガール掲示板 2001- 6⃣ №2085(2020.5.29)
    【考察】吉乃が迎えに出るまでと、唯と出会い家に連れて来るまで
        アシガール掲示板 2001- 1⃣ №2346(2020.8.28)
    【考察】翌朝、唯の赤い紐について
        NHK掲示板 77(ページ№) №11913(2018.11.9)
    【隙間】唯が吉乃の家を出た後の吉乃と三之助の会話
        NHK掲示板 116(ページ№) №8053(2018.4.17)

     上記の通りです。
     並べると本当に飛んでいるのが分かります(^_^;)
     こんな感じで如何でしょうか?
     初めの方は少ないのですが後半にかけて、めちゃある回もございます(^_^;)

    投稿フォームへ

    返信
    あ、いや、そのう

    ぷくぷく様
    ふ、筆でさらさら・・・(;^_^A
    いや、そのう。おばば、キャラが動き始めると、所かまわず、書きつけてまして。
    スーパーの、レシートの裏とか・・・アハハ。
    恐縮です。m(__)m

    てんころりん様
    頼りにさせて頂いてます!
    感想ありがとうございます!
    ふきちゃんは、阿湖姫のライバルでもあるんですよね~。
    で、アコちゃんのお世話をされるのが、カメさんだったので、
    ふきちゃんのお世話は”ツル”さんに任せようかと。笑
    小垣の寺のご老女は、たしかに”ツル”さんの設定にしてます~。(^_^)v
    続編、今もコツコツ書いてます~。笑
    で、板違いすみませんが、教えて下さいな。
    小平太の弟って、漫画版には登場しませんよね~?
    ドラマ版では、唯を正室にと若君が殿にお願いするシーンで、
    天野様が、前妻との間に”二男一女”、唯は”天野家の三男”と言ってます。
    次男の名前は登場しなかったと思うのですが、如何でしょう?

    投稿フォームへ

    返信
    4年目に突入)o(

    1期生ではありますが、完全なる1期生では無いのです(;_;)
    正直に申しますと、リアルタイムでは無くて、録画して夜見たという形でした(;_;)
    半分1期生って事ですね(^_^;)

    妖怪千年おばばさん、新たなる物語に想う事は後編の後にまとめて書かせて頂きます(^_^)
    前編を読んで浮かんだのが情景では無くて、文面についてでした。
    現代の小説の様な本では無くて、古文書的な和紙に紐で綴じられている形で、内容は筆でスラスラ
    書かれているのが浮かびました(^_^)
    妖怪千年おばばさんの前の物語の時の文章の印象そのものの様に感じました(*^_^*)
    上品ですね(^_^)
    私の場合はコピー用紙って感じです)^o^(

    てんころりんさん、無題のラストにつながるところまでは書き終えましたが、妄想であるにもかかわらず、その先が気になりましてまた続きを書き始めています(^_^;)
    過去の分の構成方法を考えましたが、探すと繋がりが無くあっちこっちと飛んでいました(^_^;)
    案で、その回の隙間や考察などを物語の間に該当するように番号等を入れてみようかと考えて
    います。試しに一つ二つ出来た頃、書かせて頂いて、これじゃわからんよぉって事になるやもしれませんが、とりあえずという事で(^_^;)
    では、いずれまた(^_^)

    投稿フォームへ

    返信
    妖怪千年おばばさん「新・ふきの物語」

    ふきは鐘ケ江久政の隠し子だった!
    鐘ケ江家は何代も なぜか男子に恵まれず、領主は養子だった。つまり久政の正室が鐘ケ江の跡取り娘だったんですね!
    そのご正室、娘を羽木家嫡男に嫁がせ、再び家を栄えさせたいと目論んでいたと。(・ω・*)フムフム…
    羽木家に男子誕生と聞いて、釣り合いの良い年頃の ふきを引き取ることにした。ほーぅ‥
    なんか凄い説得力あります。

    もしかしてお世話役の“つる”さんが、後にふき姫に付き添って小垣の寺に来たご老女?
    物語に登場させるので先日 役名を聞かれたのかなと思いましたが、なーるほど。
    先が楽しみです。(*´∀`)♪
    “すすきのみみずく”は、東京(雑司ヶ谷)鬼子母神の参詣土産の玩具を思い出しました。

    ★ぷくぷくさん~*
    物語の書き直しは、じっくりお待ちします。
    過去投稿の一覧の方もすみませんね。
    気になさらず、ゆっくりどうぞ。
    一期生の記念日、おめでとうございました。?

