• このトピックには1,219件の返信、16人の参加者があり、最後に夕月かかりて(愛知)により10時間、 43分前に更新されました。
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    月光舞

    妖怪千年おばばさん

    またご親切に後半の解説、本当にありがとうございます。
    このYouTubeの映像で、二人揃って平成にたどり着いた展開が、
    よりよく分かりました。
    この後半は劇的でしたね。羽木一族を追っ手から救うために、
    月に帰ったのですね。なんとも粋な計らい、微笑んじゃいます。

    YouTubeでReturn to the Moonというヴイデオも見つけました。
    画面の一部ですが、相賀の兵に追われて櫓の上から、
    唯を抱き、月に消えるシーンも見れました。

    平成にジャンプした若君と唯は、結局最後は永禄に戻るのですね。
    尊君の二人用タイムスイッチ、
    いや、出来れば家族用のスイッチ持参でタイムスリップしたことを
    心から祈っています。

    他にも色々展開はあったのでしょうが、
    核心の部分だけでも映像で見ることができました。
    感謝いたします。

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    返信
    妖怪千年おばばさん

    SP後半の素晴らしい解説も、ほんとうにありがとうございました。
    YouTubeの映像も相まって、心の中で大分可視化できました。

    今後の作品には日系人のヒーローも登場するそうで、
    世界的なスケールになってきたアシガール創作の世界の展開からは、
    目が離せません。楽しみにお待ちしています。

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    返信
    月光舞

    カマアイナ様
    何故か、前の板の編集ができないので
    (パソコンが固まってしまいます、)
    こちらに張りますね。
    https://www.youtube.com/watch?v=NtXuHPNX8gI

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    返信
    SP後半

    カマアイナ様

    後半、行きますね~、(*^^)v
    ・・・・・・・
    後半 ~若君奪還、
        そして新天地へ(再会)~

    ・唯が平成に戻って
     5か月がたったある日、
     唯は木村先生につれられて、
     忠清の墓を見に行った。
     とある寺の古文書が解読され、
     墓の発見に至ったという。
     唯は墓にすがり、小垣城で
     忠清と別れたことを悔やむ。

    ・食事もせずに部屋にこもった娘を
     心配した唯の両親は、尊に
     新しい起動スイッチの
     アイデアメモを渡す。
     二人用。そして、永禄到着は
     満月の一日前。
     行って危ない状況だったら
     すぐに帰って来られるようにという
     親心が溢れたものだ。

    ・唯はひどく落ち込んでいたが、
     ふとある事に気づく。
     別れたのは小垣城。
     でも、忠清の墓には、黒羽城で
     自害したと刻まれていた。
     木村先生から貰った古文書の
     コピーを、唯は尊に見せて頼む。
     “別れてから、黒羽で自害するまで
     半年たっている。(自害は11月)
     その間に何かがあったはず。
     一日で良い、
     忠清が自害する前の
     永禄に戻りたい。“
     尊は、無理だと拒むが、
     唯の必死な一言でひらめく。
     “私は戦国で命をかけて来た。
     あんたは、未来で仕事しろ!”
     “未来の僕?!”

    ・実験室に家族を集め、
     尊は説明を始める。
     “僕は、新しい起動スイッチの
     アイデアメモをこれからもずっと
     持っている。
     そして、未来でそれを
     完成させる。“
     尊は、そのメモに、
     “今日の日付と到着時刻”、そして、
     ”平成の自分に送る”と書き込む。
     家族全員で、目覚まし時計を
     見つめ固唾を飲む。
     カウントダウンするお父さん。
     “ゼロ”になった瞬間、
     “新しい起動スイッチ”が
     目の前に現れた。
     尊の実験室は歓喜の渦。
     そして、唯はまた、戦国へ。
     お父さんが、
     レンコンのはさみ揚げを
     渡す間すらなかった。

    ・着いたのは、黒羽から逃れた
     羽木一族が暮らす、
     野上領内の山の中。
     舞い戻った唯に対し、悪丸を含め
     足軽たちの態度は冷たい。
     粗末な建屋の中で、唯は、
     殿を始め、家老たちと対面する。
     (詮議を受ける。)
     唯は、殿に挨拶した後、
     忠清の消息を訊ねる。
     黒羽城にいるが、休む間もなく
     戦に駆り出されている事や、
     小垣城開城の様子を聞く。
     忠清が生きていると、
     一瞬は喜んだものの、
     おふくろ様から、
     心得違いも甚だしいと
     厳しく叱責され、悩む。

    ・翌朝、殿が、唯を含む一同を集め、
     殿の大叔父が治める緑合の地に
     向かう事を宣言する。
     若君を残して行くなら自害すると、
     小平太と源三郎が申し出る。
     唯がそれを止める。
     成之が相賀からの手紙を広げ、
     忠清が相賀の娘と今夜祝言をあげ、
     “相賀忠清”となる事を告げる。
     家臣たちに動揺が広がる。
     唯は一旦は諦めかけるが、
     “若君が私たちを裏切るはずがない。
     相賀の言うままになっている若君は
     若君じゃない。
     私がここに、皆の元に取り戻す。“
     と、言う。
     庭に座っていた三之助と孫四郎が
     立ち上がり、“行け!”と叫ぶ。
     “若君を我らに取り戻すのは
      お前しかおらん。”と木村、
     “さっさと走れ!”と小平太。
     “シャー!”と一声気合を入れ、
     唯は走り出す。
     悪丸や千吉たちが、
     “頼んだぞ!”と見送る。

    ・忠清は、黒羽城で
     婚礼の装束を整え、
     爺と向き合っている。
     自分が相賀の婿となり
     織田に組する事で、羽木を
     守ろうと考えているのだ。
     やがて迎えが来て、
     式場に着座すると、
     宗熊が月光舞を披露すると言い、
     ニューカマーの
     “あやめ姐さん”率いる一座を
     式場に呼び入れる。
     舞が始まり、相賀が喜んでいると、
     あやめ姐さんと入れ替わった唯が、
     白拍子姿で現れる。
     不審に思った相賀の家臣が、
     唯に切りかかろうとする。
     それを若君が止め、
     一発触発の雰囲気になる。
     爺が取り成し、
     相賀の家臣が着座した隙に、
     他の舞手に囲んでもらい、
     大きな布で若君を隠し、
     婚礼の場から連れ去る。

    ・忠清は、再会を喜ぶが、
     唯だけを逃がそうとする。
     “自分が逃げれば、織田は
     どこまでも追ってきて、
     二度と羽木を許すまい。”
     それを聞いた唯は、新しい
     起動スイッチが二人用である事、
     羽木一族は緑合の御月家へ
     向かっている事、
     相賀の目の前で、
     できるだけ派手に消えれば、
     誰も月までは追ってこない
     と説得する。
     やがて相賀の追手が近づき、
     忠清は唯の手を取り逃げようと
     するが、取り囲まれる。
     刀を振りかざし迫ってくる
     相賀の手先たちを刀の鞘で
     払って応戦する。
     唯も、でんでん丸を使って
     戦おうとするが、
     でんでん丸は壊れたままで
     使えない。
     切りかかられ、
     よけたはずみで転び、
     相賀に刀を突き付けられ
     唯は身動きできなくなる。
     相賀が唯に刀を振り上げる。
     それを鞘で払い、忠清はついに、
     相賀に向かって刀を抜く。

    ・忠清は、唯に平成へ逃げよと
     言うが唯は聞き入れない。
     いっそのこと、忠清の手で切って
     と叫ぶ。
     覚悟を決めて固く目をつぶる唯。
     すると、朝から何も食べて
     いなかった唯のお腹が、
     大きな音を立てる。
     思わず、忠清が笑う。
     “お前は、まこと、面白い。”
     忠清は、抜いた刀で、
     相賀とその家臣の“髷”を
     切り落とす。
     慌てた相賀たちの隙をつき、
     唯の手を引き、
     追手を振り払いながら、
     櫓に上がる。
     そして下から見上げる相賀に告げる。
     “妻が迎えに来たゆえ、
     月に戻らねばならぬ。”
     自分の刀を月に向かって
     投げ上げると、唯を抱き、言う。
     “唯、参るぞ”
     唯は起動スイッチを抜き、
     二人は平成へ。

    ・平成では、唯の夢だった
     “制服デート”を楽しむ。
     しばらくの間、
     平穏な生活を送るが、
     尊から、タイムマシンを
     もう一度使えば、確実に時空に
     亀裂が入ると告げられる。
     どちらで生きるか
     選択しなければならない。
     学校帰りに、黒羽城公園で
     唯は忠清を見かける。
     忠清は、唯に己の墓を
     見てきたことを告げる。
     唯は、忠清を後ろから
     抱きしめる。
     “案ずるな。
     わしはどこにも行かぬ。”
     忠清の言葉に、唯は
     “戦国に戻りましょう。”
     という。
     唯の覚悟を聞いた忠清は、
     急いで速川家に向かい、
     両親と尊の前に手をつき、
     “唯を伴い、永禄に戻りたい”と
     申し出る。

    ・満月の日、速川家では早めの
     クリスマスパーティーが開かれる。
     そして、二人は、再び永禄へ。

    ・緑の美しい山道。
     颯の前で忠清が微笑んでいる。
     唯は走り寄り、ジャンプして
     忠清の腕の中に飛び込み、
     二人は幸せを噛みしめる。

    ・・・・・

    唯が若君を取り戻す”月光舞”のURLを張りますね。

    次回か、その次の作品では、
    ハワイの日系の方のヒーローが
    登場する予定です~(*^^)v

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    返信
    強い絆で結ばれた二人を、

    夕月かかりてさん、

    強い絆で結ばれた二人を、もう一歩でも二歩でも進ませてあげて下さい。
    特に現代で二人がどう歩んでいくかは、完全に創作の世界ですから、
    どうぞイマジネーションを自由に羽ばたかせてください。
    私が、全ストーリーを把握していないことは、どうぞお気遣いなく。
    それなりに充分楽しませていただいています。

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    返信
    SPの前半

    妖怪千年おばばさん

    まずはMele kalikimaka=メリークリスマス!
    今日は日本より1日遅れでクリスマスでした。
    暫く前にやっと帰宅し、早速アシガール掲示板を開いたら、
    懇切丁寧なSP前半の解説、本当にありがとうございます。
    前半だけでもなんともはや盛り沢山な展開ですね。
    数度読み込んで、ようやく大筋が掴めました。
    さぞかしお時間がかかったでしょうに、
    ご親切に感謝です。

    それにSometimesの音楽、柔らかく心に染み入るようなメロディーで、
    何度かYou Tubeで見ていましたが、この解説を聞いて初めて
    映像の意味が少し分かってきました。
    SPの予告映像の中の唯の倒立前転も、ようやく背景が分かりました。
    その後、一度唯を一人で平成に帰すのですね。
    そして、礼装で唯を抱いて二人で帰るのは、
    多分後半の解説をお聞きできれば合点がいくのでしょう。
    でも、また大変なご足労をかけるかと思うと、申し訳ないです。

    それにしても、原作漫画は別として(読んでいませんが)SPの展開では
    羽木家の行く末に暗雲が立ち込めていて、「おーい、尊君出番ですよー!」って、
    呼びに行きたくなりそうです。

    解説も大変ありがたいと同時に、妖怪千年おばばさんさんの創作も傑作づくしです。
    遅ればせながら、”満月はイブの前”、読ませていただきました。
    こちらも大変味があって、永禄、現代と完全な両刀使いですね。
    両方とも、是非続編をお願いします。心待ちにしています。
    重ね重ね、ありがとうございました。

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    返信
    千絵ちゃん(静岡県)さん

    千絵ちゃん(静岡県)さん

    相賀役の俳優名を教えて下さってありがとうございます。
    私は日本の俳優の名前に疎くて、余程全国に知れ渡っている方の名前ぐらいしか
    分かりません。
    明智光秀の叔父役が同じ方とは、全然気付きませんでした。
    俳優ってすごいものですね。まるでイメージが違いました。

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    返信
    ドラマ・アシガールSPの

    千絵様
    相賀役の西村さん。
    憎々しい中にも、
    とぼけた味のある演技で
    面白かったですよね。
    若君に武士の誇りの
    ”まげ”を落とされ、
    唯と忠清が消えた櫓門を、
    ”まさか、本当に月に”
    と見上げるシーンが最高でした。

    カマアイナ様
    SPの要約を書いてみました。
    沢山のエピソードが
    盛り込まれているので、
    長くなります。
    ひとまず前半部分を投稿しますね。

    おばばが、書いた”黒羽の守護神”では、
    唯は野上領内にある羽木の仮の館に、
    若君は黒羽城で相賀の囚われの身、
    しかも、翌日は、相賀の養女との
    祝言を控えている状況なので、
    残念ながら、
    再会は果たしていないんです。

    若君と唯の心が一つになって、
    お互いを”ぎゅっ”とするシーンは、
    SPの最後になります。
    このシーンは、
    唯役のゆいなちゃんの
    アイデアが取り入れられたそうで、
    名シーンです。
    演技している二人の笑顔が、
    幸せに満ち溢れていて、
    本当に素敵でした。
    ・・・・・・・・・・・・・
    アシガールSP あらすじ