    ★月文字さん~*
    メイキング映像~妄想編。?
    すっげぇ 楽しそう。?

    投稿フォームへ

    返信
    十三夜 序の段

    十三夜を迎える秋晴れの空の下
    ふきは村はずれの栗の木に登って、
    イガグリを落としていた。
    棒切れを握る小さな手には、
    豆が出来てつぶれかけている。
    下では、同じ村の子どもたちが、
    落ちてくる栗に歓声をあげながら、
    イガを器用にむいて、
    丸々とした実を取り出していた。

     「ふき、そろそろ、降りて来い。
      お供えにはもう足りる。」

    年長の弥五郎が、
    栗の木を見上げて言った。

    ところが、ふきは
    なかなかおりてこない。

       「ふ~き~!」
        「ふ~きい!とうとう、
         おさるに嫁入りか~?」

    他の子どもたちがはやし立てた。

    澄み渡った空には、雲一つない。
    下から聞こえる、
    からかいの声を気にも留めず、
    ふきは、栗の枝の間から、
    遠くの草原を見つめていた。

    白い馬に乗った、おのこが見える。
    今日の青空のような着物を着て、
    束ねた髪を、風になびかせて。

     “あれは、誰?
      まるで、空から舞い降りた様な。”

    「ふき、早う下りておいで。
     ススキも取らねばの。」

    迎えに来た母親の声で、
    ふきは我に返った。
    やっと栗の木から下りてきた
    娘の手を取り、母は、
    先だって草原に下りていく。

    ふきは、母の手をぎゅっと強く
    握り返すと、こう言った。

     「かか様、木の上から、
      白いお馬さんが見えた。」

    「白いお馬?」

    こくりとうなずく娘に、
    母は優しく言った。

    「ふき、それはきっと、ススキが
     揺れたのを見間違えたのじゃ。
     この辺りで、
     馬を持てる者はおらん。
     ましてや、白い馬ともなれば、
     天馬とあがめられて、大きなお社に
     奉納されるはずじゃ。」

     「かか様、そのお馬さんに・・・」

    「ふき、お前、もしや栗の木の上で、
     居眠りしておったのか?
     よう、落ちなかったのう。
     さあ、さあ、早う、戻りましょ。
     今宵は、お月見じゃ。」

    母は笑って取り合わない。

    ふきは、母親と二人で暮らす
    小屋に戻ると、
    夜空の月に、手を合わせた。

     “のんの様、白い馬と青い着物のあの子に
      会わせて下され。”

    月のウサギが、
    ぴょんとはねた様に見えた。

    それから暫くの間、
    ふきは毎日、あの栗の木に登った。
    そして木を下りてくると、
    ため息をつく。
    隠れて見ていた弥五郎は、
    ふきの姿を見送ると、
    自分も木に登ってみるが、
    そこには、枯れかけたススキの原が、
    広がっているだけだった。

    それから、1年が過ぎ、
    ふきは、7歳になった。
    その日は、なぜか、
    朝早くから起こされ、
    湯あみをさせられた。

    村の人たちが次々にやってきて、
    小屋の中を覗き込む。
    村の世話役の夫婦までがやって来た。

    「今までの苦労が
     報われる日じゃと言うに、
     そのように泣いておっては、
     見送りもままならぬ。
     涙は拭って、娘の晴れ姿を
     見ておやりなされ。
     村の者も、皆、こうして、
     祝いに来ておるのじゃ。」

    ふきは、訳も分からず、
    それまでは袖も通したことのない、
    絹の着物を着せられ、
    輿に乗せられた。

     「かか様、かか様~!」

    輿の中から、ふきは大きな声で呼ぶ。
    母の答えはない。
    その代わりに、
    聞き覚えの無いおなごの声がした。

      「ふき様、これより
       お世話をさせて頂きます、
       “つる”にござりまする。
       お屋敷に向かいますゆえ、
       どうぞ、お静かに。」

    ふきは思い返した。
    昨夜一晩、ふきを胸に抱いて
    放そうとしなかった母の事を。
    そのぬくもりを、
    ひんやりとした馴染みの無い絹が、
    奪って行く。
    ふきは、あの日見た、
    白い馬を思い浮かべた。

     “これは、きっと、あの夢の続きじゃ”

     「かか様、早う起こして。
      今日は、弥五郎が、
      ススキでみみずくを作ってくれる
      と言うておった。」

    輿に揺られながら、ふきは本当に、
    夢の中に落ちて行った。
    その輿の後を、弥五郎が
    追いかけて来るのも知らずに。
    作りかけのみみずくが、
    弥五郎の手の中からぽとりと落ちた。

    ・・・・・・・・・・・・

    小垣の元領主、鐘ヶ江家は、
    ここ何代にもわたり、
    跡継ぎの男子に恵まれず、
    婿養子を迎えて、
    その血筋を繋いでいた。
    今の当主、久政も、
    先代に見込まれての入り婿だった。
    妻は女でありながら、幼き頃より、
    跡継ぎとしての教えを、
    厳しく受けて育った。
    家内の事は
    すべて見事に取り仕切る。
    ただ一つ、
    困りものの口癖があった。

     「世が世なら、あの小垣の城は、
      我らの物であったものを。」

    黒羽城の者には、
    聞かれてはならぬ一言だった。

    久政もまた、
    男子には恵まれなかった。
    実は、一人、
    男子を授かったが病弱で、
    2歳を迎える前に亡くなった。

    四度めの出産も、
    姫だった事を知った妻は、
    床上げも終わらぬうちから、
    久政に告げた。

     「どなたか側女を、
      お迎えなさいませ。」

    「何を言う。一の姫に婿を
     迎えれば良い事じゃ。」

     「なりませぬ。
      武芸に秀でた男子をもうけねば、
      この家がいずれ
      立ちいかなくなるのは必定。」

    久政の妻は、家の一大事となると、
    素早く手筈を整える。
    縁者の中から、
    これはと思う娘を探し出すと、
    屋敷に呼んだ。

    久政は、その側女との間に、
    子を二人授かったが、
    いずれも姫であった。

    正妻の落胆は著しく、
    側女はさっさと実家に帰され、
    二人の姫たちは、養女に出された。

    家の存亡を嘆く妻に、
    久政は頭を抱える日々が続く。
    そんなある日の事、
    久政にとっては、吉報が届いた。

    黒羽城に、玉のような男子が
    生まれたというのだ。

    久政は、妻に言った。

    「羽木の殿には、
     男子のご誕生じゃ。
     我が家の娘の一人でも、
     側室となれば、
     お前の憂いも消えるであろう?」

     「それは、
      羽木の殿にはめでたい事。
      でも、それが何故、
      私の憂いが消える事になるのです?
      若君の御正室にも
      ふさわしき姫を授かれば、
      この家も安泰でございましたが。
      側女はとうに返してしまい、
      この家の娘たちは、
      若君の妻とするには、皆、年長。
      お目に留まる事は
      ありますまい。」

    「そ、それがの。
     今まで、お前に
     隠しておった事があっての。
     前の合戦のおりに、実は・・・」

    夫から子細を
    打ち明けられた久政の妻は、
    一瞬、般若の形相になる。
    久政は、慌てて、
    神仏に祈りをささげた。

    “カミサン チョー コエ―!!!”

    冷や汗をかきながら、
    神妙な顔をしている夫を前に、
    妻は、出た角を隠しつつ、
    こう言った。

     「それでは、その子が無事に、
      七つまで育ったら、
      この屋敷に迎えましょう。」

      ・・・・・・・・・・・・・

    弥五郎は、鐘ヶ江の屋敷の前で、
    立ちすくんだ。
    何故、ふきが、この屋敷に
    連れてこられたのか、分からない。
    しかも、見たこともない
    輿に乗せられて。

    やがて、屋敷の周りを
    とぼとぼと歩き始めた。
    すると、思いがけず、
    六治郎に出くわした。

     「六さん!」

    呼びかけられて、
    六治郎は足を止めた。

    「おや?お前は松枝村の弥五郎?
     随分とまあ、大きゅうなって!」

     「六さんも、すっかり見違えた!」

    「それより、お前。何故ここに?」

     「それが、ふきがいきなり・・・」

    「ふき?さては、お前・・・。」

    六治郎は、弥五郎を松枝村まで
    送って行く事にした。
    久しぶりに、故郷の親にも
    会いたかった。
    良い値で商いも整ったので、
    奉公先の主も、親もとで一泊する事は、
    許してくれている。