    前半 ~高山の裏切りと、
        小垣城最後の夜
     (永禄での忠清と唯の別れ)~

    ・唯と忠清の祝言の五日前。
     忠清は、高山宗熊からの密書で、
     織田が高山をそそのかし、
     羽木に攻め入ろうとしている
     ことを知る。
     小垣城代、木村正秀の開戦を
     止める為、源三郎を伴い、
     小垣城へ馬を走らせる。

    ・唯は、寝間着姿のまま、
     その後を追い、
     自分も一緒に行こうとするが、
     山道で忠清に諭される。

     以下は、忠清が唯に託した事。
     殿の出陣を兄、成之と共に
     止めて欲しい。 
     織田の強大な力の前では、
     生き延びる事こそが、真の勝ち。
     羽木の者は誰一人死なせない。
     五日後の祝言までには必ず戻る。

    ・忠清が源三郎と小垣城近くに到着。
     すでに一万五千の高山・織田軍が
     小垣城を取り囲んでいる
     殿に知らせる為、
     源三郎を黒羽城に戻す。

    ・出陣しようとする殿と家老たちを、
     成之と唯が止めようとするが
     聞き入れられない。
     そこへ、源三郎が到着。
     殿は、忠清がその存念を
     唯に託した事を知り、
     唯の話を聞き出陣を取りやめる。
     黒羽城を高山兵が取り囲み、
     羽木家は、籠城戦を覚悟する。

    ・天野信茂と千原元就が
     高山の陣に夜討ちに出る。
     唯が最後の一つの“煙玉”を使い
     救出に向かうも千原が命を落とす。
     千原は唯が忠清の正室になるのを
     良く思っていなかったが、
     最後には、認める言葉を残す。

    ・“誰も死なせない。”という
     忠清の言葉を守れなかったと
     落ち込む唯に、
     おふくろ様がタイムマシンの
     起動スイッチを渡し、
     忠清の言葉を伝える。
     ”許せ。頼む。”
     ”許せ”は、唯が池に投げ入れた
     起動スイッチを探し出して
     隠していた事。
     (おふくろ様に預けていた。)
     ”頼む”は、起動スイッチを使って
     平成に逃げて欲しいという意味。

    ・唯が、朝の軍議でこの城から
     羽木家総勢で消える事を提案。
     家老たちの反対にあう中、
     如己坊と、野上家の惣領が到着。
     忠清が野上家と和平協定を
     十日前に結んでいた事、
     野上家では羽木家を迎える
     意向がある事を知り、
     殿は、城を離れる事を決意。

    ・退却準備が進む夜、
     松丸城へと去ったはずの阿湖姫が、
     黒羽城に戻り、
     成之についていくと告白。
     成之も、阿湖姫を案じつつ、
     “生き延びたあかつきには
     (結婚しよう。)”と、
     受け入れる。

    ・唯は小垣城に向かうが、
     目前で高山兵に捉えられる。
     槍で突かれる寸前、
     宗熊がそれを止める。

    ・唯は、高山の使者として
     小垣城に入り、忠清と対面。
     忠清は羽木が総勢で
     野上に向かった事を知り、
     高山に下る事を決意。

    ・唯は、忠清が切腹するのでは
     と察するが、それは口に出せない。
     黒羽城で上げるはずだった祝言を
     小垣城で上げさせて欲しいと
     懇願する。
     躊躇する忠清に、木村が、
     最後を祝い事で飾れるならば、
     この城にとって最上のはなむけ
     と進言する。
      
    ・満月の下、忠清と唯は、
     木村夫妻の立ち合いのもと、
     祝言を上げるが、
     忠清は、唯を平成に戻すことを
     決意している。

    ・唯は、祝言の喜びを胸に、
     寝所で忠清を待ちつつ、
     忠清を平成に送る為、密かに
     持ち込んだタイムマシンの
     起動スイッチを布団に隠す。
     二日眠らずに走って来た
     疲れが出て、寝落ちして
     しまいそうになる。
     眠気覚ましに倒立前転をした所に、
     忠清登場。

    ・忠清にお姫様抱っこで
     布団に運ばれるが、
     腹を決めたはずが、
     決まっておらず、
     泣き出してしまう。
     密かに思い描いていた
     平成での忠清との夢のデート
     を語る唯を、忠清は優しく
     抱きしめながら聞き、
     髪を撫でながら、眠らせる。

    ・ふと、唯が目覚めると、
     満月は空高く上がり、
     忠清はすでに着替えて、
     外廊下に座っている。
     
    ・唯が取り出そうとした
     起動スイッチは
     忠清の手の中にあり、
     忠清は、
     “唯が平成に戻れば、自分も生きる”
     と唯を説得。
     唯は忠清がいきてくれるならと、
     平成へ戻る。

    素敵なYOUTUBEがあるので、張りますね。
    皆様、お許しを!
    https://www.youtube.com/watch?v=q4Xq-p_JUDk
    この曲は、小垣城から唯が消えていくシーンで流れます。
    若君の唯への気持ちを歌った名曲です。
    英語なので、私よりも、カマアイナ様の方が
    味わい深く聞いてくださるのではないかと
    思います。

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    返信
    二人の平成Days22~15日20時、ひらめいた!

    言わなくても励むでしょ。
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    覚「それでは、いただきます」

    全員「いただきまーす」

    覚「ん~、いいねいいねー」

    尊「あっ!このイカまだ動いてる!」

    唯「すごーい!」

    美香子「奮発した甲斐があるわ~」

    若君「この動く物は、食べられますか?」

    美「全部食べ物よ~」

    若「この火のついた物も?」

    一人鍋用の固形燃料が燃えている。

    尊「すき焼きは、それが燃え尽きたら食べ頃です」

    若「そうか」

    尊「忠清兄さん、じっと見ててもすぐには消えないかも」

    唯「かわいいー」

    覚「あー、ビールがうまい!」

    美「長距離運転お疲れ様でした。はい、もう一杯どうぞ」

    尊「そんなに飲ませて平気?あとは寝るだけではあるけど」

    美香子が尊に耳打ちする。

    美「何かね、お酒の力を借りて聞きたい事があるんだって」

    尊「聞きたい事。もしかして若君に?」

    美「そう」

    尊「へぇ」

    火が消えました。

    美「忠清くんお待たせ~。あら、いい感じ」

    若「美味い」

    唯「揚げたての天ぷら来たよー。どんどん片付けてかないと置くトコないよ。お父さん、食べてないじゃ~ん、あれ?寝てる」

    覚「ふあ?」

    美「お父さん、寝ちゃったら意味ないじゃない。話は?」

    覚「あー、そうだった。忠清くん」

    若「はい?」

    若君が箸を置く。

    若「お父さん、話とは?」

    覚「あのー、何というかー、そのー」

    若「?」

    覚「子作りはどう考えているかね」

    唯「うわっ!ド直球!」

    尊「確かに酒あおらないと言えないかも」

    若「わし…僕は、総領なので、世継ぎを残さなければならないという使命があります」

    美「でも、側室も居るわよね?」

    若「いえ、僕は唯を正室にして、側室は考えていません」

    美「えっ?!そうなの忠清くん!思い切ったわねー」

    尊「そこ、もっと褒めてあげる所じゃない?」

    美「そうでした。唯って、本当にご寵愛の姫なのね」

    若「あとは、唯の気持ちです。戦があれば共に出陣すると言ってますし」

    覚「お前そんな事思ってるのか。確かに止めても行きそうだ」

    美「でもー、妊娠がわかったら、絶対そんな事しちゃダメよ!唯」

    唯「うんー。使命なんだもんね」

    その時、若君の表情が変わった。

    若「そうか、そうか!」

    唯「何?」

    若「お父さん、ありがとうございます。答えが出ました」

    覚「答え?」

    尊「もしかして、何かずっと悩んでたの?」

    若「そうじゃ。もっと簡単に考えておれば良かった。霧が晴れたようじゃ。お父さん、お母さん」

    覚&美「はい」

    若「子作り、励ませていただきます」

    唯「えー!何宣言してるの!」

    若「今すぐとは申しておらぬが、嫌か?」

    唯「いえ、使命…だし」

    尊「大丈夫、忠清兄さんだから、そこに愛はある」

    唯「尊がなぜ言う」

    若「愛情は勿論ある。心配には及ばぬ」

    覚「ありがとう忠清くん。よくわかった。さあ、みんな食べて飲んで~はははー」

    美「なんかカラ元気ねぇ」

    食事が終わり、部屋へ戻る途中。

    美「この後、みんなでゲームしない?出かける時、エリさんが自宅のを持たせてくれたの」

    唯「今日は、時間制限は?」

    美「なしよ」

    唯「やったー!嬉しいね、たーくん」

    若「ありがとうございます」

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    夜は、更けゆく。

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    いわゆるチャレンジについて

    カマアイナ様始め皆様、いつも私の妄想話にお付き合いいただきありがとうございます。ご声援大感謝です。リクエスト、なんとか応えられるといいですが、まずは今のシリーズ完成させますね。

    表題ですが、本編4話とSPで、未遂に終わった例の件です。ご覧になられてない方には、わかりにくい話ですみません。

    率直に申しまして、この件、今後描きます。

    すでに私の話の中で若君は、こちらの世ではそのつもりはない、と唯に伝えています。やっぱりなしか~とか、なくてホッとしたとか、色々ご意見はあったと思います。ただこれは、その時点での彼の考えです。信念を曲げるのではなく、環境が変わればどうなるか。

    くどい!を承知でまた申しますが、「アシガールは寸止めが美」とお考えの方は、ご覧になられませんようお願いいたします。

    強い絆で結ばれた二人を、もう一歩進ませたい。私は描くべきと考えました。と、いう宣言でした。

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    憎き相賀は今泉巡査

    許可おりるまえに
    忘れそうなので
    この板には不向きかも
    しれませんが
    許してね

    カマアイナさん
    相賀を演じるのは
    西村雅彦さんです
    (現在は「まさ彦」さん)
    今年のNHK大河ドラマでは
    明智光秀の叔父
    明智光安を好演されました
    以前のドラマでは
    田村正和さん主演
    三谷幸喜 作
    「古畑任三郎」に
    今泉巡査役で
    そそっかしくて
    落ち着きのない部下役を
    演じておられました
    近年は年も重ねて悪役も多く
    相賀の役も合っていると思いました

    「古畑任三郎」は
    最初に犯行シーンがあり
    犯人がわかっているので
    「刑事コロンボ」風ですが
    犯人役が毎回豪華キャストで
    楽しかったです
    正和さんが年齢などで
    リタイヤされたようですが
    新キャストで復活の話があるようです
    「新・古畑任三郎」
    どなたが演じてくださるのか
    楽しみとちょっぴり寂しい気持ちが混在しています
    脱線話題&板違い
    失礼しました

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    ありがとうございます!

    カマアイナ様
     お読みいただき、また、
     最大級のお褒めの言葉、
     ありがとうございます!
     起動スイッチについては、
     千絵様のご説明通りです。
     SPの中で登場します。
     未来から平成に、新しい
     起動スイッチが届いた時は、
     ”そんな、無理やりな展開”
     とか、思いつつ、凄く
     ワクワクしました。
     おばばの前の作品、
     ”満月はイブの前”に、
     尊が”未来の自分に託した、
     課題”で悩むシーンを
     ちょこっと書きましたが、
     その課題が、それに当ります。

     ”お味噌汁”は、確かに
     ”朝”のイメージですよね。
     ただ、これは、木村様が
     語り終えた後に皆で頂いた
     事になっています。
     寝る前の”ホットミルク”
     のようなものです。
     冷え切った体を皆で
     温めたとご理解ください。

    夕月かかりて様
    千絵様
    お読みいただき、
    有難うございます。

    取り急ぎ、お礼まで。

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    知恵ちゃんさん

    ご丁寧な説明、ありがとうございます。
    SPが観れていないので、理解するのにとても役立ちました。
    やはりどう考えても続編が欲しいですね。

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    千年おばばさん❗

    大作の前に歌謡曲の歌詞
    入れちゃってごめんなさいね
    感想投稿が続いていたのと
    作品の後は余韻と感想が良いと思い
    ならば作品の前にと
    お邪魔した次第ですm(_ _)m

    若君が相賀にこき使われ
    踏み台にされたシーンは
    思わず「やめて~」と
    なりますよね

    そして、?疾風 頼もしいです
    若君以外は乗せない忠臣です
    鳥は怖くて苦手ですが
    「黒羽城」の由来
    なるほどと感じ入りました

    カマアイナさん❗

    2年前の「アシガールSP」放送を
    思い出しました
    地上波放送21時の前に
    17時から4K放送があり
    NHK 仙台局に集結された
    アシラバの皆さんが羨ましく
    そして、特典映像ありに
    釣られて出勤でしたが
    早退し
    職場に最寄りの家電量販店で
    観たのです
    カマアイナさんの
    ご推察通り
    尊は未来の尊に
    2人用のタイムマシンを
    作って
    平成の尊の作業部屋へ
    届けてくれるよう
    依頼して
    未来の尊はそれに応えて
    改良型タイムマシン起動スイッチを
    贈って(送って)くれたのです
    それを持って唯が
    若君を救いに行き
    2人で平成の世へ来たのです

    こんな説明で伝わりましたでしょうか
    依頼方法は…私では難しいので
    どなたかお願いいたします?

    ネタバレ許していただければ
    相賀のキャストについてはお知らせしたいです

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    あったかい家族にキュン

    夕月かかりてさん

    現代のお二人も、ほんわかと暖かい家族に囲まれて
    戦国では望むべくもない平和を堪能してて、
    それはそれで、若君を戦いのない世界に
    暫し住まわせてあげたいという願いを、
    充分に満たしてくれています。

    毎度新しい展開を読む度に、頬が緩みっぱなしです。
    年越しクリスマスは勿論大歓迎です。
    お好きなだけ引き伸ばして下さい。
    どうやらこの年にしてボーナスのお年玉シリーズが読めそうで、
    楽しみに待っています。

    なんなら原作無視で、若君に現代の、家族水入らずの
    お正月を味あわせてあげたら、喜ばれるでしょうね。

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    相賀

    妖怪千年おばば様

    多分フロイディアンスリップか、まだらボケが起こったんだと思います。
    名前の間違い、失礼いたしました。
    これほどの作品は準備が大変かと思いますが、次を楽しみにしています。

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    二人の平成Days21~15日18時、願いは叶う

    なにせ、楽しそう。
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    イケメン保育士と園児二名。三人お手手つないで園内を散策中。広場に到着した。

    唯「わー、すごい!プロジェクションマッピングだー」

    建物の壁に、次々と目まぐるしく、煌びやかな映像が投影されている。

    若君「…」

    唯「あ、とうとうたーくん黙っちゃった。びっくりだよね~」

    若「これはあの、尊の作った」

    尊「あ、もしかして」

    若「まぼ兵くんの様なものか?」

    唯「えー、よく思い出したね」

    若「これも、戦で使えぬか?」

    唯「総領がすごい事考えてる~」

    尊「えーと、平和の象徴みたいなものだから、それは…」

    唯「でも、あのまぼ兵くんのお陰で、歴史変わりましたみたいな」

    若「尊のお陰じゃ」

    唯「こうして、一人の兵、まぼ兵によって、羽木は守られた」

    尊「どの歴史本に載るんだよ」

    電飾に彩られた、大きなクリスマスツリーを発見。

    唯「わあー綺麗!」

    尊「きれい~って言いながら、なんで合掌してんの」

    唯「なんかご利益ありそうじゃん」

    尊「和洋折衷?」

    唯「たーくん、今年の元旦もね、初日の出に向かって祈ったんだよ」

    若「どんな願いを?」

    唯「若君が無事永禄3年を生きてますようにーって。願いが通じて良かった。ホント良かった。」

    若「そうだったのか」

    唯「尊も、燃料作り頑張ったんだよ」

    若「尊、その節はありがとう」

    尊「いえいえ。兄さんの無事が確認できて良かったです」

    唯「たーくん、私にその、ねぎらいの言葉とかは?」

    若君は微笑みながら、唯の頭を軽くポンポンと。

    唯「えへへ~」

    尊「この二人、思った以上に通じ合ってる」

    眩い程の電球に照らされ、道が長く続いている。

    唯「すごーい!」

    かなり向こうまで走っていった。

    若「この、先の世は実に明るく輝いておる」

    尊「戦国は、ほんのり明るいかなって感じですもんね」

    若「だが、あの時、ふく…唯は輝いて見えた」

    尊「お寺での話ですか?面白かった、時ですね」

    若「ずっと、心はさらわれたままじゃ」

    尊「あ、例の名台詞。本人今居ないのにー」

    両親が合流。

    覚「おー、どうだ、堪能したかー?」

    尊「あ、かつての恋人達。デート、楽しかった?」

    美香子「なぁに~デートだなんて。まぁ、楽しかったわよ」

    覚「じゃ、そろそろホテルに戻るか」

    唯&尊&若「はーい」

    美「あ、すごい、揃った!忠清くん、ありがとう」

    若「家族は似るものだからの」

    部屋に戻った。

    唯「晩ごはん何時から?」

    美「下の和食処に8時。お風呂、先行っちゃう?」

    唯「行く行くー!」

    美「じゃ、女子は先に行きます。それでは男性陣、下でその時間に集合ね」

    覚「いくつまで女子なんだ」

    若君が外を見ている。夜になり、海は静かに色を沈めている。

    尊「気に入りました?海」

    若「二度と見る事がないかも知れぬから」

    尊「ない、って断言しないところがいいですね」

    覚「お、羽木の領地、海まで拡大?」

    若「それも悪くない、です、お父さん。だができれば戦は避けたい」

    尊「じゃあ、なんとか未来の僕が頑張って、現代にまた海を見に来れるように…約束はできないけど」

    若「無理はしないで欲しい」

    覚「さ、大浴場からも、海見えるから。僕らも行こうか」

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    今の誓いを胸に、きっと未来の尊は頑張る。

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    壮大!

    正座して待ってたら、SPの唯のように寝落ちしてました(´Д`)倒立前転ができる程の体力はありませんが、ムクッと起き上がり、拝読しました。

    こんな壮大なお話の後に、私のちっちぇ~話はいかがなモノでしょう。疾風、大活躍ですね。大鷹は、私には、今の若君というよりはもっと年齢を重ねた姿のイメージです。

    今日は、二年前に二人が永禄へ旅立った日ですね。ひと月って早い…私の妄想話はまだまだ続きますが、新年明けても、クリスマスとか言ってると思います。すみません。

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    妖怪千年おばば様、感動!

    妖怪千年おばばさん

    この驚きと感動をなんとかお伝えしたいのに、
    錆び付いた日本語と、枯れ果てたお脳があいまって、
    拙い言葉しか浮かびません。

    妖怪千年おばばさん、あなたは本当はお忍びでここに出入りする
    劇作家ではありませんか?
    物語の組み立て、中世の用語と言葉使い、臨場感あふれる描写、
    どれを取ってもとても素人とは思えません。

    私の、相葉を「ギャフン」とさせるの発想が如何に軽々しかったか、
    思い知らされました。このお話の深さの前に、反省〜です。

    忠清の稀有な名君の本領が発揮されていますね。
    武士道の誉れを体現化したような為人、武士の情けって清いですね。
    敵の相葉までが、若君に惚れ込むのもむべなるかなです。

    大鷹の群が城に馳せ参じたのも、城の名が黒羽なのも、
    全てガッテンいたしました。

     「黒羽の当主には
     確かに伝えられておる。
     戦で命を落とした者の念は、
     大鳥に宿るとな。
     黒羽の行く末を見届けたい、
     その一念で、散って行った
     武士どもが、
     城に戻ったのやもしれぬ。」

    ただ、興を削ぎたくないのですが、味噌汁の振る舞いが
    翌朝の事とすると、前夜に舞い戻っていた唯と若君は、
    その夜のうちに再会を果たしていたのでしょうか?
    歓喜の念に溢れても、折角、平和で安全な彼の地に
    逃したのに、’この大たわけ’ と、のたまわりつつ
    ぎゅっとしたのでしょうか? この隙間が大変気になります。

    もう一つ、とてもきになるのが冒頭の一文です。

    「未来の尊が平成に送ってくれた、
     新しい起動スイッチを使い、
     唯が戦国に戻った夜の事。」

    これは他の物語の伏線ですか?
    尊はひょっとして現在の令和ではなくて、
    もっと未来へタイムジャンプしていて、
    彼の地のハイテクを駆使した起動スイッチを、
    平成に送り届けたとか、、、。

    ここでは忠清の機知に私も腹を抱えて、クスっ。
    アシガールというタイトルにもぞっこんハマりましたが、
    颯を城代にするという発想の奇抜さ。
    恐れ入谷の、、、あとは忘れました。

    「だが、忠清も、
     考えたものじゃの。
     颯を城代にするとは。」

    こんなに楽しませていただいて、本当にありがとうございました。
    他にも色々な切り口で、続編を続々とお願いします。

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    黒羽の守護神

    未来の尊が平成に送ってくれた、
    新しい起動スイッチを使い、
    唯が戦国に戻った夜の事。
    野上の領内の山中、
    今にも崩れ落ちそうな廃屋の中で、
    羽木忠高は家臣を集め、
    唯と対面した。

    “忠清が小垣城から逃した、
    ならばそれでよい。
    しかし、この苦境の中、
    この娘は、何故に戻ってきたのか。“

    “殿ご自身の眼で、お見極めを。”
    唯を正室とするか、
    考えあぐねていた時、
    そう進言した、
    天野信茂の声が蘇った。

     「木村様、あの後、
      何があったんですか?」

    唯の言葉に、木村正秀は、
    小垣城開城の朝の様子を語り始めた。

    陣に戻る為、若君の愛馬、颯に
    騎乗しようとした相賀は、
    若君を四つん這いにさせ、
    背中を踏みつけた。

    それを聞いた足軽たちは、
    声を上げて泣いた。

       「そんな!私は、ただ、
        若君が生きて
        くれればと。」

        「恥を知りなされ!」

    唯の言葉に、
    吉乃の厳しい声が、飛ぶ。

    その声を遮る様に、
    木村正秀が言葉を続けた。

     「実は、まだ、
      皆に語っておらぬ事がある。」

    正秀は、一呼吸おき、
    足軽一人一人に視線を送った。
    足軽たちは、涙をぬぐいつつ、
    身を乗り出す。

     「相賀が鞍に跨り、
      若君が立ち上がった
      その時であった。
      突然、颯が大きくいななき、
      後ろ足で立ち上がると、
      相賀を振り落としたのじゃ。」

        「おお!」

         「な、なんと!」

    足軽たちから、驚きの声が漏れた。

    ものの見事に落馬し、
    あおむけに倒れ込んだ相賀は、
    咄嗟に脇差を抜いた。
    颯はそれを後ろ足で蹴り飛ばす。
    そして、踵を返すと歯をむき出し、
    前足を振り上げ、ここぞとばかり、
    相賀の腹を踏みつけようとした。

    「まて!それまでじゃ!」

    忠清の鋭い声に、颯は向きを変え、
    相賀の体すれすれに前足を下した。

     「おおお!
      とても馬とは思えぬ。
      まるで、荒武者の様じゃ。」

    驚いた宗熊が、声を上げた。

    相賀の家臣が、太刀を抜こうとする。
    それを宗熊が制した。

    忠清は膝をつき、
    相賀を抱き起そうとする。
    背中と腰を強く打った相賀は、
    顔をゆがめながら、こう言った。

    「今、わしの首をとれば、
     勝ちはぬしのものじゃ。」

    忠清は、静かに答えた。

     「戦は、すでに
      終わっておりまする。」

    忠清は、相賀を広間に運ぶ様、
    木村に言った。
    相賀の家臣が、すぐさま駆け寄り、
    相賀の両足を抱える。
    そこへ、木村の妻女が現れ、
    案内に立った。

      「お前、戻っておったのか?」

       「私は、貴方のお側を離れる
        つもりはございませぬ。」

    妻の言葉に、木村は思わず涙ぐむ。
    妻は優しく微笑みながら、
    小袖で夫の涙をぬぐった。

    一方、忠清は、愛馬、颯にむかい、
    こう言った。

     「颯よ、お前をこれより
      黒羽城の城代とする。
      急ぎ、城に向かえ。」

    忠清が、颯の脇腹を叩く。
    颯は、首を大きく振ると、
    小垣城の大手門を抜け、
    走って行った。

    城山を駆け下り、
    戦場を走る栗毛の馬の後を、
    織田や高山の兵が追うが、
    誰も捉える事は出来なかった。

    颯は、ただひたすらに
    黒羽を目指した。
    城下に入った後も、
    その足を止めようとはせず、
    城を一巡すると、
    西側にある空堀を一気に斜めに下り、
    さらに、その倍の高さの土塁を
    駆け上る。
    馬場先門脇のやや低くなった土塀を
    ひらりと飛び超え、馬場をつっきり、
    その先にある厩門に体当たりをした。

    厩門の先は、厩が連なっている。
    そこには、まだ、
    数頭の馬が繋がれていた。

    颯がいななくと、
    他の馬も一斉に声を上げる。

    野上の領地から密かに戻り、
    馬屋の隅に身を潜めていた天野信茂は
    そのいななきを聞きつけ、
    何事かと、厩門に走った。
    隠し小窓を開け、外を覗くと、
    栗毛の馬が、荒い息を吐いている。

     「これは・・・颯ではないか!」

    信茂は、厩門を開けると、
    颯を迎え入れた。
    鞍に目をやると、書付が一枚、
    はさんであった。

     “この馬は、黒羽城の城代なり。”

    それは、まさしく、
    忠清の筆によるものだった。

       ・・・・・・・

    その後、相賀は、半月ほどで、
    立ち上がれるまでに回復した。
    小垣城で手厚い介護を受けた相賀は、
    信長に宛て、
    羽木は反旗を翻す恐れなしと、
    書状を送った。
    やがて、織田勢は、わずかの兵を残し
    今川攻めの戦場へと移動して行った。
    高山の兵も、退いていき、
    残ったのは二百程。

     「では、我が城より輿を
      運ばせますゆえ、
      それにお乗り下され。」

    宗熊の進言に従い、
    相賀は高山の輿に乗り、
    黒羽城へ入城する事になった。
    小垣城の馬に乗った若君と、
    木村正秀が先導する。
    宗熊と高山の家老、相賀の家臣が、
    輿の脇を固めた。
    その後を、百名程の織田と
    高山の兵が続く。