    道すがら、弥五郎は、
    ふきの出生の事情を、
    六治郎から聞かされた。

     「そ、そんな。
      ふきが、鐘ヶ江様の隠し子???」

    「ふきの母親は、
     それでも運が良かったのじゃ。
     戦場の近くの村では、
     敵味方かまわず、
     おなごが襲われて、
     切り捨てられる事も多いからの。」

     「そういえば、しばらく前に
      権太の姉さんが・・・」

    「ふきはふきで、
     お屋敷暮らしに馴染めば、
     誰もがうらやむ玉の輿に、
     乗れるやもしれん。
     鐘ヶ江様は、姫様が三人、
     いや、養女に出された娘と、
     ふきを入れれば六人じゃ。
     これからも、反物の商いで
     出入りするのは間違ない。
     ふきの様子が分かったら、
     知らせてやるから。」

      「六さん、わしも、
       お店に奉公できんか?」

    思いつめた様子で弥五郎が言う。

    「お前も?」

     「うちは、田畑も小さい。
      いずれは奉公に出される。
      ならば、六さんと一緒が良い。」

    「奉公はきつい事も多いぞ。
     少しでも分けてもらえる
     畑があれば、その方が。」

     「百姓は、いざ戦ともなれば
      駆り出される。
      食うてもいけぬ小さな畑と、
      命を落とすかもしれぬ戦。
      そんなものに、未練はない。」

    “確かに”と六治郎は思う。
    田畑を踏み荒らされる戦が、
    これ以上続けば、どうなるか、
    その事は、百姓たちが一番に
    身に染みているのだった。

      ・・・・・・・・・・・・

    鐘ヶ江の屋敷につくと、ふきは、
    つるに抱えられて、鐘ヶ江の御屋方様と
    奥方様に目通りした。
    ふきは、言われるままに頭を下げた。

    「ふき、よう参った。」

    鐘ヶ江久政が、
    嬉しそうに声を掛ける。

    奥方は、離れた所から、
    しげしげとふきを眺めた。

     「野猿の様な子かと思うたが。
      磨けば光るやもしれぬ。」

    きょとんとしているふきに、
    久政が優しく言った。

    「今日は、もう下がって休め。
     明日は、姉たちに目通りじゃ。」

     「ふき、御屋方様がの、
      お前にひな人形を下された。
      暫くは、それで遊びなされ。
      つる、よしなにな。」

        「さあ、ふき様。
         父上様と、お義母様に、
         お礼を。
         “かたじけのうございます”
         と申し上げるのですよ。」

    優しいが芯のあるつるの声に促され、
    ふきは口真似をする。

      「か、かたじ・けのうご
       ・ざ・いますう。」

    ふきの手を取り、
    用意された離れ座敷に入ると、
    つるは、漆の箱から、
    ひな人形を取り出した。

    辺りをキョロキョロと見回して、
    落ち着かない様子のふきを
    横に座らせると、
    一つ一つ人形を手に取らせ、
    並べさせる。

       「さあ、この敷物がお部屋。
        これが、父上様。
        父上様が、
        お座りになるのはここ。」

    早速、ふきの“姫修業”が
    始まったのだ。
    奥方様に、お姉様方・・・。

    言われるままに、
    人形を並べながら、
    ふきは思っていた。

      “ススキミミヅクノホウガ、
       カワイイノニ。
       ハヨウコノユメ、
       サメンカノウ”

    投稿フォームへ

    返信
    再チャレンジ~!