    青い空に浮かぶ白い雲が、
    鳥の影を映していた。
    その影が、
    一羽、また一羽と増えて行く。

    大鷹の森が見えてきた頃、
    にわかに黒い雲が立ち込め、
    湿った風が吹き抜けた。

      「これは、いけませぬ。
       一雨、来るようですな。」

    「そうじゃの。
     今宵の宿と決めた寺は、
     まだ、先じゃ。
     木村、急ぎ大鷹の宮に使いを出し、
     一夜の宿を頼んで参れ。」

    雷鳴が近づいて来た。
    神仏をも恐れぬという、
    信長の威光を借りた相賀が、
    輿に乗ったまま、大鳥居を
    くぐろうとした、まさにその時、
    輿の真上で、轟音が鳴り響き、
    鋭い閃光と共に、鳥居の手前の
    銀杏の大木が、真っ二つに割れた。

    羽木の足軽たちが、口々に叫ぶ。

       「この皐月に雷とは、
        大鷹様のお怒りじゃ!」

     「このままでは、祟られるぞ!」

    それを聞いた忠清は、
    すぐに相賀の乗った輿の後ろに回り、
    兵たちに手を上げると、
    声を張り上げた。

     「静まれ!
      大鷹の神は、
      常に我らと共におられる!
      その慈愛の雨で、
      身を清めよ!」

    忠清の言葉のすぐ後に、事実、
    大粒の雨が一行を打ち付けたが、
    怯える者は、もう誰一人いなかった。

    輿の中で身を縮め、
    様子をうかがっていた相賀は、
    それを見て唸った。

    “なんと、巧みな事よ。
    ただ一言で、兵を静める。
    忠清は、なんとしても、
    わが手の内に置かねば。”

    やがて雨が上がり、
    本殿までの長い階段を、
    木立から差し込む西日が照らした。
    相賀は、家臣に背負われ、
    その階段を昇った。

    宮司が、本殿の前で出迎える。
    巨木が立ち並ぶ深い森が、
    夕闇にその姿を隠していた。

    翌朝は、みごとな五月晴れとなった。
    一行は早朝に大鷹の宮を出立した。
    すると、その後を追うように、
    巨木の森から次々と鳥が飛び立つ。
    それらは、やがて大群となり、
    まるで黒雲の様に、
    はるか上の空を進んだ。

    一行が城下に入ると、
    あちらこちらの町筋から、
    声が上がった。

      「おお、あれは!」
        「若君様じゃ!」
       「よう御無事で!」
        「若君様のご帰還じゃ!」

    小屋で息を潜めていた物売りや、
    町家の者たちが、
    わらわらと表に出て来る。
    城下に陣取っていた高山兵が、
    押し戻そうとするが、
    黒羽城の大手門に続く道は、
    あっという間に城下の者で
    埋め尽くされた。

    遠くに
    開け放たれた大手門が見える。
    その前に、
    栗毛の馬が巨漢の武者を乗せ、
    立っている。
    武者は、威風堂々、
    鋭い眼光を放っていた。

     「あれは・・・颯?
      いや、しかし、颯は
      わししか騎乗させぬはず。」

    訝しんだ忠清が、
    後方の木村正秀を呼ぼうとした。
    すると、巨漢の武者は踵を返し、
    大手門の中へと消えてしまった。

    忠清は馬を止め、大手門を見上げた。
    そこには、大鳥が
    びっしりと止まっている。
    天野信茂が門の中から駆け寄った。

      「若君~!」

    信茂は忠清を見て声を詰まらせる。

     「爺、野上に向かったのでは
      なかったのか?」

      「どうにもこの城が気にかかり、
       引き返した次第。
       若君が、お帰りになる前に、
       盗賊どもに荒らされてはと。」

     「さようであったか。」

      「小垣より戻りました颯、
       いやその・・・城代と共に、
       昼夜の見回りを欠かさず、
       高山兵をも、一兵たりと
       城内に踏み入れさせては
       おりませぬ。」

     「ようやってくれた。
      それにしても、爺、
      何故、このように大鳥が
      集まっておるのか。」

    忠清の言葉の通り、
    大手門にとどまらず、
    城壁にも櫓にも、
    城内、ありとあらゆるところに
    大鳥が止まっていた。

    天野信茂は、ふと、
    黒羽城築城にまつわる、
    とある言い伝えを思い出した。

      「これだけの大鳥を
       目にするのは、
       この信茂も初めての事。
       思い当たるとすれば、
       幼き頃に耳にした
       昔語りが一つ。」

     「さようか。では、
      後ほど聞かせて貰おう。」

    忠清は木村を呼び、
    城開け渡しの儀のしつらえを
    申し付けた。

    式場が整い、家臣を従え、
    居丈高にやってきた相賀は、
    苦虫をかみつぶしたような顔で、
    忠清に問うた。

     「これは、羽木家の作法に
      のっとっての事であろうか。
      なれば、常とは随分と
      異なるようじゃ。
      本丸御殿ではなく、
      何故、この様な場で?」

    そこは、東門脇に作られた、
    馬出と呼ばれる曲輪であった。
    そこに陣幕が張られ、
    式場となっている。

      「城代に目通りなされば、
       ご納得頂けましょう。」

    忠清が、脇の陣幕を上げさせた。
    そこには、錦の絹の房で飾られた、
    颯が控えていた。
    颯は、相賀を見るなり、
    歯をむき出す。
    慌てた相賀が、よろめきながら、
    刀に手をかけようとした。
    すると、大鳥の大群が舞い降り
    颯の周りを取り囲んだ。
    そして、一斉に鳴きかわす。
    まるで、それは、
    武者の上げる鬨の声だ。
    それに応じるかの様に、一羽の大鷹が
    相賀の眼前に現れた。
    鋭い嘴で、相賀に向かう。
    相賀が、思わず両手で顔を覆い、
    しゃがみこむと、
    大鷹は翼をひる返し、
    颯の背の上に降り立った。
    忠清は、一瞬、そこにまた、
    鋭い眼光の巨漢の武者を
    見たように思った。

     「た、忠清殿、
      こ、これも羽木家の、
      な、習わしでござるか。」

    大鷹と大鳥の黒い大群に肝をつぶし、
    相賀の声が裏返る。
    大鷹の眼光に射すくめられ、
    腰を抜かさんばかりの有様だ。

    よほど早く、
    切り上げたかったのだろう。
    領地や領民、捕虜となっている
    羽木の兵の扱いなど、
    向後の事のほとんどを、
    忠清の申し出通りに飲み、
    気もそぞろに儀式を終えると、
    相賀は逃げる様に
    本丸御殿へと姿を消した。
    相賀は、その後もなかなか、
    落ち着きを取り戻せずにいた。
    家臣に囲まれての酒宴も
    早々に切り上げ、
    夜具にくるまったが、
    夢の中にも大鷹が現れたので
    脂汗を流しつつ朝を迎えた。

    忠清は、信茂と木村を伴い、
    異母兄の成之が使っていた
    居間に入った。
    ささやかな夕餉の後、
    信茂が語り始めた。

    羽木の初代当主が
    この地を治め始めた頃の事。
    城を築く場所を求めて、
    馬を走らせていると、
    雛の啼く声が聞こえた。
    藪の中にいたのは、
    孵ったばかりの鷹の雛だった。
    親鳥のいない間に、先に孵った雛が、
    まだ孵らない卵を巣から
    蹴り落とす事がある。
    当主は、その雛を拾い上げ、
    懐で温めてやりながら、
    屋敷に連れ帰った。
    弱っていた雛は、
    何とか命を繋ぎ、大きく育った。
    そのまま手元に置く事も出来たが、
    大空高く羽を広げる事こそ、
    鷹のあるべき姿と考えた当主は、
    雛を見つけた藪にほど近い、
    巨木の森に鷹を放した。
    それから暫くして、
    当主は遠乗りに出かけた。
    すると、目の前にあの鷹が現れ、
    馬の前を飛び始めた。
    導かれるまま檜の森を抜けると
    小高い山の頂上に着いた。
    一望のもとに領地が広がる。
    鷹は再び飛び立ち、
    少し離れた所にある、
    杉林の上を旋回すると、
    また戻ってきた。
    その杉林の近くには、
    川が流れている。
    まさに、自然の堀の様に見えた。
    当主は大いに喜び、
    鷹と共に上った檜の山に本城を、
    杉林には砦を築く事にした。
    整地の為に森や林を切り開けば、
    倒した木は、そのまま城の資材となる。
    城が完成すると、当主は、
    鷹を放した森に大鷹の宮を建て、
    祭ったのだった。

    信茂の語りは、あちらこちらに飛ぶが
    忠清は止めもせず、
    ただじっと聞き入った。

    “なれば、己が見たあの巨漢の武者は
    大鷹の化身であろうか。”

    忠清は、改めて城の名を噛みしめた。

     ”あの大鷹は、
     羽木の初代当主に成り代わり、
     城明け渡しの立ち会いに
     現れたのか。”

    忠清は、大鷹宮の方向に一礼し、
    祈りを捧げた。

    夢うつつで一夜を過ごし、
    気がつけば、
    東の空が紅に染まっている。
    ふと軒に目をやると、
    つばくらめの巣がかかっていた。
    陽が高くなれば、親鳥が巣に
    餌を運ぶ姿も見られるだろう。

     “ここにも黒い羽根の
      ものがおるとは。”

    ある日、突然現れてやがて消える。
    まるで唯の様だと、忠清は思った。

    “この戦さえなかったなら、
    わしも子を授かり、
    親鳥の様に立ち働いたやもしれぬ。”

    忠清は庭におり、
    そこに一輪咲いていた菖蒲を摘むと、
    成之が残した花瓶に、
    その花を立てた。

          ・・・・・

    「よう、語ってくれた。」

    殿が、木村正秀に声をかけた。

      「殿は、ご存じで
       あられまするか?
       大鳥の正体を。」

    「うむ。
     にわかには、信じられぬがの。
     黒羽の当主には
     確かに伝えられておる。
     戦で命を落とした者の念は、
     大鳥に宿るとな。
     黒羽の行く末を見届けたい、
     その一念で、散って行った
     武士どもが、
     城に戻ったのやもしれぬ。」

    身を切るような空気が、
    心の中まで染み入る。
    何かを振り切る様に、
    殿が言葉を継いだ。

    「だが、忠清も、
     考えたものじゃの。
     颯を城代にするとは。」

    久方ぶりに、
    殿の豪快な笑い声が響き、
    それにつられて、
    家臣からも笑い声がもれた。

    「己を振り落とした馬なれど、
     黒羽城代とあれば、
     相賀も手は出せぬ。
     役目を果たした颯も、
     見事なものじゃ。
     そして、その颯を育てた
     馬番衆も、また、あっぱれ。」

    闇の中、冷え込む庭に座り、畏まって
    聞いていた馬番足軽たちの目が、
    その一言で輝いた。

    「皆をねぎらいたいものじゃ。
     馬番衆は特にの。
     厨に何か残ってはおらぬか?」

      「味噌の汁なれば、すぐに。」

    吉乃が答える。

    「それは良い。
     大鍋で、皆にふるまえ。」

       「私も手伝います!」

    唯が、勢いよく立ち上がった。

    薄い味噌汁にはわずかばかりの
    大根の葉が浮いているだけ。
    それでも、湯気の立つ鍋を囲み、
    小さな椀で、互いに分け合う
    足軽たちの笑顔は、
    夜空の月よりも明るく輝いていた。

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    なんだか・・・すみませんm(__)m

    素敵な歌詞も紹介されて、ほんわりと、あたたかな雰囲気の中、
    おばば、投稿に、ちょっとビビりました・・・(;^_^A
    正座・・・
    あ、いやその、おばばの物語は、
    真っ黒けな鳥が、沢山、出まくるんですけど・・・(;^_^A
    申し訳なさすぎ・・・(;^_^A
    でも、勇気を振り絞って投稿しますね~。
    正座の後は、美しい星座を見上げてお口直ししてくださいね~(;^_^A

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    予言者ですか?

    千絵ちゃんさん、脳内リンク大歓迎です!

    実は、今後の物語で、筒美京平さんの曲、もちろん歌詞の方ですが、ちょっと出てくるんです。透視されたかと思いました(*^_^*)お楽しみに。

    今日は、投稿はお休みして、妖怪千年おばばさんの新作を、正座して待ちまーす。

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    歌詞とリンク

    年末に備えてHDDの整理をしていて
    「筒美京平さんメドレー」番組があり
    つい見ていたら
    No.394 夕月かかりてさん作が浮かびました

    ?郷ひろみさん
    「あなたがいたから
    僕がいた」
    あなたがいたから
    僕がいた
    心の支えをありがとう
    (中略)
    夏の朝も秋の夜も
    あなたはずっと
    僕の胸に飛び込んでくれるよね
    (中略)
    泣いたり拗ねたり求めたり
    二人は離れていられない

    ?少年隊「君だけを」
    君だけに ah 君だけに ah
    巡り合うために
    僕は寂しさと共に生まれたよ
    (中略)
    僕は君だけを
    抱きしめるために
    生まれてきたよ

    筒美京平さんは
    作曲家なので
    作詞はそれぞれ
    橋本淳さん 康 珍化さんです
    勝手に脳内リンクしてしまいました?

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    返信

    妖怪千年おばばさん

    次の投稿、大変楽しみにしています。
    SPの要約、本当にありがとうございます。
    YouTubeで超短い予告編だけ見ました。
    若君が唯を抱いて尊の実験室に降り立つシーンが最後でした。
    それを見て、ああ、夕月かかりてさんのお話は
    ここからの続きとわかりました。

    若君が背中を踏みつけられるなんて、
    あってはならぬ由々しい事態ですね。
    そんな屈辱はアシラバには耐えられません。
    是非相賀をギャフンと言わせてください。

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    返信
    冬至

    レンコンも美味しいですが、
    冬至と言えばかぼちゃですね。
    永禄に、かぼちゃは
    あったんでしょうか?
    後で調べてみようかと。
    ”信長のシェフ”を読む限り、
    永禄には、日本が誇る万能調味料、
    ”醤油”はなかったそうで。。。
    何故そこにこだわるかって?
    実は、貧しく、苦しい暮らしにも、
    幸せを感じるシーンを
    書いてみたくて。

    夕月かかりて様
    ハッピーな速川家のシーン、
    楽しく読ませていただいてます。
    割り込む形になってしまって、
    ごめんなさいね。
    今夜、おばば、投稿します~。

    カマアイナ様
    SPを見ていらっしゃらないご様子なので、
    今夜、投稿予定のおばばの物語は、
    分かりにくいかもしれません。
    ごめんなさい。m(__)m
    SPは、和議を結んだはずの
    高山の裏切りから始まります。
    黒羽城は、信長の家臣、
    相賀の手に落ちます。
    おばば、ドラマには描かれなかった、
    黒羽城の明け渡しのシーンを
    書いてみました。
    ドラマの中で、
    相賀が若君の背中を踏みつける
    シーンが有るのですが、
    それが、とっても悔しくて。(;^_^A
    ちょっと、相賀を懲らしめて
    やりたくなりました。
    お読みいただけましたら、
    嬉しいです。

    ぷくぷく様
    大作、お疲れさまでした。
    宗熊の成長ぶりが、嬉しいですね。

    皆様
    投稿前のご挨拶が長くなり、、
    早、出勤の支度にとりかからなければ
    ならない時間となりました。
    では、今宵、またお邪魔いたしまする。
    (^_^)vm(__)m

    投稿フォームへ

    返信
    二人の平成Days20~15日土曜13時、歩み寄ります

    浮かれちゃって、いいのよ~。
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    本日の診察終了、クリニックを閉める。美香子が一人、急いで昼御飯中。

    美香子「ごめんなさいね、二人だけに片付けやらせちゃって。ありがとう」

    芳江「いえいえ。では、失礼します。皆さん、楽しんできてくださいね」

    エリ「失礼します。また、楽しいお話聞かせてください」

    唯「うん、ありがとう。お土産いっぱい買ってくるね!」

    若君「ありがとうございます、芳江さん、エリさん」

    芳&エ「まあ~、若君!嬉しいわ~」

    いよいよ、一泊二日の温泉旅行に出発です。

    美「なんとか間に合いそうね」

    覚「どっちにしろ、安全運転で行くからな」

    美「ありがとう。では今日の予定を発表します」

    唯&尊「はーい」

    若「はい、お願いします」

    美「15時にホテルにチェックイン、荷物を部屋に置いて、テーマパークへ。晩ごはんはホテルに戻って豪華会席料理」

    唯「やったー!」

    若「わからぬ言葉が多いの」

    唯「まっ、ついてくればいいから」

    尊「お姉ちゃんについてくと疲れちゃうよ」

    美「部屋から海が見えるらしいわよ」

    尊「各部屋に露天風呂もあるよ。忠清兄さんには情報多過ぎだよね」

    若「楽しそうなのは、わかった」

    ホテルに到着。部屋に入る。

    美「ひとまず荷物はこっちの部屋にまとめて」

    唯「わー、オーシャンビュー!」

    覚「露天風呂からも海が見えるのか~」

    尊「兄さんは海、初めてですよね」

    若「なんと広大な。しかも美しい」

    唯「隣も同じ作りだったー」

    尊「はやっ。海岸に下りられるんで、せっかくだから海見てから移動しませんか?兄さん」

    美「そうね。イルミネーションにはまだ時間あるし」

    若「聞いた言葉を書き留めておかぬと、わからなくなりそうじゃ」

    尊「書かなくても、はっきりしてる事があります。速川家、浮かれてます」

    若「そうか、全部まとめて浮かれておる、か」

    全員で大笑い。そして、ほどなく海岸に下りてきた。

    若「海、とな」

    尊「戦国時代って、勢力を拡げればわからないけど、領地が海に面してなかったら、ほぼほぼ見る機会ないですもんね」

    若「羽木の領地は山に囲まれておるからな、初めてじゃ」

    唯「わー、海、海!」

    尊「あそこに超浮かれてる人が」

    若「かわいいのう」

    尊「基本、なんでもかわいいんだな」

    覚「そろそろ行くぞー」

    尊&若「はーい」

    尊「あっ」

    若「この方が、楽しいじゃろ?」

    尊「はい!」

    テーマパークに着きました。

    若「周りが暗くなってきたが、夜に参る所なのか?」

    唯「うん。もちろん昼間もいいんだけど、断然夜!デートにぴったり~」

    尊「そろそろ点灯かな」

    その瞬間、一斉に辺りが輝いた。イルミネーションのスタート。

    若「おおっ!」

    唯「わあー、超キレイ~」

    尊「すごいな、眩しいよ」

    尊が、デジカメで撮影している。

    唯「スマホじゃないんだ」

    尊「たまにはね」

    唯「後でたーくんと撮って。あれ、そういえばお父さん達は?」

    若「お父さんお母さんなら、あそこに居る」

    唯「あっ、居た居た」

    若「これ、唯」

    走り出す唯の手を引っ張る若君。

    唯「え?どしたの?」

    若「二人をよく見て」

    覚と美香子、腕を組んでイルミネーションを見上げている。

    若「邪魔してはならぬ」

    唯「ホントだー。そっとしとこ」

    尊「え?じゃあ僕、余り?」

    若「余りじゃないぞ。我らと一緒で良いではないか」

    尊「え~?遠慮した方がいいんじゃ…」

    すると、若君が手を差し出した。

    若「さあ、行こう」

    尊「え?またお手手つないで?いいの?お姉ちゃん」

    唯「たーくんの優しさに免じて、許す」

    若「許さなくても、一緒じゃ」

    唯「あー、反抗期?」

    若「唯とだけだと、心配で」

    尊「それは正解!」

    唯「言ったな~。まっ、たーくんが楽しそうだから、いっかー」

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    夜は、これから。

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    二人の平成Days19~12日19時、大事な息子

    逆鱗に触れた模様。no.348慈愛とリンクします。
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    美香子「忠清くん」

    若君、箸を置き、美香子の方に体を向けた。

    若君「はい。お母さん」

    美「あなた、唯なしで生きていける?」

    若「…唯が、こちらの世で幸せに生きていってくれるなら」

    美「それはあくまでも唯の為でしょう。あなたの気持ちはどうなの?」

    若君、一瞬顔を上げるが、下を向いている。

    美「離れたとするじゃない。こちらで唯が他の男性と結婚するかもしれないわよ」

    唯「お母さん、それはないから」

    美「どうして断言できる?その逆だって有り得るのよ」

    若「いや、お母さんそれは」

    美「唯の幸せを思うなら、なぜ傍で見届けようと思わないの?」

    覚「美香子、そんな問い詰めなくても」

    美「いいの。素直ないい子で育ってると、怒られ慣れてないから、こういう時弱いだけよ」

    尊 心の声(そ、そうなんだ。でもすごい怒られ方だよ。頑張れ、兄さん)

    覚「それにしても~。忠清くん、君と離れて会えなかった頃の唯は、それは目も当てられない程、唯らしくなかったんだ。唯は、君と居るのが最上級の幸せなんだよ」

    唯「うん、私、たーくんと離れるなんて有り得ないよ」

    美「それで。あなたの気持ちは?」

    若君が前を向いた。

    若「唯が居ない世界は最早考えられません。唯の居る幸せを知ってしまった以上、もう知らなかった世界には戻れません」

    美「そうね。あなたが、唯が必要なんでしょう?」

    若「はい。その通りです」

    尊 心(すごい!現代語を駆使してる。いかにも総領ないつもの威厳がある感じじゃなく、一人の青年らしくていいな。もう少しだ、頑張れ~!)

    美「あなたを、もう一人にしたくないの」

    若「えっ」

    美「ずっと淋しかったでしょ?」

    若「はい…それは…」

    若君が涙ぐんできた。

    美「唯の幸せも願ってる。あなたの幸せも願ってる。大事な息子だもの。だから、無理しちゃ駄目よ」

    若「はい。ありがとうございます」

    うつむく若君の目から、涙が雫となりいくつも落ちる。

    唯「たーくん!」

    若君に抱きついた。一緒に泣いている。

    美「ご飯食べ終わったら、もう一度お風呂行ってらっしゃい。尊、ついていってね」

    尊「うん、わかった」

    尊 心(はぁ~。もらい泣きしそう、でも)

    尊「感動的な場面だけど、場所が…」

    美「いいのよ、このくらいガヤガヤしてる方が。気持ちも切り替えしやすいし、すぐお風呂で涙も洗い流せるしね」

    男湯。若君は露天風呂で、夜風に吹かれながらぼんやり夜空を見上げている。

    尊「一緒に入っていい?忠清兄さん」

    若「良いぞ」

    尊「随分、現代語話せるようになったんですね」

    若「もう二月半も居るから、なんとか。特に、お父さんお母さんにはその方がいいと思うて」

    尊「すごい。若君っぽくないといえばないけど」

    若「別れが、より辛くなる気がして、の。あえて話さぬようにしていた」

    尊「そうだったんだ…」

    若「尊は、いい両親に恵まれたな」

    尊「えー、忠清兄さんの両親でもありますよ」

    若「ありがとう」

    尊「わっ、感激」

    覚「おーい、僕も混ぜて」

    尊「えー?」

    覚「こらこら」

    若「ハハハ」

    女湯。同じく露天風呂で、こちらも一緒に夜空を見上げている。

    唯「お母さん、今日はありがとう」

    美「怒り過ぎてなかった?かわいい息子を泣かせちゃった」

    唯「たーくんは、ずっと色々我慢して、泣く機会なんか欲しくてもなかっただろうから。今日で大分楽になったはず」

    美「さっすが~わかってるぅ!」

    唯「えへへ」

    美「週末、楽しみね。いっぱい思い出作ろ」

    唯「うん」

    帰りの車中。

    覚「静かだな」

    美「三人とも寝てるから。かわいい寝顔よ」

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    次回、温泉旅行です。

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    はじめまして!いらっしゃいませ??

    カマアイナさん、いらっしゃいませ〜
    この板も楽しいのですが、大作が続いているのでせっかくの初投稿が埋もれてしまうかも…
    なので初書き込み板に来ていただけると皆さんワラワラと歓迎に集まって来ますよ。
    取り敢えず、温かいお茶を?どうぞ〜

    投稿フォームへ

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    二人の平成Days18~12日18時、ママ!

    あら、噴火?
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    岩盤浴中。二人で横になっている。

    若君「この、じわりと熱くなるのが実に不思議じゃ」

    唯「体にいいんだよぉ」

    若「溶岩…溶岩とは何じゃ?」

    壁の説明書きを読む若君。

    唯「あー、火山が噴火して、出てきたマグマが固まったやつ」

    若「火山?山が火を噴くのか?そんな恐ろしい天変地異が」

    唯「え?今でもいくらでもあるよ」

    若「そうか。尊でなく、唯から教わる事もあるんじゃな」

    唯「今、すっごい失礼な事言われたー」

    クールダウンで休憩エリアへ移動。

    唯「喉乾いたねー、あっ自販機見っけ。たーくん、どれにする?」

    若「どれでも」

    唯「だよねー。じゃあスポーツドリンクで。たーくん、その腕のバンド、機械のここに当てて」

    若君、素直にかざす。ドリンクが出てきた。

    若「なんと!また新たな術が」

    唯「それ、お財布代わりだから。帰る時に払うんだよ。今、お金持ち歩くと面倒でしょ」

    若「なるほど。上手く出来ておる」

    唯「子供をあやすみたいになってる?私。あ、あらら~」

    ヨチヨチ歩きの赤ちゃんが、こちらに向かってくる。

    唯「どしたの~?パパとママは~?」

    赤ちゃん「パパー」

    若君の足元に到着。

    唯「かーわいい!」

    若「なんと愛くるしい」

    赤ちゃんのパパ「あー、すみませーん!」

    赤ちゃんのママ「すみません。はーい、おいでー」

    唯「いえいえー。バイバーイ」

    両親は会釈をして去っていった。

    若「唯、パパとママとは何じゃ?」

    唯「えー?そこ?!てっきり、子供欲しいなーなんてラブラブな展開だと思ってたのにぃ~まあいいや。パパはお父さん、ママはお母さんだよ」

    若「あー」

    唯「あ?」

    若「信近か」

    唯「あっ、そうそう、小平太パパ」

    若「そうであったか」

    唯「えっ?今まで何だと思ってたの」

    カップルシート発見。周りに人も居ない。

    唯「こんな所にこんないいスペースが。しかも周りからちょい隠れてる。ぐふふ」

    若「胡乱な動きじゃ」

    唯「あっ、なんか悪者扱いされてる。えーい、お仕置きじゃ~」

    若君にくすぐり攻撃。

    若「わっ、これっ、唯!」

    唯「やーん、焦るたーくん、かわいい!」

    上着が引っ張られ、若君の胸元が現れた。

    唯「あっ」

    うっすら残る矢傷の痕。指でなぞる唯。

    唯「ほとんど見えないね。さすがお母さん」

    若「そうじゃな。唯、」

    唯「なに?」

    若「この傷のお陰で、速川の家族に逢う事が出来た」

    唯「大変だったのに?」

    若「あのまま永禄におっては…」

    唯「わー怖い。そうだね。尊には後で丸投げだって言われたけど」

    若「全て唯のお陰じゃ、礼を…いや」

    唯「ん?」

    若「ありがとう、唯」

    唯「えー、超嬉しい!」

    若君に抱きついた。すると、

    美香子「あら、お取り込み中失礼。お父さん、居たわよ~」

    唯「あっ、なんて絶妙なバッドタイミング」

    晩ごはんはフードコート。

    美「はぁ~。岩盤浴も堪能したし、極楽極楽」

    覚「ばあさんみたいになってるぞ」

    美「リフレッシュして、また明日からお仕事頑張るよ~って」

    尊「どうしたの?兄さん」

    若君が神妙な顔をしている。

    若「この、先の世は誠に極楽じゃ」

    唯「うん、そう思うならそう」

    若「このような地から、生きるのも厳しい永禄へ、唯を伴って良いのであろうか?わし一人の方が良いのではないか」

    唯&覚&尊 心の声(えー?!今さら~?)