    皆様
    ”ふきちゃん”の物語、再チャレンジ、これからご披露します!
    まだ、前編ですが。
    お読み頂けましたら、嬉しいです(^_^)v
    ちらりと、”吹雪”と”若君”らしき姿も登場します。
    よろしくお願いいたします。m(__)m

    投稿フォームへ

    返信
    着々と

    不注意で削除してしまった妄想文章、内容若干変わりましたが、大詰めの部分まで戻りました(^_^)
    書きあがりましたらこちらへまた)^o^(
    てんころりんさんの宿題は、整理整頓が下手なのでまとまらないかもしれませんが過去の物を探しています(^_^)
    隙間はNHK掲示板にも書いているのでその辺りもまとめようかと思い、探して読んでいると、色んな事のその後が知りたいなんて私が書いた、その続きの妄想を結局自分で書いていました(^_^;)
    文字数が決まっていた為、短めになっていた物もマスターさんのお蔭で長く(すみません)書く事が出来ます(^_^)
    少々お待ちを(唯風)
    (^_^)

    投稿フォームへ

    返信
    その通りじゃ(坂口風)

    月文字さん様の仰る通り(*^_^*)
    一つじゃない、色んなパターンの映像が出てくる
    それがアシラバ(*^_^*)だと思います。
    楽しいです(^O^)/

    投稿フォームへ

    返信
    想像は自由

    最終的につまみ出されるなら、色んなパターンを撮らないと、ですよね。
    アシラバの数だけメイキング映像あり。

    ☆千年おばばさん、この度は長男さんのエピソードが映画化され、しかも健太郎君に演じてもらえるなんて、おめでとうござい……え?違う?あ、十二単衣の。
    口コミで広がってロングランに期待!

    投稿フォームへ

    返信
    月文字さん様

    唯の事を読ませて頂きまして、色んなパターン撮りの中で浮かんだ物が(^_^)
    唯の横にそ~っとじいが近づき「すげぇ楽しそう」って言った後、唯の顔を見てニヤリと笑うじい。
    唯「もぉ」と頬を膨らます(^_^)
    やっぱり唯が不憫になってしまいました(^_^;)
    私もつまみ出されたいです)^o^(
    失礼しました(^O^)\

    投稿フォームへ

    返信
    感謝!

    てんころりん様
    スパークル、聞いてくださったんですね!
    ありがとうございます。
    この板でネタバレした歌詞の後半部分が特に、
    若君と唯の気持ちを代弁してる様に思えて、
    しばらくは、この曲ばかり聞いていました。(;^_^A

    ふきちゃんの物語の感想もありがとございます。
    かなりの”キャラ変”。自分でもびっくり!(;^_^A
    また、漫画版で、違うふきちゃんにもチャレンジしますね。(^_^)v

    月文字様
    涙がにじむほど、笑わせて頂きました!
    ユーモアの神様、降臨!って感じで。(^_^)v
    別の出演作でも、健太郎氏が笑ったら、
    「すげぇ楽しそう」
    ってつぶやいちゃいそうです。笑
    ちなみに、”十二単衣の・・・”の健太郎君の役どころが、
    我が家の長男にかぶるんですよね。笑
    就活○○連敗。おまけに彼女とサヨナラ・・・
    今でこそ、笑い話ですが。笑
    絶対、見たい!
    上演して欲しいですよね!(板違いだったかな?お許しを!)

    投稿フォームへ

    返信
    メイキングは すげぇ楽しく

    9話。若君と阿湖姫が蛙を通して微笑みあうのを見て、唯が凹むシーン。
    唯之助「すげぇ楽しそう」
    これね。唯が不憫でね。
    誰か隣に仲間を。
    千原様「成之様にお出ましをお願いしては?」
    そうだな。阿湖姫を見に来た成之様なら、すげぇ楽しそうって一緒に思ってくれるよね。
    ……でも、言わないか。
    若君の「まじ うぜぇ」の感じで言って欲しかったのだが。

    松下優也さんなら言ってくれるかなぁ。
    メイキング映像にしよう。
    イッセー尾形さんの声も聴きたいなぁ。
    アシラバさんも呼んで、あの渡り廊下の欄干を埋めよう。

    リハーサル いきまーす!
    よぉ~い、はいっ!