    ただ一人、美香子の表情が険しくなった。

    美「忠清くん」

    唯「え?お母さん」

    唯 心(なんか、めっちゃ怒ってる!)

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    不穏な空気。次回、緊迫のシーンから。

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    Mahalo nui loa(^o^)

    カマアイナさん、いらっしゃいませ!ご指名にあずかりました、夕月かかりてでございます。

    私がすぐ気が付くように、こちらに書いてくださったんですね。すぐに反応できず、恐縮です。毎日、鋭意執筆中です。推敲を重ねてから投稿しておりますので、お待ちくださいね。心からお願いされちゃいましたので、頑張りまーす。

    千絵ちゃんさんもおっしゃってましたが、ぜひ、初書き込み掲示板にも、お立ち寄りくださいませ。

    と言う訳で、本日も。

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    ようこそ❗カマアイナさん❗

    E komo mai ‼️
    (エ・コモ・マイ →合ってますか❓)
    こちらへたどり着かれましたか~
    作家の皆さんの力作
    楽しいですよね~❗
    アシラバは世界中に
    いらっしゃいますね✌️
    よろしかったら、一度
    「初書き込み掲示板」へ
    お寄りくださると
    うれしいです‼️

    夕月かかりてさんの
    ♨️入浴施設で
    私も岩盤浴したいよ~
    離れた所から若君様&唯さんを
    拝みたいっス?

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    返信
    ドはまり

    初めまして。皆様よりはーるか遅く、今年の春に初めてアシガールの存在を知りました。それも途中から連ドラとして放映しているのに気づき、録画できたのは最終回のみ。まさかアメリカでこんなにユニークな、時を超越した時代劇風ラブコメが観れるとは夢にも思っていませんでした。
    お決まりのコースで、長期ロックダウンの刺激の少ない生活の中で得た、琴線に響く湧き水に触れたような感覚、、、こんな軽いタッチのコメディなのに何故だろうと、あらためて俳優その他をググりだしました。
    アシガールロスって本当にあるんですね。この齢Xで信じられません。
    そして運よくたどり着いたのがユーチューブの音楽とこのナジムランド。

    そして、又々嵌りました。夕月かかりてさんの連作。
    楽しくて、いくらでも話題が作れそうで、是非アシガールの余韻をできる限り引き伸ばして下さい。心からお願いします。
    Mahalo!

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    二人の平成Days17~12日水曜16時、邪魔しないで

    色々起こる方が、楽しい。
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    美香子「すぐ来てくれるからまだ良かったけど~冬場は困るわ」

    覚「子供達だけ外行かせるか」

    尊「ただいまー。え?何、会議?」

    リビングの両親。尊が帰宅。

    覚「お湯が出ない」

    尊「えー」

    美「もうすぐ業者は来るんだけど、今日直るかどうかわからないのよ」

    覚「風呂がなー。間に合うかわからないから、お前達三人でスーパー銭湯でも行ってこい」

    尊「わかった。お姉ちゃん達は知ってる?」

    美「若君には、迎えに出る時に伝えたけど。唯にLINEしとこうか?」

    尊「うん。そうしないと、いくら若君が言っても全然帰って来ないよ」

    唯と若君帰宅。

    唯「ただいまー。まだ直んない?」

    美「もうすぐ業者来るから。ひとまず支度して、行ってらっしゃい。駅前から直行バス出てるでしょ。若君もいい予行練習になるし」

    尊「あーそうだね。若君、週末遠くの大きいお風呂に行くって言いましたけど、今日も行きますから」

    若君「そうか。父上母上は?」

    覚「ありがとね。状況わかり次第、尊に連絡するから」

    尊「お姉ちゃんはすぐ見るか怪しいからね」

    駅に着き、乗り込んだシャトルバスに驚く若君。

    若「一度に幾人も運べるとな」

    唯「なんか、当たり前の事を当たり前に思っちゃいけないなぁって、たーくん見てると思う」

    尊「確かにね。あっLINE来た」

    覚から。

    尊「あ、なんかあっさり直ったって。で…ん?お母さんが、岩盤浴行きたいって言ってるから、今から合流して、晩ごはんもそのままみんなでそこで食べよう、だってさ」

    若「尊は父上と話をしておるのか?」

    尊「あ、LINE。えーっと、電話はわかりましたよね?」

    若「父上が、耳にあてて話しておった」

    尊「今みたいに、公共の乗り物の中では電話はご法度なんです。えーっとこの中に、文を書く場所があって、それを僕とお父さんが同時に見る事ができます。なので、例えば」

    若「ふむ」

    尊「若君がLINEの仕組みに驚いてるよ、と入力、送信」

    覚から、即、笑顔のスタンプ返信。

    若「なっ、なんと!目の前に居るようじゃ。先の世は、驚く事ばかりじゃのう」

    唯「ふふっ、かわいい。私も岩盤浴行く~。たーくんあのね、石の上で寝てるとすっごく汗が出るんだよ」

    若「石が?熱いのか?」

    唯「まっ、行けばわかるから。なんといっても!岩盤浴エリアはたーくんと一緒に居られるし~」

    尊「あ、忠清兄さん、ここからは平成ライフでお願いします」

    若「お父さんお母さんじゃな」

    スーパー銭湯に到着。

    唯「じゃあ、30分後に岩盤浴用の服に着替えて、ここに集合ね。尊、ウチのお風呂とは違う所、ちゃんと教えてあげてよ」

    尊「わかった。行きましょう、兄さん」

    若「よろしく頼む」

    お風呂、出ました。待ち合わせ場所に居る尊と若君。

    尊「あ、忠清兄さん。髪なんですけど、この後行く所、ほとんど横になるんです。だからいつも寝る時みたいに結んだ方がいいですよ」

    若「あいわかった」

    左サイドに寄せ、下の方で結び直した。

    尊 心の声(はぁ~。忠清兄さんのこの髪型、超絶色っぽいんだよなー。もう周りの婦女子が射ぬかれまくってるよ)

    唯「お待たせー、行こっか」

    尊「お姉ちゃん、言わなくてもそうすると思うけど、兄さんの傍を離れちゃダメだよ」

    唯「えっ、こんな所にも敵が?守らなくちゃ!」

    若「唯、尊、案ずるな。わしは唯以外のおなごには、全く興味がない」

    尊「全くかー。良い心掛けじゃな」

    若「ははっ」

    唯「はははー」

    岩盤浴エリア。

    尊「じゃ、僕はここで」

    唯「えっ?ここ?ここって本や雑誌しかないじゃん」

    尊「せっかくの機会だから、胡乱な書物を読破しようかと」

    唯「あー、コミックも全巻とかあるもんね。珍しい、尊がマンガなんて」

    尊「たまにはね。名作と呼ばれる本は読んどこうかなって」

    唯「へー」

    尊「じゃあ兄さんここで。お姉ちゃん」

    唯「なに」

    尊「邪魔しないでよ」

    唯「うわっ、セリフとられた!」

    若「心得た。では尊、ゆるりと過ごされよ」

    尊「かたじけのうぞんじます」

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    両親は、次回には到着かな。

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    (ToT)

    千絵ちゃんさん、私めの創作話に泣いてくださったなんて、こちらこそ感激です~。

    このまま、少しでも皆さんに、物語に共感していただけるといいなぁ。私の腕次第だな。

    若君「励めと申した筈じゃが」

    と、言われているつもりで、励みます。

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    泣いちゃった?

    短い感想云わせてね
    夕月かかりてさん❗
    若君の指輪への想い
    2人の代わりに…

    泣けました?
    若君の深い想いと
    寂しさが増して?

    ぷくぷくさん❗
    読書感想文苦手でした
    まさに「あとがき」リメイクで
    提出していました
    だんだんズルくなり
    本文読まずにリメイク提出
    するようになっていました(笑)

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    二人の平成Days16~9日20時、溢れたあとは

    前回の隙間と、その後です。
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    19時35分、若君が二階に上がっていった。

    覚「騒ぎ過ぎて、知恵熱でも出たか?」

    美香子「そこまで子供じゃないわよ」

    尊「もしかして、指輪を置いてくのに反対とか」

    覚「んん~。有り得なくはないな」

    美「もう一組作る?」

    尊「作れなくはないけど、なんか意義違わない?若君に頼まれれば作るけど」

    二階で物音。

    覚「なんか落ちたか?」

    美「昔よく、ベッドで跳ねて遊んでるとあんな音がしたけど」

    尊「飛んだか落ちたか押し倒…えっ?健全な青少年にはちょっと…」

    覚「何を想像したんだ」

    8時近く、階段を下りる足音。

    尊「あっ、大丈夫だったのかな。ええーっ」

    〈若君と唯登場。一緒に居ていいお許しも出た後へ飛びます〉

    ソファーに座る若君。しがみついたままの唯を膝の上に乗せた。

    若君「唯、しばしこのままじゃ。案ずるな」

    唯「たーくん」

    若「ん?」

    唯「わがまま言って、困ったおなごだと思ったでしょ」

    若「思うてはおらぬ。唯の望みは出来るだけ叶えてやりたいからの」

    唯「嫌いにならない?」

    若「まさか。愛してるよ、唯」

    唯が顔を上げる。

    唯「それ、意味わかって言ってる?尊にこう言うと喜ぶからって聞いただけじゃないの?」

    若「わかっておる。心よりお慕い申す。唯以上に好もしい姫はおらぬ。唯一じゃ」

    唯「大好きな唯は私一人だけってこと?」

    若「そうじゃ。まだ不満か?」

    唯「ううん、嬉しい。でももっと近づきたいのに」

    若「もっと?」

    唯「体が邪魔」

    若「?」

    肩にもたれ、若君の胸元に手を置く。

    唯「体が境界線で、これ以上入れない。もっとたーくんの心に近づきたいのに」

    若「そうか。されど、ここにはない」

    唯「?」

    唯の顔を覗きこみ、微笑みながら、

    若「わしの心は、唯がさらっていった」

    唯「えっ、ふふっ。そうなんだ」

    若「ようやく笑うてくれたの。一安心じゃ」

    覚「はい、お邪魔するよー。ホットミルクどうぞ。多めに入れたから二人でゆっくり飲んで」

    唯「ありがと、お父さん」

    若「忝ない」

    尊が所在なさそうにしている。

    尊「ここ、ほぼ観覧席状態だよ~。ラブラブを見せつけられるにも程がある」

    覚「そう言いながらそこから動かないな。でもさすが若君だ。黙ってそのまま部屋にしけこむ事もできたのに、ちゃんと時間までに下りてきて」

    尊「しけこむ、っていつの時代の言葉だよ」

    美「心は唯にさらわれたなんて、もーキュンキュンするわ~」

    尊「こっちはがっつり聞いてるし」

    覚「若君みたいに、サラッとカッコいい言葉が言えてたらなぁ」

    美「言えてたら何、お父さん」

    覚「美香子をもっと喜ばせる事ができたな、と」

    美「や~ん!何それ~嬉しーい!」

    尊「この家、どうかしてる。誰か助けて~!」

    〈唯は落ち着きを取り戻し、若君の腕の中でうとうとし始めた。二階に連れて行き下に戻った後から〉

    美「若君、お疲れ様でした。女の子は、ああいう時あるから。ずっと膝に乗せてて大変だったわね。ありがとう」

    若「父上、母上、尊」

    若君は床に座り、手をつき、頭が床につきそうな程下げた。

    若「必ずお守り申すと約束したのは、わしの方であるのに、此度破ってしまい、誠に申し訳なく!」

    覚「わー、止めて止めて!不可抗力ってあるしさー」

    美「そうよ。唯がわがまま言うからでしょ。でね若君、私達ちょっと考え方を変えたの」

    覚「永禄に戻れば、ゆっくり夜過ごす事がままならないかも知れないだろ?せっかく平和で安全な今、もう少し二人で居る時間を作ってあげようと思ってさ」

    美「面会時間を一時間延長し、午後9時までとします」

    尊「亥の初刻です、若君」

    若「気遣い痛み入る。唯も喜ぶであろう」

    尊「若君も喜んでくれますよね?」

    若「超嬉しい、じゃな」

    翌朝。若君は庭で日課の朝稽古中。

    唯「ただいまー。おはよう、たーくん」

    若「唯?おはよう、出かけておったのか」

    唯「うん、ちょっと走ってきた。すっきりしたよ」

    若「具合はいかがじゃ?」

    唯「ありがとう。ゆうべは色々ごめんね。でも愛してるって二回も言ってくれたから元気出たよ」

    若「気づいておったか」

    唯「女子はね、雰囲気だけじゃなく、たまにははっきり言って欲しいのじゃー」

    若「そうか。それでは励むゆえ、これからはあまり父上達を困らせぬようにの」

    唯「心得ました。あっ、そうそう朝の挨拶をもう一つ」

    若君に、唯から軽くキス。

    唯「もうね、心の準備はずっとしたままだから、聞かなくていいよ。今までごめんね。で、欲しい時はこうして私から奪っちゃうから!」

    若「あいわかった。普段の唯に戻ったの」

    唯「うん。さて学校学校。着替えてくるねー」

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    充電完了ですね。

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    私もです

    リリ造さん
    梅とパインさん
    投稿を読ませていただいておりますが、私も感想文は頭に浮かんでもうまく書けません(;_;)
    想像は梅とパインさんの仰る通り自分発進だからかなと(^_^;)
    実は学生の頃、読書感想文の提出の際は、本編はダ―って読んでも、どう書けばいいか分からないので
    【あとがき】に言葉を足して提出した事が何度かありました(>_<)
    そう言う〔ずっこい者〕です(^O^)/

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    二人の平成Days15~9日19時30分、溢れるほどの

    少女と大人の狭間です。大人の階段上るシンデレラ。でも幸せは人任せじゃなく自分で掴み取る。
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    昨日もらった落雁をつまみながら、家族五人でお茶タイム。

    覚「あ~和む。今日は一日お疲れ。若君も慣れない事ばかりで疲れたんじゃないか?」

    若君「いや、わしは仕事や学校は行かぬゆえ」

    唯「はぁ~、ちょっと疲れたかな?もう部屋に行くね」

    唯は立ち上がり、二階へ上がっていった。

    美香子「変ね、なんか指輪の話が済んだあたりから、そわそわしたり様子がおかしかった」

    覚「熱でもあるか?」

    尊「いや、それより挙動不審に近かったけど」

    若「様子を見て参る」

    若君が二階へ向かう。

    若「8時、には戻るゆえ」

    美「はい。調子悪そうなら教えてね」

    唯の部屋、ドア越しに。

    若「唯?」

    唯「…たーくん」

    若「いかがした。ひどく疲れたのか?」

    唯「…わからない」

    若「わからぬ?開けても良いか?」

    唯「…」

    若「入るぞ」

    ドアを開けると、唯はベッドの隅で膝を抱え、不安そうにこちらを見ている。

    若「唯。入らぬ方が良いか?」

    唯「ううん、居て。なんでこんななのかわかんない、わかんないの」

    若君はドアを閉め、その場に座った。

    若「いつからじゃ」

    唯「…指輪の事、考えてくれてたのがすっごく嬉しくて、感動して」

    若「…それで?」

    唯「好きになったのがたーくんで良かったって、大好きって思って、そしたら胸がきゅーっとなって、体が熱くなって、思うように動かなくなっちゃって、なんでかわからなくて」

    若君は黙って聞いていた。すると、唯が両手を前に出す。

    若「唯?」

    唯「ギュ、ってして」

    若君は即座に立ち上がり、ベッドに飛び乗って、強く抱き締めた。

    唯「好き、大好き!もうどうしようもなく好きで、どうかなっちゃったのかな」

    泣き出した。

    唯「ずっとギュっとしてて欲しい、体ごと全部愛して欲しい」

    若君は、髪を撫でながら黙って耳を傾けていた。唯が顔を上げる。

    唯「キスして。いっぱいして。準備はずっとできてるから」

    それは、溺れそうに激しく、溶けそうに甘く、包むように優しく、時が止まったように長く続いた。

    唯「…あのね」

    若「うん」

    唯「私、すっごく子供だし、まだまだ大人の女性にはなれないけど」

    若「うん?」

    唯「ホントの意味で、腹が決まるってこういう事なのかなって」

    若「そうなのか?」

    頬にかかった髪を払うと、唯はすがるような瞳で見上げている。

    唯「すっごく好きで、なんて言うか…全部受け取って欲しい」

    若君が唯の頬に触れた。

    若「そうか…。だが、唯、済まぬ。わしはこちらの世では、そのつもりはない。父上母上の気を揉ませたくないのじゃ」

    唯「ううん、いいの。ちょっと自分にびっくり。はぁ、ドキドキする」

    若君が時計を気にしている。7時55分だ。唯がそれに気付いた。みるみる涙が溢れる。

    唯「行っちゃうの?」

    考え込んでいる若君に、唯がしがみつく。

    唯「嫌、もうお別れなんて嫌!置いてかないで、離れたくない!」

    若君は、意を決したように、泣きじゃくる唯をそのまま抱き上げた。部屋を出て階段を下りる。リビングで驚く三人。

    若「父上、母上、尊。わしの頼みを聞いて欲しい。今日だけで良い、もう少し唯と共に居たい」

    唯のただならぬ様子と、若君の真剣な眼差しに、

    覚「わかった」

    美「さっ、ソファーに座って。こちらこそごめんなさいね。お世話かけます」

    若「明日、学校にはきちんと行かせるゆえ」

    美「さすがね。安心して任せられるわ。私達、近くに居るけどいい?」

    若「勿論じゃ。目が行き届くようにお頼み申す」

    尊「お姉ちゃん、大分暴走したんだな。若君で良かった」

    覚「牛乳でも温めるか、な」

    9時、唯が若君の腕の中で寝息を立て始めた。ゆっくり立ち上がり、三人に会釈をして唯の部屋まで運び、ベッドにそっと寝かせた。

    若「寝顔を見るのは、小垣以来じゃの」

    布団をかける。

    若「あの頃とは比べようもない程、幸せじゃ」

    しばらく寝顔を眺めていたが、

    若「そろそろ、許しがなくても良いか?」

    唇に軽くキス、その後瞼にもキスして、立ち上がり、電気を消した。

    若「おやすみ、唯。愛してるよ」

    静かにドアを閉めた。

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    何もわからぬ時は、全てわかる顔で何も言わぬ。それも包容力。

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    お騒がせしています

    私の見解で、皆様をざわざわさせてしまって恐縮です。てんころりんさん程、しっかりした検証はしていませんので、寝待月と関連のお話、大変興味深く拝読しました。

    烏以外に、夕方かもと思った根拠はありました。覚父さんが、スーパーの袋をテーブルに置いています。お昼ごはんを作るその時間に、スーパー帰りとは考えにくかったので、悩んだ所でした。

    ある程度組み立ててある物語の柱があると、肉付けに自分が楽なので、現在のシリーズはこのスタンスで描いていきますね。うっ、偉そうに何言ってんだか(;^_^A

    梅とパインさんに、またまた背中を押され、現在のシリーズが終わった後の虚無感がなくなりそうです(^o^)いや、まだ今のを描き終わってないんですが。

    次のシリーズは、矛盾だらけになる予感。

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    ラジャです!

    てんころりん さん こそ、この「創作倶楽部」の創設者とも言える 1番の賛同者さんですものね♪

    てんころりん さんの日時の検証、公式時代から 複数の方々で 盛り上がっていましたね (^^)。 ただただ 感心しておりました。
    夕月かかりて さんも、ちゃんと考えていらして すごいです (^-^)。

    ではでは、いつになるか全く分かりませんけど「源・トヨ」のストーリーを考えてみます (^.^)。 しかし、本格的にくっ付けちゃうと 後が続けにくいし…。もっと焦らしてやろう。← ドS梅パ (笑)。

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    創作だもの

    夕月かかりてさんのno.370に、私の解釈を書き過ぎてしまいました。私が熱くなる話題だったもので、すみません。m(__)m
    風呂上がりの2人が見る月は、日付の根拠になる‥ 満月の4日後位の月と私も思ってます。
    この月はリアリズムで描かれた期待がありました (ドラマで実際の満月が分かっていたので)。
    以前 月の出時刻を調べて実証したかったのです f(^^;
    でも違っていて、フィクションは「どう描くか作り手の自由」と思い直しました。
    辻褄を全て合わせるのは無理 とお伝えしたい私の体験談でしたが、言葉が足らなかったですね。

    両親に許しを願うシーンの時間も、学校の土曜半休か期末テストの時期と具体的で感心し、
    美香子さんの休憩時間にカラスの声は‥ と気にされてたので、夕方で差し支えない根拠を書きました。私が誤解したかもです。(>_<)
    美香子さんの休憩時間の方が、後の活動時間が増える‥ 写真館の予約を取った事にしてましたね。

    書く方達は、ドラマや原作のシーンとの兼ね合いで、読者がどう思うか心配かもしれませんね。
    でも読む方はその事はそれ程 気になりません。
    自由に発想を飛ばして矛盾もありと思ってます。
    可能性は無限大、パロディーもOKですし。

    夕月かかりてさんの唯ちゃん“幼め”とは思いませんでした。おっしゃるように現代にいる間、両親に甘えさせてあげて下さいね❣️
    梅パさん、いつかまた源三郎&トヨ?の方もよろしくお願いします。
    私も“作っちゃいたい”ですが、今は未だ無理・・

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    作っちゃいましょう!

    創作(妄想)作家 様各位、
    現在進行形の物語が 一段落しても、終了しないで下さいませね。
    例えば……は思い付かないけど(笑)、スピンオフでも何でも 大歓迎です♪
    …と 丸投げして、楽しみに待ってます (^.^)。

    リリ造さん、感想文は 難しいですよね~ (^_^;)。 私は 自分発信の好き勝手な文は別ですが、感想文に加え お返事も苦手なので ございます (>_<)。 要は ワガママなオナゴです。すみません??。
    …ってことで、今後ともよろしくです m(__)m。

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    そうなんです

    公式での創作脚本やこちらの創作倶楽部の作品読ませて頂いていて、どれもみんな面白い❤
    自分には描けない世界を楽しませてもらっています。よくお話が生まれてくるなぁ…と感心してます。
    私は感想文が昔から苦手なもので個々の作品については最近は控えておりました〜?
    梅パさんも⁉うっそぉ(笑)あんなに文章うまいのに〜(笑)

    とにかく楽しく拝見しておりますので、作者の皆様これからもお励み下され〜?

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    感謝ですo(^o^)o

    梅とパインさん、後押しいただきましてありがとうございます。

    夕月かかりてはこう描いてるけど、私ならこう描く!と妄想作家だらけになると、楽しいですね。今に、ドラマと妄想の境目がわからなくなるかも。相賀の弟が~とかたーくんが~とか、そんなんあったっけって(^_-)

    目下の悩みは、平成Daysは2018年12月23日に繋げる話で、そこにたどり着いたら終わるので、その後何を楽しみにしていこうかと。空いてる日付全部埋めるか?いやそれでもいつかは終わりが~ずっと描いていたいんですよねぇ。

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    夕月かかりて さん、

    どうぞ ご自分の思われるまま、物語を描いて下さい。
    ここは その為の『創作倶楽部』ですよ。わざわざ『アシガール掲示板』から分けて頂いた 板です。
    表書きにも マスターが「原作にあること以外は許せないという方は閲覧注意です!」と、書いて下さっています。 お気に召さない人は スルーすれば良いだけのこと。賛同など要りませぬ。どうぞご自由に…。(でも 賛同があれば 浮かれちゃいましょうね 笑)
    夕月かかりて さんや、他の創作作家さんの スゴ~い作品がアウトなら、私の妄想話なんぞ チラッとも参加出来ません。何も考えておらぬのじゃ (^o^;)。

    今までに何度も言っているんですが、私は感想文が苦手なので 1つ1つに コメントはしませんけど、どの投稿も ちゃんと読ませて頂いています。 特にこの「創作倶楽部」は 人によって全然違う観点で「お、そうきたか!」とか「なるほどね♪」とか感心することが多く、楽しみな 板 です。どうぞ皆さま、これからも 楽しませて下さいね。ヨロシクです (^^)♪

    投稿フォームへ

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    二人の平成Days14~9日17時、家族の一員

    いつも想ってるけど、ずっとここに居るから。
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    着替えも終わり、全員でモニターを見ながら写真の確認中。

    覚「データでもらえるんだってな」

    尊「うん、戦国に持ってくなら小さい方がいいから、プリントアウトして何とかするよ」

    ここで、指輪にまつわる覚と若君の会話を回想します。

    ┅┅12月3日月曜13時30分、リビングで┅┅

    唯と尊は学校。

    美香子「じゃ、行くね」

    覚「おー」

    若君「行って、らっしゃい、母上」

    週明けの来院者は多いので、美香子は早々とクリニックへ。若君と覚は昼食の後片付け。平成での日常となっている。

    覚「さてと」

    若君はなぜか、覚の左手をじっと見ている。

    覚「なになに?何かついてる?」

    若「父上、ちとお訊ねしたき儀がござる」

    覚「えー、改まって何?」

    若「その指に嵌まっている輪の事じゃが、一昨日、写真の館に参った折、同じ様に同じ指に嵌めている者を幾人も見掛けた。何か、いわれがあるのであろうか」

    覚「あー、結婚指輪だからだよ」

    若「婚礼で指輪を?」

    覚「結婚した二人の、永遠の愛の証として嵌めてるんだ。若君が見た人達はみんな結婚してるんだよ」

    若「二人?されど今、母上は嵌めておらなんだが」

    覚「そうだね、それは特別な事情でさ。お母さんは医師だから、家族じゃない人の体をたくさん触るじゃない。いくら清潔にしてても、もしかしたらバイ菌が付いてて、患者さんが、若君がかかったみたいに感染症にでもなったら大変だから、仕事中は嵌めないんだ。でもな」