    唯之助「すげぇ楽しそう」
    松下さん「すげぇ楽しそう」
    イッセーさん「すげぇ楽しそう」
    アシラバさん一同「すげぇ楽しそう」

    ちと離れた所で見学する私
    (小声)「すげぇ楽しい!」

    そして小平太に つまみ出されたい。

    投稿フォームへ

    返信
    忝い♥

    皆様に楽しんでいただき、ご心配頂き
    忝のうございます(^_^;)
    消してしまった文章の流れは覚えていますので、気を取り直し書き始めました。
    セリフは何となく覚えていても、まぁ同じには出来ないのでまたそこのところは新たにという感じです(^_^;)
    題は〔宗熊の決意〕かそんな感じにしようと思っています(^_^)
    題だけだと、立派そうな内容になりそうですが、まぁ、文章力は変われないのでいつもの如くです
    (*^_^*)
    てんころりんさん様は文明の利器をフル活用、凄いっす(*^_^*)
    書き溜めていた時から思い立ったら書かせてもらうという形だったので、自分でも思います、
    取っ散かっていますね(^_^)
    有難いお言葉(*^_^*)
    NHK掲示板の閉鎖前に自分がコメントした日付と№を一覧表にした事がりますが、マスターさんのこの掲示板に載せさせていただいている物については、そのままになっていたので、まとめてみようと思います(^_^)
    勉強は嫌いですがアシガールに関する宿題は大好きです(^O^)/

    投稿フォームへ

    返信
    ぷくぷくさん

    次のシリーズは宗熊くんが登場するのですか !?
    楽しみにしています。

    うぅ言いにくい。実はお願いがあるのです。
    アシガール掲示板に、本編とSPの “隙間シリーズ”を沢山書かれてますが、どの部分の物語があるか、おおよその案内をお願いできないでしょうか??
    創作倶楽部が別に出来て、前の投稿と離れてしまい、特にぷくぷくさんのは続き物が多いので、散り散りに分からなくなってしまうのは勿体ないと思ってます。

    1000番台の投稿No.が1000多く表示されていましたが、マスター管理人さんが解決されて直りましたね。? 良かったです。
    投稿No.を逐一書くのは大変??だと思うので、
    そこまで詳細でなくても良いのです。
    例えば、No.1~1000 の○頁~○頁、年/月/日~月/日に何の物語、No.1001~2000・○頁に何の物語とか…
    表示の仕方はぷくぷくさんのお考え次第で…。
    アシガール掲示板に何の物語があるか概ねの案内をして頂けると、読みたいと思えば探せます。
    面倒なことお願いして申し訳ないですが、よろしくお願いします。

    話は変わりますが公式掲示板の投稿はいずれ閲覧できなくなるので、私はパソコンとUSBメモリーに全て保存しているのです。
    膨大な投稿の中から探すのは大変なので、創作の投稿はピックアップして私の妄想脚本集を作りました。勿論ぷくぷくさんのも入ってます。(^^)v

    投稿フォームへ

    返信
    妖怪千年おばばさん

    「君の名は」挿入歌 “スパークル” You Tube で聞きました。唯が若君の告白だと思うんですものね。なるほどでした。
    読む人に想像して貰うため、書かれなかったのかと思いますが、他作品のタイトルや引用をされても、こちらの掲示板では大丈夫と思います。

    NHK公式掲示板では掲載されないケースが多く、私もユーミンの歌詞を引用した投稿は載りませんでした。
    不掲載の時は「没になる」「時空の彼方に飛ばされた」などと言ってメゲたものです。?⤵️
    こちらではNGワードを書かない限り「没」はないので安心です。?

    可哀想な “ふきちゃん” が、賢明な潔い女性に描かれて(no.265・文塚) 報われました。
    日々若君への思いを詠んだ歌は文塚に納められ、鎮められ供養されて良かったと思いました。
    やはり切なさが残ります。
    政略結婚とか「娘を差し出す」とか罪ですね。
    久様の不幸も思います。
    この時代には仕方のない事ですけれど。( ω-、)

    投稿が編集作業で消えてしまった事、私も何回かあるんですょ。マスター管理人さんが書かれてますが、原因不明だそうです。
    参考まで 私の場合、短時間に続けて何度も直した時に起き易かったです。
    重ねて直したい時は一度サイトを離れ、入り直してから編集するなど工夫してみてます。
    消えてしまった時は連絡掲示板で復活をお願いしています。

    投稿フォームへ

50件の投稿を表示中 - 901 - 950件目 (全1,220件中)
 
返信先: 創作倶楽部




投稿先:創作倶楽部

[創作倶楽部] に投稿します。よろしければ送信ボタンを押してください。


<a href="" title="" rel="" target=""> <blockquote cite=""> <code> <pre class=""> <em> <strong> <h5> <del datetime="" cite=""> <ins datetime="" cite=""> <ul> <ol start=""> <li> <img src="" border="" alt="" height="" width="">