    覚が、リビングの端の写真コーナーへ。

    覚「お母さんのはここにあるんだ」

    棚の奥からケースを取り出した。開けると指輪が一つ。

    若「ほぅ、母上の指輪は此処に」

    覚「仕事じゃない時は嵌めてくれればいいんだけどさー、ここだけの話、結婚した頃より太っちゃって入らないらしい。お母さんには内緒な」

    若君は、どう返すべきか困っていたが、

    覚「でも、いつもここに妻が居るって思えるからさ。へへ、ちょっとカッコいい事言っちゃった?」

    若「愛情深いのう。父上、実に胸に響く話じゃった」

    ┅┅回想終わり┅┅

    帰りの車中。

    美「晩御飯さぁ」

    覚「ん?」

    美「久々にピザでもとる?」

    唯&尊「賛成~!」

    美「お父さんも運転お疲れ様だしね」

    覚「おー、悪いね。若君は初めてだよな?」

    唯「うん。何事も経験経験」

    若「ピザとな」

    唯「熱いトロっとした物が伸びます」

    若「なんと」

    唯「大丈夫、ちゃんと美味しい食べ物だから」

    帰宅。ピザも届いた。

    唯「そうそう、そのまま持ち上げて!ほーら伸びてる伸びてる、あっ切れた。じゃああーんして、たーくん」

    尊「まだ言ってる」

    唯「気に入ったし、使える時は使う。はい、たーくんお口開けてくーださい」

    半ば強引に若君の口に入れた。

    美「そんな無茶な、もう」

    若「うん、美味い」

    尊「若君たまには断った方がいいですよ」

    食後。

    尊「では、指輪について説明します」

    美&覚&唯「お願いします」

    若「お頼み申す」

    尊「お父さんに指輪の話を聞いた若君は、僕に相談します」

    美「話しやすいからね」

    尊「いや、大きい理由があって。若君は、買うとなるとお金の負担がかかるのを理解しています」

    若「結果、父上母上が支払うのは忍びないゆえ」

    美「そんな、気にしなくていいのに」

    尊「実験室に既にある材料で何とかならないかと。で急いで作り始めたんだけど」

    唯「サイズ測られてない」

    尊「そう。あくまでサプライズにしたいからね。で、お姉ちゃん位の体格だとどのくらいの指輪サイズになるか調べたりしたんだけど、中学生の時家族でボーリングに行ったのを思い出して」

    覚「ん?話が飛んだぞ」

    尊「続くんだ。その時、球のポンド数が一緒で、お姉ちゃんにバカにされたのを思い出して。重さもだけど、そもそも指が入らないと持てないじゃん。球は右手だし、それから少しは成長してるけど、賭けてみようかと」

    唯「バカにされたは余分だけど」

    美「そういえばそんな事あったわね。で?」

    尊「僕の指のサイズで作った」

    唯「えー!すごい!ぴったりだったよ」

    尊「それは、若君が頑張ってくれたから。最近、やたらと手を握られてなかった?」

    唯「あ。ちょっと多かった?いや、わかんない、若君そのあたり上手だから」

    尊「さりげなく感触で測られてたり、さりげなく糸を巻いてみたり」

    唯「気づかなかったー」

    尊「結果やっぱり一緒だったから。お姉ちゃん大分戦国で鍛えられたね」

    唯「喜んでいいの?喜んでおくか」

    美「でもそれ、戦国に持ってくの?」

    尊「そこ!そこなんだよ、僕が感動したのは。では若君お願いします」

    若君が席を立ち、リビング端の写真コーナーに。

    若「我らが去った後、ここに置いて欲しい。父上が、ここに母上の指輪がありいつも傍に居るようだと申された。我らの指輪もそのように、いつもここに居るように思うて欲しいのじゃ」

    美「まぁ、なんて…若君…」

    覚「泣けてくるじゃないか」

    両親が涙ぐむ。

    美「唯はそれでいいの?」

    唯「うん。すごくいい話だし、さっきたーくんに、指輪の事は済まぬがまかせて欲しい、って言われたから」

    尊「うん、正しい妻の姿」

    若「良き伴侶よのう」

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    8時までまだ時間があります。さて?

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    LoveDream

    てんころりんさん、早速の解説、ありがとうございます。

    再放送は6話から録画しましたので、手元にあります。オンデマンドが観られた当時に、曲が違う事も認識しました。

    SPの許しを得るシーン、あの光の入り方は夕方だよな~と思ったんですが、あそこはスタジオじゃなく実際に建っている家なので、撮ってる内に時間経っちゃった?とか失礼な事思ってました(^_^;)

    自分の思うままに物語を描く事が、全ての方に賛同を得られるとは思いません。今までも今後も、問題作乱発かもしれません。ある程度組み立てた上で発表するのは、多数の皆さんがご覧になる場所に出す者に必要な過程と、自分に枷をかけてます。そう言っても抜け抜けかもしれませんが。何も考えてなかったら、2018年11月23日から話始めてます(^-^)

    そういえば、私の描く唯を、少し幼めに感じられるかもしれません。現代に居る時くらい、両親に甘える娘でいて欲しいのであえてそうしています。色々、考えておるのじゃ。

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    なるほど~そういう事でありましたか

    夕月かかりてさん、聞かせてもらって良かったです。12/9の話が幾つか続き、後の日付は揃わない、了解しました。私が先走ってすみませんでした。

    2年前のちょうど今、2人は現代にいた!その感覚はしっかり持てました。
    SPは実際の?11/23と12/23を出し、初回放送は12/24、当時の臨場感は半端なかった事も思い出します。
    11/23から遡り、唯が小垣城から速川家に戻ったのは、5/29?と分かり、平成はそれで満足してしまいました。
    永禄の方は矛盾があり、その話はアシガール掲示板no.2383の後半に書いています。

    11/23~12/23で唯一の手掛かりは、2人がウッドデッキで眺める月?ですね。
    あの欠け具合は11/27寝待月あたりと私も思います。月の出が日々遅くなり、出の時刻を調べると、8時前に空に月はなく、リアリズムの整合性は無理でした。

    根拠として・実際の曜日・大相撲千秋楽・看護婦さんのためパーティーは土曜半休の日・美香子さんが白衣を脱いでいる… すごく考えて綿密に組み立てられたんですね。
    高校の週休2日制は私も気になって調べたことあります。現在は土曜半休に戻す学校が増える傾向らしいです。

    両親にお許しを頂くシーンで、遠くに聞こえる《カラスの鳴き声》これ重要かもしれません。
    本編最終回プロポーズシーンの《カラスの鳴き声》とリンクさせてる気がします。
    若君のプロポーズは本編とSP両方併せてパーフェクトに整ったと思うんです❣️
    今年の再放送では、本編プロポーズシーンの音楽は、SPと同じ《Love Dream》に変更されて、一層繋がりを感じました。録画しました?

    美香子さんは、患者の予約がなく 空いた時間にリビングに来て、白衣を一度脱いだかも…
    緊急対応があって休憩時間をずらしていたかも…
    12時~14時の間と考えなくても大丈夫ではないでしょうか??
    日没近く16時頃、カラス あんな風に鳴きそう…
    期末テストの時期、それもありそう…
    制作の方達、クリニックの診療時間19時迄、忘れてたとか??
    自由自在な創作、楽しみにしてますね~。
    ぷくぷくさんも、妖怪千年おばばさんも、よろしく~ (*^^*ゞ

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    考えるのが楽しい

    てんころりんさん
    皆様
    宗熊の決意はどんな事か
    アシラバの皆さんは想像できるかも
    そうです・・・・・を考えています(^_^)
    勿論宗熊にも幸せになって貰いたい
    みんなが幸せになる物語にします(^^♪
    それがアシガールだと思うので(*^_^*)
    楽しいです(^O^)/

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    二人の平成Days13~9日15時、笑顔で完成

    こんなん、生で見たいよー!
    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    洋装は、先に家族全員。

    カメラマン「はいありがとうございましたー。ご家族三名様は撮影ここまでです。お疲れ様でしたー」

    店員「では花婿様花嫁様は、チャペルへご移動ください。ご家族様も、ご覧いただくのはご自由ですのでどうぞ」

    唯と若君は先に移動。

    覚「ここは教会もあるんだな」

    美香子「撮影用に小さいのがあるの。さっきまでよりはラフな感じの写真も撮るみたい」

    覚「唯に動けって言おうもんなら、とんでもない事になるぞ?」

    尊「まさか走りはしないでしょ、また靴脱げるよ」

    三人がチャペルに入る。

    覚「へー天井高いし、外とも繋がってて明るいなぁ」

    美「ステンドグラスをバックになんて、二人とも白だから映えるわ」

    何枚か撮影後、

    カ「まだ時間あるんで、なんでも撮りますよ。指輪の交換シーンとかも撮りますか?」

    唯「あっ、いえ」

    美「あ~指輪。そこまで気づかなかったわ、用意してない」

    すると、尊がポケットから、

    尊「あります!忠清兄さんお願いします」

    尊の手に指輪ケースらしき物。若君に渡しに行く。

    若君「心得た」

    開けると、プラチナのごとく輝く指輪が2つ。

    カ「あー、サプライズだったんですか、いい表情です!」

    唯の戸惑った顔も撮影。そこはプロ。

    唯「えっ?なんで?だって、サイズが」

    はめるとぴったり。

    唯「あっ、これって」

    若「ないよりは良いと思うての。嫌か?」

    唯「ううん、すっごく嬉しい」

    撮影再スタート。

    美「尊、まさか…作った?」

    尊「うん。なんとかならないか頼まれて」

    覚「唯に、じゃないな」

    尊「うん。兄さんに」

    美「えっ、でもサイズは?唯は測られた覚えがないみたいよ」

    尊「測ってないんだ」

    美「え?」

    尊「このミッションで僕は、忠清兄さんの気持ちに感動したんだ。後で話すよ」

    そうこうする内、向かい合い見つめるシーンを撮影中。

    カ「これが最後のショットなんで、お二人、キスしちゃってもいいですよー」

    唯 心の声(えー!ただでさえヒール履いてるから、顔が超接近してて恥ずかしいのに)

    若君を見上げるが、微笑んだまま動かない。

    唯「たー…若君?」

    若君は動かない。が、潤んだ目で何か訴えながら、唯の頬に手をやった。

    唯「あっ!準備、できてる」

    若「あいわかった」

    無事キスシーン撮れました。

    唯「はぁ、たーくんごめんね!」

    若君に飛びついた。

    カ「あー、最後いい表情いただきました!皆さん、お疲れ様でしたー」

    尊「キスが許可制だったなんて」

    美「忠清くんはどこまでも誠実ね」

    撮影機器が片付けられている中、唯が三人に向かって手招きしている。

    美「なになに」

    唯「ねぇねぇ、もうちょっとだけ撮らない?尊のスマホで」

    尊「早く場所空けなきゃいけないんじゃないの?何撮るの」

    唯「お父さんと、バージンロードを歩くの図」

    覚「えぇ?」

    唯「なーんか忘れてるなぁって思って。さっ急いで!」

    腕を絡ませ、ハイ、ポーズ。

    覚「唯、ありがとな」

    唯「どういたしまして」

    若「婚礼をするならば、このような儀式があるとな。微笑ましいのう」

    尊「そうですね。僕らも忘れてたけど」

    若「逆はないのか?」

    尊「へ?」

    若「母と婿、というのは」

    美「え~!嬉しいわ~、撮っていいの?」

    尊「ちょっとお母さん、兄さんの純粋な心につけこんで何言ってるの」

    美「撮って撮って」

    尊「聞いてないし」

    ちゃっかり、腕を絡ませハイポーズ。

    唯「ちょっと~どさくさに紛れてなに腕組んでんの!たーくん、場所変わって」

    美「えー、もう?」

    母と娘でピース。ハイ、ポーズ。

    尊「動きが一緒だし」

    唯「尊とたーくんも撮ってあげる」

    尊「えーっ、容貌の完成度の違いが如実だから、勘弁してください」

    唯「つべこべ言わない、時間ないから早く!」

    腕は絡みません。ハイ、ポーズ。

    店「速川様、そろそろ…」

    唯「はーい、ごめんなさーい」

    チャペルを出て、着替えに向かう。

    美「忠清くん、今日はありがとう。唯の花嫁姿を見せてくれて」

    若「いや、わしは段取りなどしてはおらぬ」

    美「ううん。ウェディングドレスはね、着るだけじゃダメなの。隣に最愛の旦那様が居て、幸せな笑顔があって完成なのよ」

    覚「なるほど。最高の笑顔は忠清くんのお陰だな」

    若「そうであるか」

    唯「たーくん最高!」

    尊「何か一人ノリが違うけど、今日は大目に見とく」

    ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅

    指輪の謎、次回。

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